- 一般的に住宅ローンは変動金利のほうが低金利な傾向にある。ただし、金利が変動するため、将来的に支払額が増える可能性がある。
- 低金利の住宅ローンを利用する方法には、優遇金利の活用や短期の固定金利などがある。住宅ローンは短期間のほうが金利が安いため、頭金を多くいれたりすることで返済期間を短縮できる。
- これまで10年間の住宅ローン金利を確認すると、現在金利はゆるやかだが上昇している。将来の金利については専門家の意見を聞くのがおすすめ。
- 住宅ローンを低金利で借りたい場合は、専門家に相談するのがおすすめ。特に、第三者の目線から話を聞ける「マネーキャリア」を活用する人も増えています。
住宅購入をするなら、なるべく低い金利で契約したいですよね。本記事では、低金利の住宅ローンは何があるのかを解説します。また、住宅ローンを選ぶ際の注意点や金利の動向を紹介。これから住宅購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 低金利かどうかは固定金利か変動金利で変わる
- 低金利の住宅ローンを利用する方法
- 低金利に変更できる優遇金利を活用する
- 短期の固定金利で借入をする
- 低金利のローンが多いネット銀行を利用する
- 住宅ローンに詳しい専門家に相談をする
- 現在は低金利?これまで10年間の住宅ローン金利を確認!
- フラット35の10年間の金利推移
- 変動金利の10年間の金利推移
- 低金利の住宅ローンを選ぶ際の注意点3選
- 期間選択型の低金利ではないかを確認する
- 諸費用が高いために低金利である場合がある
- 低金利である分審査が厳しい場合がある
- 【一番オススメ】住宅ローンの金利に悩む人が使うべき方法とは
- 住宅ローンの金利に関する相談が何度でも無料:マネーキャリア(丸紅グループ)
- 低金利の住宅ローンは何がある?まとめ
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低金利かどうかは固定金利か変動金利で変わる
住宅ローンの金利が低金利かどうかは固定金利か変動金利で変わります。
固定金利と変動金利の違いはこちら。
固定金利 | 変動金利 |
---|---|
ローン借入時から返済まで金利が変わらない 月々の返済額がずっと一定なのが特徴 返済計画を立てやすいのがメリット ただし、変動金利よりも設定される金利は高くなる | 経済情勢や金利水準に合わせて 金利が変動する仕組み 利息が引き上げられる可能性もあるが 固定金利に比べて金利が低いのがメリット |
それぞれメリット・デメリットがありますが、基本的に変動金利のほうが金利が低いため、低金利で借り入れたい方にはおすすめです。
ただし、金利上昇のリスクはあるため将来の変動も考慮しながら金利タイプを選ぶ必要があります。
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低金利の住宅ローンを利用する方法
低金利の住宅ローンを利用する方法は、以下の4つです。
- 低金利に変更できる優遇金利を活用する
- 短期の固定金利で借入をする
- 低金利のローンが多いネット銀行を利用する
- 住宅ローンに詳しい専門家に相談をする
低金利に変更できる優遇金利を活用する
低金利に変更できる優遇金利を活用することで、低い金利で住宅ローンを利用することが期待できます。
優遇金利とは、住宅ローンの基準金利から引き下げられた金利のことです。金利引き下げとも呼ばれ、所定の条件を満たす人に対して適用されます。
優遇金利には2種類あり、以下のような違いがあります。
- 当初期間優遇金利:借入の一定期間優遇金利が適用される仕組み。期間が終わってしまうと、優遇金利が少なくなってしまったり、適用されなくなる
- 全期間優遇金利:借入開始から完済時まで全ての期間で優遇金利が適用される仕組み
ただし、どのような方が優遇されるのかは各金融機関によって違います。優遇金利について気になる方は、住宅ローンを利用したい金融機関に問い合わせてみるのがおすすめです。
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短期の固定金利で借入をする
短期の固定金利で借入をすることで、低金利で住宅ローンを利用することができます。ここでは、短期・中期・長期の固定金利の場合でどのくらい違いがあるのかシミュレーションしていきます。
固定5年・15年・35年のケースで、 ローン取扱手数料型の利息を各銀行ごとに比較すると、以下のようになっていました。
固定金利期間 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
5年 | 1.05%~1.35% | 1.543% | 1.160% |
15年 | 1.80%~2.10% | 2.083% | 1.675% |
35年 | 1.76%~1.86% | 3.523% | 2.270% |
どの金融機関を見ても、短期のほうが金利が安く、返済期間が長いほど金利が高くなっていく傾向にありました。このことからも、短期の借入にすることで、低金利で住宅ローンを利用することが期待できます。
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低金利のローンが多いネット銀行を利用する
実は、金利はネット銀行の方が低い傾向にあります。
そこで、低金利のローンが多いネット銀行を利用することで、低い金利で住宅ローンを契約することが可能です。ここでは、実店舗型の銀行とネット銀行の金利を比較してみました。
実店舗 | ネット銀行 | |
---|---|---|
変動金利 | 2.475% | 0.329% |
固定金利 | 2.83%〜3.10% | 1.215% |
上記からも、ネット銀行のほうが金利が低いことが分かります。住宅ローンには、WEB申込専用の金利が設定されている場合もあり、ネットでの申し込みで低金利が利用できます。
実店舗で金利が高いと感じた方は、ネット銀行を検討するのもおすすめです。
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住宅ローンに詳しい専門家に相談をする
低金利の住宅ローンを利用したい方は、専門家に相談するのもおすすめです。住宅ローンの金利は、素人で判断するのは難しく危険でもあります。
金利は過去10年でも大きく変動するため、細かくチェックするのは大変です。その点、専門家なら住宅ローンに関する細かい知識もあり、家計に合ったアドバイスをしてもらうことができます。
そこで、おすすめなのが「マネーキャリア」です!マネーキャリアなら3500名以上のFPが在籍しているため、住宅ローンに詳しいFPに話を聞くことが可能です。
マネーキャリアを活用するメリットはこちら。
- 家計に合った無理のない住宅ローンを教えてもらえる
- 収入や収支から適正な住宅購入予算を教えてもらえる
- 長期的な住宅ローン返済計画を立ててもらえる
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現在は低金利?これまで10年間の住宅ローン金利を確認!
現在の金利はどのようになっているのか、知っておきたいとお考えではありませんか?ここでは、過去10年間の住宅ローン金利を確認していきます。
- フラット35の10年間の金利推移
- 変動金利の10年間の金利推移
フラット35の10年間の金利推移
フラット35年の過去10年間の金利は、以下のように推移していました。
年代 | 最低金利 | 最高 |
---|---|---|
2015年 | 1.540% | 2.120% |
2016年 | 1.190% | 1.820% |
2017年 | 1.120% | 1.670% |
2018年 | 1.350% | 2.010% |
2019年 | 1.270% | 1.960% |
2020年 | 1.300% | 2.030% |
2021年 | 1.370% | 2.170% |
2022年 | 1.440% | 2.540% |
2023年 | 1.760% | 3.070% |
2024年 | 1.820% | 3.210% |
上記を見てみると、2017年ごろから現在にかけてゆるやかに金利は上昇しています。将来の金利を予測するのは難しいですが、過去の傾向をみておくことで今後の参考にできますよ。
参照:フラット35
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変動金利の10年間の金利推移
変動金利の10年間の金利は、以下のように推移していました。
年代 | 変動金利 |
---|---|
2015年 | 1.308% |
2016年 | 1.213% |
2017年 | 1.157% |
2018年 | 1.177% |
2019年 | 1.177% |
2020年 | 1.177% |
2021年 | 1.187% |
2022年 | 1.187% |
2023年 | 1.200% |
2024年 | 1.233% |
変動金利も、フラット35同様に2017年から2024年までゆるやかに上昇しています。
金利は金融政策や日銀の動向に左右されるため、いつ契約するべきか、どんな返済方法を選ぶべきかは専門家の意見を聞いておくのがおすすめです。
参照:楽天銀行
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低金利の住宅ローンを選ぶ際の注意点3選
低金利の住宅ローンを選ぶ際の注意点は、以下の3つです。
- 期間選択型の低金利ではないかを確認する
- 諸費用が高いために低金利である場合がある
- 低金利である分審査が厳しい場合がある
期間選択型の低金利ではないかを確認する
低金利の住宅ローンを選ぶ際には、期間選択型の低金利ではないかを確認するべきです。
住宅ローンの固定金利では、期間選択型のものがあります。固定金利期間選択型では、
- 固定期間が終了した後の金利はどのくらいなのか、返済負担を確認
- 期間終了後の金利の選び方のルールを知っておく
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住宅ローン全般の悩みを何度でも無料で相談できる
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諸費用が高いために低金利である場合がある
住宅ローンの中には、諸費用が高いために低金利である場合があります。
住宅ローンの諸費用とは、
- 融資手数料
- ローン保証料
- 仲介手数料
- 火災保険料
- 地震保険料
- 団体信用生命保険料
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低金利である分審査が厳しい場合がある
住宅ローン契約では、低金利である分審査が厳しい場合があります。
住宅ローンの審査でチェックされるのはこちら。
- 年収
- 勤務先や雇用形態について
- 年齢
- その他の借入があるか
- 健康状態
- 担保となる物件・土地の価値
- 現在の資産状況など
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【一番オススメ】住宅ローンの金利に悩む人が使うべき方法とは
ここでは、住宅ローンの金利に悩む人が使うべき一番おすすめの方法を紹介します。
住宅ローンの金利は各商品によって異なり、条件なども複雑です。複数ある住宅ローンから個人で決めるのは難しいことも懸念されます。
そのため、住宅ローンなどに詳しい専門家に意見を聞くのがおすすめです。ただし、銀行や不動産会社のFPでは、自社商品の紹介しかできず数多くの商品を比較できないのがデメリットでした。
そこでおすすめなのが、第三者の意見から何度でも無料でアドバイスをもらうことができる「マネーキャリア」です。マネーキャリアなら住宅ローンの金利に悩む方に寄り添いながら、ベストな方法を教えてもらうことが可能です。
マネーキャリアは3500名のFPが在籍しているため、変動金利にするか固定金利にするかなど、専門的な相談をすることができます。
また、相談はオンラインで行うことが可能なので、周囲を気にすることなく家計や収入に関する内容を相談可能です。
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住宅ローンの利用にあたり、現在の家計簿見直しを合わせて相談させてもらいました。自分で試算していて不安を覚えた部分が相談により解消でき、モヤモヤがなくなりすっきりしました。
低金利の住宅ローンは何がある?まとめ
本記事では低金利の住宅ローンはどんなものがあるのか、注意点について紹介しました。
結論、低金利の住宅ローンは固定金利か変動金利、どちらを選ぶかで決まります。また、その他に優遇金利を利用したり、短期のローンを契約するのもひとつの方法です。
ただし、住宅ローン商品は数が多く、金利もそれぞれ違うため素人が判断するのは難しいのが現実です。そのため、たくさんの住宅ローンを比較し、的確なアドバイスをくれる専門家の意見を聞くことで、自分に合ったローンを見つけることが期待できます。
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