中古住宅の購入にもローンは組める?注意点やポイントも解説!のサムネイル画像
住宅ローンはさまざまな種類の住宅に利用されており、注文住宅や建売戸建て、マンションなどほとんどの住宅において利用可能です。

また、最近では価格の安さや空き家の流通の増加を理由として、中古の戸建てやマンションの人気が増加しています。

しかし、中古住宅を購入する際には「新築よりも住宅ローンが組みにくい」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際に、中古住宅の購入に住宅ローンを利用する場合には新築よりも細かな点に注意が必要です。

そこで、この記事では中古住宅の購入での住宅ローン利用に関する注意点やポイントを解説します。

・中古住宅の購入に住宅ローンを使う場合、新築の場合と比べて注意する点を知りたい。
・中古住宅の購入に住宅ローンを利用したいが利用可能かどうか心配。

上記に当てはまる方は、この記事を読むことで中古住宅の購入に住宅ローンを利用する場合の注意点がわかり、中古住宅でも住宅ローンを使って購入ができるようになります。

内容をまとめると

  • 中古住宅の購入に住宅ローンを利用することは可能であり、さまざまなメリットがある。
  • 中古住宅で住宅ローンを利用する際には、築年数や耐震基準、構造などの理由によりローンが組みにくくなる可能性がある。
  • 中古住宅の購入時に住宅ローンの審査が通らなかった場合には、信用情報の確認や頭金の用意が必要となる。
  • 中古住宅で住宅ローンを使う際に、スムーズに審査を通過するにはファイナンシャルプランナーへの相談が必要であり、マネーキャリアへの相談が増えている。
この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

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中古住宅でも住宅ローンは組める

結論から言うと中古住宅を購入する際にも住宅ローンを組むことができます。


中古住宅の購入時には、新築住宅と同じように金融機関が提供している住宅ローンを利用することが可能です。


ただし、中古住宅の購入時の住宅ローン審査は新築住宅の購入時と比べると審査が厳しくなる場合があるため注意が必要です。


ただし、中古住宅で住宅ローンを組むことには以下のようなメリットがあります、

  • 購入時の修繕費やリフォーム代も融資対象に含めることができる。
  • 要件を満たすことで住宅ローン控除も受けられる
  • 借入額が新築よりも少ないので返済負担を低く抑えられる。

また、中古住宅の購入時に発生する修繕費やリフォーム代も住宅ローンの融資対象に含めることができます。


修繕費やリフォーム代を住宅ローンの融資対象に含めることで、購入時に用意する自己資金が少なくて済むため、購入のハードルが下がります。


また、一定の要件を満たすことで新築住宅購入時と同様に住宅ローン控除も利用できます。


住宅ローン控除を利用することで、支払った所得税が還付されるため実質的な返済負担を減らすことが可能です。


中古住宅の購入時に住宅ローンを利用する際には借入金額が新築よりも少なくなるため、毎月の返済額が少なくて済みます。


その結果、無理なく返済を続けていくことができます。

中古住宅で住宅ローンを組みにくい場合

中古住宅で住宅ローンを組むことは可能であり、さまざまなメリットがあります。


ですが、中古住宅は場合によっては新築住宅よりも住宅ローンを組みにくい場合があるため注意が必要です。


中古住宅で住宅ローンを利用する際に、住宅ローンが組みにくくなる場合には次の3つが考えられます。

  • 築年数がかなり古い場合
  • 定められた耐震基準を満たしていない場合
  • 建物構造が特殊な場合
中古住宅購入時に住宅ローンが組みにくくなる場合を理解し、組みにくくなる場合を回避できるような物件を選択することで住宅ローンを利用しての購入ができます。
ぜひ参考にしてください。

築年数がかなり古い場合

中古住宅で住宅ローンを組みにくい場合は、物件の築年数が古い場合です。


築年数が古い物件は、メンテナンス費用がかかったり担保価値が低かったりすることから、審査が通らなかったり、返済期間の短縮や借入額の減額を求められたりすることがあります。


一般的に築年数が20年を超えてくると、修繕箇所の発生やリフォームの必要性が高まるなどしてメンテナンス費用がかかると言われています。


金融機関はメンテナンスにかかる費用を負担することにより、返済が難しくなるリスクを考慮し、借入希望金額に対して融資額を減らしたり、審査を厳格に行ったりすることがあります。


また、築年数が30年以上の物件は、住宅ローンの審査が通らない可能性が高いです。


築年数が30年以上の物件は、不動産の価値が建築当初よりも大きく下がっていると判断されます。


物件の担保価値も大きく減少しているため、住宅ローンの担保として認められないことがほとんどです。


そのため住宅ローンを利用して物件を購入する際には、築年数がどの程度かを事前に確認して、築年数が古い物件は住宅ローン以外の方法での資金調達も検討する必要があります。


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定められた耐震基準を満たしていない場合

購入する中古住宅が、建築基準法によって定られた耐震基準を満たしていない住宅の場合は住宅ローンが組みにくい可能性があります。


現在の耐震基準が導入される以前に建築された住宅では、十分な耐震性能がなく地震時の倒壊の可能性が高いことからローン審査が厳しくなるからです。


現在の住宅は、1981年6月1日に導入された新耐震基準に基づいて建築されています、


1981年6月1日以前に建てられた住宅は、新耐震基準に基づいて建てられていないため、耐震性能が現在の住宅と比較して低い可能性が高いです。


1981年以前の耐震基準で建てられた住宅は震災の際に倒壊のリスクが大きいため、金融機関は地震による被害を受けるリスクを考慮してローンの審査がより厳格になります。


耐震基準を満たしていない物件で住宅ローンを利用するには、耐震診断を行なった上で、耐震補強工事をする必要があります。


耐震補強工事を行うことで、耐震性能が向上し、物件の安全性が高まるため住宅ローン審査が通りやすくなる可能性があります。


ただし、耐震補強工事には多額の費用がかかるため物件の購入費用に加えて工事代金が必要となることに注意が必要です。


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建物の構造が特殊な場合

建物の構造が一般的なものではなく、特殊な構造の場合には住宅ローンが組みにくくなります。


物件が特殊な構造の場合には、担保価値が低くなるため住宅ローンが組みにくいです。


中古住宅の場合であっても、木造や鉄骨、鉄筋コンクリート像などのよく見られる構造の物件は市場に多く流通しているため、市場価値が高いです。


しかし、プレハブや軽量鉄骨などの構造や、特殊な設計で建築された物件は、市場に流通している物件数が少なく、市場価値がはっきりとわからないことが多いです。


市場価値がわからない場合、担保価値を正確に算定することができないため、金融機関が融資を控える可能性があります。


特殊な構造の物件について住宅ローンを利用して購入をする場合は、金融機関への物件情報の提供に注意すべきです。


物件の構造に関する説明、安全性や市場での価値に関する情報や書類を金融機関に提供し相談をすることで住宅ローンの審査にプラスの影響を与えます。


また、物件の価値については不動産鑑定士などの専門家や第三者機関に評価を依頼することで、住宅ローンを組める可能性を高められます。


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中古住宅で住宅ローンに通らなかった場合の対処法

中古住宅はの購入時には、さまざまな理由から住宅ローンに通らないことも少なくありません。


しかし、住宅ローンに通らない理由は、住宅ではなく申し込んだ人に問題がある可能性が高いです。


もし中古住宅購入時に住宅ローンに通らなかった場合、以下の対処法が効果的です。


  • 自身の信用情報を確認する
  • 頭金を多く用意して借入額を抑える
  • 住宅ローンの専門家に相談する
住宅ローンに通らなかった場合は、物件の状況だけでなく個人の状況にも影響している場合があります。

適切に分析して対応をすることで、住宅ローンの審査を通過できる可能性が高まります。

自身の信用情報を確認する

中古住宅で住宅ローンに通らなかった場合、自分の信用情報を確認すべきです。


住宅ローンにおいて、信用情報に問題がある場合、住宅ローンの審査を通過できません。


信用情報とは、個人のクレジットカードやローンなどの契約や利用履歴、支払い状況などの情報が登録された情報です。


ローンや公共料金などの支払いを滞納すると、その状況が信用情報に記録されてしまいます。


信用状況に記録されている支払い状況が悪い場合、金融機関は住宅ローンの支払いを滞納されるリスクを考えて審査を通さないことがほとんどです。


現在滞納をしている借金や支払いを完済したとしても少なくとも5年間は信用情報が残り続けるため注意が必要です。


自分の信用情報は信用情報機関に開示の請求をすることで閲覧をすることができます。


思い当たる節がないけど住宅ローンの審査に落ちた人は信用情報を開示してみることで、審査に落ちた原因がわかります。


信用情報に問題がある場合、住宅ローンの審査に大きなマイナスの影響があります。


日頃から支払いの滞納をしないよう心がけることが重要です。


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頭金を多く用意して借入額を抑える

中古住宅の購入時に住宅ローンの審査に落ちた場合、頭金を多く用意して借入額を抑えることも効果的です。


頭金を用意し借入額を抑えることで毎月の返済負担が軽減されて住宅ローンの審査に通りやすくなります。


住宅ローンの借入額を考える際に、審査に通りやすいと言われているのは毎年の返済額が年収の30%以下の場合です。


年収が500万円の人であれば、毎年の返済額が150万円以下、すなわち借入額が4000万円から4500万円までが審査に通りやすい借入額です。


購入する物件が高額になる場合に、個人の借入ができる上限額を超えた金額で住宅ローンの審査をした場合、通らない可能性が高くなります。


その際には頭金を用意することによって借入額を抑えることができ、審査に通る可能性を高めることが可能です。


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住宅ローンの専門家に相談する

中古住宅の購入時に住宅ローンの審査に通らなかった場合には、住宅ローンの専門家に相談することもひとつの方法です。


住宅ローンの審査に通らない原因は複数あることが多く、原因を探ることが困難な場合があります。


住宅ローンの審査は申込者の収入、雇用状況、家族構成、信用情報などさまざまな情報をもとに行われます。


審査の基準や状況や結果の理由については、公にされることがないため、審査に落ちた原因を知るためには、さまざまな審査項目について自分で分析を行う必要があります。


自分の状況を客観的に分析して住宅ローンの審査に落ちた原因を探るのは非常に困難であるため、ファイナンシャルプランナーなどの住宅ローンの専門家に審査に落ちた原因を相談するのがおすすめです。


ファイナンシャルプランナーはお金の専門家であり、住宅ローンの商品や審査についても知り尽くしています。


最近では、ファイナンシャルプランナーなどに無料で相談できるサービスも増えており、気軽に相談ができます。


特にマネーキャリアには住宅ローンの知識や相談経験が豊富なファイナンシャルプランナーが数多く在籍しています。


相談は無料であり、オンラインでの相談が可能なので、必要な時にすぐ相談が可能です。


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中古住宅で住宅ローンを組みたい人におすすめのサービス:マネーキャリア

ここでは中古住宅で住宅ローンを組みたい方におすすめのサービスについて紹介します。


中古住宅の購入において住宅ローンを組む際に、築年数が古かったり、耐震性能が基準を満たしていなかったりすると住宅ローンが組みにくいです。


また、信用情報に問題があったり、借入金額が大きかったりすると審査に通らない可能性が高くなります。


そのため、中古住宅の購入で住宅ローンを組みたい人は、審査に通過するためにも住宅ローンの専門家への相談が必要不可欠です。


そこで、中古住宅の購入で住宅ローンを組みたい人には、マネーキャリアの相談サービスを利用することがおすすめです。


マネーキャリアには住宅ローンに関する専門的な知識が豊富なファイナンシャルプランナーが数多く存在します。


また、豊富な相談実績があるため、過去の事例やさまざまな住宅ローンの商品知識をもとに的確にアドバイスをしてくれます。

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たまたま見つけて申し込みをしたのですが、親身になって色々と相談に乗って頂きました。無理してローンを組もうとしていたのを思いとどまることができ、とても感謝しています。ありがとうございました!

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自分に最適な住宅ローンの借入額がわかりました!

住宅ローンの利用にあたり、現在の家計簿見直しを合わせて相談させてもらいました。自分で試算していて不安を覚えた部分が相談により解消でき、モヤモヤがなくなりすっきりしました。

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中古住宅の住宅ローンまとめ

この記事では中古住宅の住宅ローンが組みにくい理由や審査に落ちた時の対処法について解説しました。


中古住宅においても住宅ローンを組むことが可能ですが、築年数や耐震基準などの理由から住宅ローンを組みにくい場合があります。


また、中古住宅の購入において住宅ローン審査に落ちた場合には、新築住宅の購入時と同様に信用情報の確認や頭金の準備などの対処をすることが必要です。


中古住宅の購入時に住宅ローンの審査に落ちた場合には、さまざまな理由が考えられるため自分で分析をして対策をすることは困難です。


そのため、中古住宅の住宅ローンを利用する際には、専門家に相談をすることでスムーズに審査を通過し、素早く融資を受けることができます。


中古住宅の住宅ローンに関する相談は、マネーキャリアの相談サービスを利用することがおすすめです。


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