多嚢胞性卵巣症候群は生命保険や医療保険に入れない?保険はおりる?のサムネイル画像
多嚢性卵巣症候群(PCOS)と診断された場合、生命保険や医療保険への加入に影響が出ないか気になる方は多いのではないでしょうか。

  • 結論、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも、生命保険や医療保険に加入できる可能性はあります。

    ただし、各保険会社の基準や保険の種類によって条件が付く可能性もあります。
そのため、生命保険の種類や保障内容、保険料を踏まえて、より良い条件で加入できる保険会社を見つけることが大切です。

本記事では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方が生命保険・医療保険に加入するための条件加入しやすい保険の種類について詳しくご紹介します。


また、保険金がおりるかについても解説するのでぜひ参考にしてみてください。


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※通院歴・治療歴は保険会社にバレる可能性が高いです。
※多嚢胞性卵巣症候群を隠して保険に加入すると告知義務違反となるため注意しましょう。

この記事の監修者「井村 那奈」

この記事の監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は生命保険や医療保険に入れない?

多嚢胞性卵巣症候群の保険加入基準の説明

結論、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された場合でも、生命保険や医療保険に加入できる可能性は高いす。


以下の表に生命保険の種類ごとに、加入できる可能性の目安についてまとめました。

現症
(治療中)
(経過観察中)
既往歴
死亡保険治療期間1年以内:△
治療期間1年以上:○
医療保険
がん保険治療期間1年以内:△
治療期間1年以上:○
女性保険治療期間1年以内:△
治療期間1年以上:○
介護保険

○:無条件で加入できる可能性が高い

△:条件付きで加入できる可能性がある


最終的に保険の加入可否を判断するのは各保険会社ですが、表からも分かるとおり、加入できる可能性は十分にあります。


ただし、加入や条件付きになるかの審査基準は保険会社によって異なるため、よりよい条件で保険に加入するためには、複数の保険会社を比較する必要があります

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?



多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、女性特有に起きる病気で、卵胞が発育するのになかなか時間がかかって排卵しない疾患です。


卵胞が発育しない原因は、ゴナドトロビン分泌異常や男性ホルモン過多が関係していると言われています。


治療せずに長期間放置すると、子宮内膜増殖症や子宮体がんなどの疾患にかかるリスクが高くなるだけでなく、保険の加入も難しくなるため、早期発見・早期治療がとても大切です。


ここからは、多嚢胞性卵巣症候群(PCCOS)について症状や診断方法・治療方法について詳しく解説していきます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状と診断方法

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)では、月経不順や無月経、にきびの増加や多毛などが症状として起こります。


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を診断する方法は以下の通りです。

  • 月経不順や無月経があるかどうか
  • 超音波検査
  • ホルモン検査
まずは、月経不順や無月経があるかどうかが基準になります。

続いて、超音波検査で、卵巣に多数の嚢胞があるかどうかや、卵巣や副腎の腫瘍の有無を調べ、ホルモン検査にて、異常がないかチェックした後、検査結果に基づいて総合的に診断されます。

少しでも多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の疑いがある症状があった場合は、すぐに受診するようにしましょう。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療方法


多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療方法は、以下の2つに分かれます。

  • 減量:運動、食事のメニューの変更など
  • 薬剤:メトホルミン、経口避妊薬、インスリンなど

減量では、長期的なルーティーンを見通す必要があります。


もし、減量で効果が見られなかった場合は、インスリンまたはメトホルミンを投与する治療を試みます。


これらの薬剤は排卵を促す作用があり、インスリンに抵抗性が見られるかどうか検査することが可能です。


メトホルミンを使用する場合は、腎機能と肝機能が健康状態であるかどうか定期的に血液検査を受ける必要があります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも保険がおりる可能性はある!



多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも、手術を受ける際などに保険がおりる可能性はあります。


ただし、保険加入前に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されており、加入する際に「特定の部位を保証しない」「保険料割増」などの条件が付いた場合は保険金が下りない可能性があります。


そのため、診断後に保険に加入したい方は、契約内容をしっかりと把握することが大切です。

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引受基準緩和型や無選択型なら保険加入の条件が緩い

引受基準緩和型保険や無選択型保険は保険加入の条件が緩いため、多嚢胞性卵巣症候群の方でも加入できる可能性があります。


引受基準緩和型保険の場合、主に以下の3つの条件を満たしている方は加入できる可能性があります。

  • 最近3ヵ月以内に、医師に入院・手術・先進医療をすすめられたことがない
  • 2ヵ月以内に、入院したこと、または手術を受けたことがない
  • 5年以内に、がんや肝硬変・統合失調症・認知症で、医師の診察を受けたことがない
上記の条件を満たしていれば、病気や持病があっても問題ありません。

一方、無選択型保険は、医師の検査や告知義務(保険会社への報告)なしで加入できるため、過去に病歴や入院歴があっても加入できます。

ただし、保険料が非常に高いため、最初から無選択型保険を選ぶことはおすすめできません。

保険加入で後悔しないためには保険のプロへの相談がおすすめ

保険加入で後悔しないためには保険のプロへの相談がおすすめです。


保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の状態や治療状況、希望条件に合わせて最適な保険の提案をしてくれます。


保険は、自分の万が一に備える重要なものであるため、どの保険に加入するべきか慎重に検討する必要があります。


そのため、FP相談を行う場合は、以下のことに気を付けて優秀なFPを選ぶことが重要です。

  • 相談料はどれくらいかかるか
  • 無理な勧誘がないか
  • FPは信頼に足る実績を持っているか

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は告知義務がある


生命保険や医療保険に加入する際は、過去の傷病歴や現在の健康状態などについて、正確に告知する義務があります。


告知事項の例は以下の通りです。

  • 被保険者の過去の傷病歴
  • 被保険者の健康状態
  • 告知日現在の入院の有無、入院・手術予定の有無
  • 過去に医師による治療、疾秒の指摘の有無・内容
  • 身体の障害の状態
これらは保険会社が保険加入可否を審査する上で必要となる事項で、多嚢胞性卵巣症候群と診断された場合も同様の告知が必要になります。

もし生命保険や医療保険に加入した後に、告知内容のうそや隠していることがばれた場合、告知義務違反となります。

告知義務違反がばれると、保険金がおりない場合や契約破棄になる場合があるため、聞かれたことに対して、正確に答えましょう。

妊娠・出産の疾患や女性特有の病気一覧


妊娠・出産の疾患や女性特有の病気一覧は以下のとおりです。

妊娠・出産の疾患や女性特有の病気一覧

◆妊娠に関する疾患

異常分娩、妊娠高血圧症候群、合併症妊娠、乳腺

◆卵巣に関する疾患

卵巣がん、卵巣炎、急患の卵管炎、付属器炎、卵巣機能不全


◆子宮の疾患

月経不順、子宮腺筋症、内膜ポリープ、子宮頸がん、子宮筋腫


◆肝臓の疾患

肝硬変、肝がん、肝炎

医療保険などに加入していれば、女性疾患に備える必要はないのではと考える方も多いですが、女性特有の病気にかかった場合、入院費や治療費が高額になり、保障が足りなくなる可能性があります。


そのため、なるべく健康な状態で保険に加入しておき、万が一の負担を減らすことが鉄則です。

「保険の契約内容を理解できるか不安」

「女性疾病にも備えたいけど最適な保険が見つからない」

そんな方には、マネーキャリアのオンライン無料保険相談サービスがおすすめです。


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多嚢胞性卵巣症候群は生命保険や医療保険に入れる可能性がある

本記事では、多嚢胞性卵巣症候群の病気についての特徴と加入条件について詳しくご紹介しました。


多嚢胞性卵巣症候群は、診断後でも保険に加入できる可能性の高い持病です。


そのため下記の順番で、より良い条件の保険を見つけることが大切です。

  1. まずは通常の保険に条件なしで加入できる保険会社を探す
  2. 加入できる場合は複数の保険会社を比較する
  3. 加入できない場合は、条件付きの保険か、引受基準緩和型保険を検討する

1人で上記の手順を行うのが不安な方はマネーキャリアのような保険相談サービスの利用がおすすめです。

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