終身型のがん保険は必要か?定期型とどちらがおすすめかも解説!【FP監修】のサムネイル画像
▼この記事を読んでほしい人
  • がん保険の加入を検討している人
  • がん保険の終身型と定期型の違いを知りたい人
  • 終身型と定期型でどちらがいいのかわからない人

内容をまとめると

  • 終身がん保険の特徴とメリット・デメリット
  • 定期がん保険の特徴とメリット・デメリット
  • 終身型・定期型のどちらがおすすめなのかということ

がん保険が必要かどうかということから、終身型と定期型の特徴や違い、メリット、デメリットについて解説しています。また、メリット、デメリットを踏まえておすすめな人はこんな人ということについても解説している記事です。

この記事の目次

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終身型のがん保険は必要?そもそも終身とは?


終身型のがん保険の特徴はどのようなものがあるのでしょうか。


終身型のがん保険は、保証が一生涯続き安心できるイメージがありますよね。


ここでは、以下の終身型がん保険の特徴3つを紹介します。

  • がんの保障が生涯続く
  • 保険料が歳をとっても変わらない
  • 保険料が歳をとっても変わらない
それぞれ順に、詳しく解説していきます。

そもそもがん保険が不要か必要か知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。

がん保険は不要?必要?のサムネイル画像

がん保険は不要?必要?不要論やいらない人の特徴を解説!|知恵袋やブログの声も!

特徴①:がんの保障が生涯続く

終身型のがん保険の特徴1つ目は、「がんの保証が生涯続く」ことです。


終身型のがん保険では、満期がなく、険を解約しない限り一生涯保証を受けることが可能


年を重ねてからも保証がほしい、という人にとってはおすすめの保険になっています。


また、終身保険で老後の支払いが心配、という人は払い込み年齢を65歳・70歳までと定めることもできます。


その場合、支払いが終わったあとも保証は一生涯続きます。

特徴②:保険料が歳をとっても変わらない

終身型のがん保険の特徴2つ目は「保険料が歳をとっても変わらない」ことです。


終身型のがん保険は一生涯同じ保証を同じ保険料で受けることが可能


定期型の保険では、更新のタイミングで保険料が上がることもあるため、保険代を固定にしておきたいという人にもおすすめ。


ただし、以下でも追記していますが保険料が比較的高くなることに注意しておきましょう。

特徴③:保険料が比較的高くなる

終身型のがん保険の特徴3つ目は「保険料が比較的高くなる」ことです。


参考までに、30歳男性の場合の定期型・終身型のがん保険を比較すると以下のようになっていました。


定期型終身型
保険料920円 2,210円
保証内容入院日額:1万円
手術:10万円
先進医療特約つき
保証期間:10年間
入院日額:1万円
手術:10万円
先進医療特約つき


同じ保証内容でも、定期か終身かで、保険料には大きな差がありました。


上記のデータからも、終身保険を選ぶ場合、定期保険に比べ保険料は高くなることがわかります。


終身保険を選ぶ際には、保険料を老後も払い続けられるのかなどを検討するようにしましょう。


また、がん保険で最低限必要な保証はどのようなものがあるのかも確認しておくのがおすすめ。


がん保険について詳しくシミュレーションしたい人は、まずは一度マネーキャリアにご相談ください。


マネーキャリアなら、相談は何度でも無料で行えます。


スマホひとつで予約が可能ですので、終身がん保険の疑問などお気軽にお問い合わせくださいね。

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終身型のがん保険は必要か?



終身のがん保険は必要なのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。


国立がん研究センターがん情報サービスによりますと、がんは昭和56年より日本人の死因の第1位となっており、現在では年間38万人以上の方ががんで亡くなっています。


また、一生涯でがんにかかる可能性は、

  • 男性65.5%(2人に1人)
  • 女性51.2%(2人に1人)
と言われており、私たちにとっても身近な疾患のひとつ。


そんながんにかかった場合に一時金を受け取れたり、入院、手術の保障をしてくれるがん保険は通常の医療保険とは異なり、がんに特化した保険です。


今のがんは、不治の病ではなくなってきているところもありますので、早く適切な治療を受けるにはがん保険は大きな助けとなるといえるでしょう。


がん保険に加入する際には、定期のがん保険か終身のがん保険、どちらを選ぶのか決めなくてはなりません。


定期型のがん保険か終身かは、違いをよく検討して選ぶようにしましょう。


以下ではそれぞれメリット、デメリット、おすすめな点などを解説していきます。


また、詳しくがん保険について知りたい人は、マネーキャリアにご相談ください。

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終身型と定期型のメリット・デメリット


がん保険には先ほど触れたように一生涯の終身保険タイプと、更新をしていく定期保険タイプがあります。


ここでは、以下に分けて終身型と定期型のメリット・デメリットを解説していきます。

  • そもそもがん保険の終身型と定期型の違いは?
  • 終身がん保険のメリット
  • 終身がん保険のデメリット
  • 定期がん保険のメリット
  • 定期がん保険のデメリット

どちらがいいのかいきなり決めるのは難しいですよね。


加入する年齢や考え方など人それぞれの保険には向いているタイプがありますので、詳しく解説していきたいと思います。

そもそもがん保険の終身型と定期型の違いは?

まずはじめにそもそも終身型と定期型の違いについて整理しておきましょう。


終身型と定期型の違いはこちら。

終身型定期型
・保険期間は文字どおり一生涯の保障
・保険料が加入時から変わらない
・保険期間は5年、10年、15年など
期間が決まっている
・更新時には保険料が上がる


終身型と定期型の主な違いは保険期間と保険料です。


終身型には更新というものがなく、加入時からずっと同じ内容で保障が継続します。


それと比べて定期型はあらかじめ決めた保険期間が満了となると更新されて保障が継続。


定期型では、更新限度があり一定の年齢になると更新ができず、保障は終了する仕組みになっています。


また、定期型のがん保険では、更新時の年齢で保険料は再計算されるので注意が必要です。


終身型については先ほどもお伝えしたとおり、内容に変更はないため保険料も一生涯変わりません。

終身型がん保険のメリット

終身タイプのがん保険のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。


終身タイプのがん保険のメリットはこちら。

  • 払込期間中の保険料がずっと変わらない
  • 保険料の見通しがつく
  • 保険料の払込期間を短期払いにしておくこともできる
  • 一生涯のがんの保障をつけられる

終身タイプのがん保険は、保険料がずっと変わらないため、保険料を計画的に支払いやすいのが大きなメリットです。


また、保険料の払込期間を短期払いにしておくことで、現役時代に保険料の払い込みを完了させることも可能。


仕事を辞めた後や老後などの保険料の心配が不要になるという点も、メリットの一つと言えるでしょう。


2人に1人ががんになる時代と言われていますが、高齢になればなるほどがんに疾患するリスクは高まりますので、一生涯のがんの保障は安心できる点と言えますね。

終身型がん保険のデメリット

続いて終身がん保険のデメリットについて見ていきましょう。


終身がん保険のデメリットはこちら。

  • 定期型に比べて保険料が割高
  • がん治療の進歩に保障が追いつかない可能性がある
終身型は更新がないため、加入時から保険料は上がりません。

その分契約当初は定期型に比べて保険料は高くなる傾向がデメリットのひとつといえます。

また、ずっと同じ保証内容が続くため、例えば新しい治療が今後出てきた場合に対象にならないといったことも考えられます。


終身保険を選ぶ際には、デメリットも把握しておくようにしましょう。

定期型がん保険のメリット

ここからは定期型について考えていきたいと思います。


定期タイプのがん保険には、どのようなメリットがあるのでしょうか。


定期がん保険のメリットはこちら。

  • 毎月の保険料を安く抑えることができると
  • 更新のたびにがん治療の進歩に保障が対応する
定期がん保険は、終身型と比較しても保険料が一般的に安いのが大きなメリットです。


今多くのお金はかけられないけど保険には加入したいという方には、定期のがん保険がおすすめ。


また、定期的に保険が更新されるため、保障内容が変更されていれば新しい内容が適用されるのもポイント。


新たな治療が発見された場合、定期型の保険のほうが対応となる可能性は高くなります。

定期型がん保険のデメリット

最後に定期型のデメリットについて考えてみたいと思います。


定期型のがん保険のデメリットはこちら。

  • 更新時に保険料が上がってしまう
  • 一定の年齢を超えると更新できなくなる


定期型のがん保険では、更新時の年齢で保険料を再計算することになります。


そのため、更新の際は今まで支払っていた保険料より高くなるのが一般的。


また、がん保険では60代以降になるとさらにがんにかかるリスクが増加するため保険料もますます高くなってきます。


参考までに40歳の時の定期型の保険料を、50歳60歳と比較すると、以下のようになっていました。(男性の場合で、条件は同じで試算)

年代保険料
40歳1,350円
50歳2,390円
60歳4,580円


若いときに保険料を安く抑えられる反面、更新ごとに保険料の上がるデメリットも理解しておく必要がありますね。


また、更新限度は80歳までなどと、更新可能な年齢が保険によって決まっています。


定期型の保険では、一定の年齢を超えた後、保障がなくなってしまうことも考慮しておくようにしましょう。


がん保険の相場価格も検討しながら、終身保険と定期保険を検討するのがおすすめ。


さらに、自分の年齢や病歴などに、たくさんのがん保険を検討しておきたい人は、マネーキャリアにご相談ください。


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終身型がん保険の方がおすすめな人


終身型と定期型のがん保険のメリットとデメリットをそれぞれ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


それぞれのメリット、デメリットを把握できたところで自分にはどちらが向いているのだろうか、と考える方もいるかと思います。


ここでは、終身がん保険がおすすめな人について以下に分けて解説します。

  • 一生涯のがんの保障が欲しい人
  • 公的保険が改悪される可能性が高いと考える人

一生涯のがんの保障が欲しい人

終身がん保険の方がおすすめな人は一生涯のがんの保障が欲しい人です。


さきほどの定期型のデメリットでもお伝えしたとおり、更新はいくらでもできるのではなく、一定の年齢までしか更新できないようになっています。


せっかく長く保険をかけても満了で終わってしまい、その後の保障がないのは心配だと考える人もいるのではないでしょうか。


また、高齢になってから定期型を解約して終身型に加入し直すとなると保険料が高かったり、持病などが原因で加入できなかったりする場合もありますので注意が必要です。


一生涯の保証を求める人は、最初から終身対応のがん保険を検討するようにしましょう。


がん保険に入っておけばよかった、と後悔しないためにも早めに考えおくのがおすすめです。

公的保険が改悪される可能性が高いと考える人

終身がん保険の方がおすすめな人は、公的保険が改悪される可能性が高いと考える人です。


現在の日本では、高額療養制度などの公的な保障が割と充実していますので、場合によってはがん保険そのものも不要と考えている方もいるかもしれません。


一方で、公的保障というものは日々改変を繰り返していきますので、今の保障が20年後、30年後もそのままであるということは考えにくいですよね。


この先の将来、社会保障の負担が重くなり公的保障が改悪されてしまい、今のような制度で無くなってしまったとしたらがん保険の必要性はますます上がります。


先のことはわかりませんが、起こり得るかもしれない先のことに備えておきたい人にはおすすめと言えるでしょう。


また、終身と定期のがん保険を検討している人は、マネーキャリアに相談するのもおすすめです。


納得するまで何度でも無料でご利用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

終身と定期のがん保険をマネーキャリアに相談する

定期型がん保険の方がおすすめな人


ここまでは、終身がん保険がおすすめな人について解説してきました。


続いて定期がん保険の方がおすすめな人について解説したいと思います。


各個人の目的やライフステージ、家族構成などによってもおすすめはどちらになるのか変わってきます。


定期がん保険がおすすめなのは、以下のような人です。

  • 一定期間だけがんの保障が欲しい人
  • がん治療の進歩に対応した保険に更新していきたい人
それぞれ詳しく解説していきます。

一定期間だけがんの保障が欲しい人

定期がん保険の方がおすすめな人は、一定期間だけがんの保障が欲しい人です。


例えば

  • 子供が成人するまでがんの保証がほしい人
  • 必要な貯蓄が貯まるまでは安価ながん保険に入りたい人など
一定期間だけがん保険があればいいと考える方には定期型の方がおすすめ。


通常の医療保険は必要と考える人が多いですが、がん保険はがんに関してだけですので、やや保障が限定的ともいえます。


現在の日本では、公的保険が充実していることから、一定金額の貯蓄がある人はがん保険まではいらないという考え方もあります。


そのため定期型のがん保険で保険料を抑えながら、一定期間保障を確保できた方がよいという方にはおすすめであると言えるでしょう。


また、年齢ごとにがん保険の必要性は変わってきますので、ライフステージにあったがん保険選びが重要です。

がん治療の進歩に対応した保険に更新していきたい人

定期がん保険の方がおすすめな人は、がん治療の進歩に対応した保険に更新していきたい人です。


定期型のメリットでもお伝えしたとおり、定期型のがん保険は、更新するたびに保障内容も現在の内容に更新されていきます。


そのため、保険会社が新しいがんの治療を保障の対象にすればその恩恵を受けられるというわけです。


一昔前前まではがんは不治の病とされ、罹患したらいつ死ぬのか、余命はどのくらいだと絶望するものでした。


それが今は延命のための治療ではなく、完治に向けた治療が非常に進歩しています。


医療技術の進歩は目まぐるしいため、今後数年で大きく変わる可能性も大いにあります。


保障についても、後も変わることを期待されている方は定期タイプがおすすめと言えるでしょう。


がん保険を定期型か終身型で悩んでいる人は、マネーキャリアに相談するのもおすすめです。


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まとめ:終身型のがん保険は必要か


終身のがん保険は必要かということについて、終身型と定期型との違い、メリットやデメリット、どのような人におすすめなのかを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントはこちら!

  • 終身型のがん保険は保証が一生涯続く
  • 定期型では新たな治療法にも対応できる可能性が高い
  • 終身型と定期型では、保険料に違いがある
  • 定期型では更新のたびに高くなる保険料に注意する
保険はどちらが正解で一方が不正解ということではありません。

自分に合っているか、継続していけると納得できる保険なのかということが重要。


こちらの記事を読んでがん保険の終身型、定期型で悩んでいる方の検討の一助になれば幸いです。


また、定期型と終身型、どちらのがん保険に加入するか悩んでいる人は、マネーキャリアに相談するのもおすすめです。


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記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。