リートはやばい・おすすめしないと言われる理由は?9つのリスクを解説のサムネイル画像
・リートはちゃんと儲かるの?
・分配金は本当に安定するの?
・そもそも元本割れの危険はない?

こんな不安を抱えていませんか。
リートには価格変動や金利上昇など、知っておくべきリスクがいくつも存在します。

本記事では、リートが「やばい」と言われる理由やデメリットを9つについて詳しく解説します。さらに、メリットや初心者が取るべき戦略、活用しやすい無料FP相談サービスまで紹介します。

リートで儲けたいけど知識や経験がない方は、無料FP相談がおすすめです。

この記事の監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!
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この記事の目次

リートが「やばい」と言われる理由は?リスクやデメリット9選

リートは不動産を小口化して投資する仕組みであり、初心者でも取り組みやすいですが、さまざまなリスクを伴います。

ここからは「やばい」「おすすめしない」「儲からない」という声が出る要因として考えられる9つのリスクを順番に解説します。
  • 元本割れのリスクがある
  • 分配金が減るリスクがある
  • 金利の影響を受けやすい
  • レバレッジを活用できない
  • 地震や火災などの災害リスクがある
  • 法律や規制変更の影響を受けやすい
  • 運営会社の倒産リスク・上場廃止リスクがある
  • 複利効果を得られない
  • 節税効果が低い傾向がある

元本割れのリスクがある

リートは株式と同じく証券取引所に上場しているため、相場の変動に影響を受けやすい金融商品です。保有している不動産価値が下がればリートの価格も下落し、結果として購入時よりも値段が下がった状態で売却せざるを得ない場面が出てくる可能性があります。

特に、リートの投資対象が特定の地域や用途に偏っている場合、景気後退や需要低下の影響を大きく受けるかもしれません。

元本割れリスクを抑えるには、複数のリート銘柄に投資するなど分散投資が重要です。投資対象がオフィス、住宅、商業施設、物流施設などに分かれていれば、ある一部のセクターが不振になっても全体でバランスを取れる可能性があります。


なお、自分のリスク許容度を正確に把握できない場合は、専門家のアドバイスを受けることも検討すると良いでしょう。たとえば、独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)であれば、投資商品や家計状況を総合的に分析し、無理のない運用プランを一緒に考えてくれます。


外部の力を上手に活用して、元本割れリスクの高い銘柄だけに集中しない投資スタイルを確立しましょう。


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分配金が減るリスクがある

リートの大きな魅力は高水準の分配金ですが、分配金も景気の変動やテナントの撤退などの要因で減少するリスクがあります。リートは利益の90%以上を投資家に還元することで法人税を実質的に軽減しているため、稼働率や賃料収入が下がれば、そのまま分配金へダイレクトに影響が出るのです。

実際、商業施設を多く抱えるリートが消費マインドの冷え込みで家賃の値下げ交渉を受けたり、オフィス主体のリートがリモートワークの普及で空室率増加に直面したりすると、分配金の大幅な減少につながる可能性があります。分配金目当てでリートを買ったのに、思ったほど安定しなかったというケースもあり得るでしょう。

上記の問題に対処するには、複数のリートを組み合わせるだけでなく、借入金の比率が低いなど財務体質が健全な銘柄に注目するのも方法です。


さらに「分配金が下がるかも」という不安が強ければ、IFAに相談して投資対象を見直し、債券や株式とのバランスを取りながら長期的に安定運用を目指す戦略を立てるとよいでしょう。

金利の影響を受けやすい

リートは不動産取得や運用に際して借入金を利用するため、市場金利が上がる局面では運用コストの増大が避けられません。金利上昇は支払い利息を増やし、分配金の原資を圧迫します。

また、金利が上がると債券など他の金融商品の利回りも相対的に魅力を増すため、投資マネーがリートから流出し、価格が下がる可能性もあります。金利の上昇は、景気後退と重なる場合もあり、不動産市況そのものが冷え込む懸念もあるでしょう。

結果的に不動産の稼働率低下や家賃の引き下げによってリートの収益が落ち込み、分配金が下がるリスクにつながります。リスクを織り込みながらリートを保有するには、国内外の金利動向や経済指標のチェックが欠かせません。

ただし「どの程度の金利変動がどれだけリートに影響するのか」が分かりにくいと感じるなら、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談する方法があります。


FPは投資全般のみならず、老後資金や保険の見直しといったライフプランの相談にも乗ってくれるので、金利変化への不安を含めた総合的な家計設計を一緒に考えてくれます。


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レバレッジを活用できない

レバレッジ(てこの原理)を使えば手元資金の何倍もの取引が可能になり、大きな利益を狙う一方で損失リスクも拡大するハイリスク・ハイリターンの投資ができます。FXや信用取引などが代表的ですが、リートでは基本的に個人投資家がレバレッジを直接操作する仕組みはありません。

あくまでも運用会社が借入を行い、投資対象を拡大する形で間接的にレバレッジがかかっているに過ぎず、投資家が自由に倍率の設定はできないのです。

ハイリターンを目指す人にとっては物足りない面があるかもしれませんが、レバレッジを高くかけることによる急激な損失拡大リスクも抑えられるのがリートの特徴です。短期間で大化けする可能性は小さい代わりに、安定した分配金を得やすい商品と言えるでしょう。

レバレッジを使いこなして積極運用したい場合は、リートよりもFXやCFDを選ぶほうが適切です。


一方、堅実にコツコツ資産を増やしたいのであれば、リートという選択肢は有効でしょう。


また、どうしても判断に迷う場合は、IFAに自分の投資目的やリスク許容度を伝えて最適な商品を提案してもらうのも選択肢です。

地震や火災などの災害リスクがある

リートは複数の不動産に投資しているとはいえ、地震や台風などの自然災害、あるいは火災といった物件固有の事故リスクをゼロにはできません。

大規模災害が発生した地域に主力物件を集中保有しているリートがあれば、賃貸収入減少や修繕コストの増大、最悪の場合は建物の損壊による評価損など、深刻なダメージを受けるでしょう。

ただし、実物不動産を個人で保有するケースと比べると、リートは複数の物件に分散投資しているため、一つの物件に災害が直撃しても全損リスクを分散できる利点があります。


運営会社の保険加入状況や耐震補強の取り組み方針などもチェックしながら、より災害対策に積極的なリートを選ぶと安心です。


選定で迷ったら、FPやIFAなど資産運用に詳しい専門家へ相談し、自分が住んでいる地域や経済状況との兼ね合いも含めてアドバイスをもらうのがおすすめです。

法律や規制変更の影響を受けやすい

リートの運用には、金融商品取引法や投信法、不動産関連の法律が密接に関わります。たとえば、税制改正で不動産にかかる税率が上がれば、運用コストや分配金に直接影響するでしょう。

固定資産税の算定方法が見直されるだけでも、リートの収益構造が変わる可能性があります。海外不動産に投資しているリートであれば、投資先国の法改正や規制変更にも注目が必要です。

また、金融当局の政策変更によって資金調達コストが高くなるケースも考えられます。法律や規制は投資家がコントロールできない要素ですが、複数のリート銘柄への分散投資や、慎重に財務状況を確認すると、リスクを緩和できるかもしれません。


もし「法律変更がどの程度資産に影響するのか」が想像しにくい場合は、IFAやFPのように資産運用全般を幅広く相談できる専門家を頼り、法改正リスクを折り込んだポートフォリオを一緒に考えてもらうと安心です。


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運営会社の倒産リスク・上場廃止リスクがある

リートは上場投資法人として証券取引所で売買されますが、運営会社やスポンサーが経営不振に陥れば、リート自体の信用が大きく揺らぐ可能性があります。資金繰りが苦しくなったり、マネジメントに不祥事が発生したりすると、投資家が一斉に売りを出し、リートの価格が急落するケースもあり得ます。

上場廃止基準を満たせなくなれば、流動性が大幅に低下し、処分が難しくなる危険もあるでしょう。

投資する際には、スポンサー企業や運営会社の財務状況、支援体制などを事前に調べておくことが重要です。ネームバリューがある大手グループだからといって100%安全というわけではありませんが、少なくとも資金面でのサポートが期待できる可能性は高まります。


運営会社やスポンサー企業の決算短信、信用格付け、投資レポートなどを参考にして銘柄選定を行い、念のためIFAやFPにも意見を求めてみると、よりリスクを把握しやすくなるでしょう。

複利効果を得られない

配当再投資がしやすい株式投資信託とは異なり、リートの場合は分配金をそのまま現金で受け取るスタイルが主流です。つまり、自動で再投資される仕組みがなく、複利効果を活用しにくい点がデメリットとして挙げられます。

分配金を受け取るたびに自分で追加購入することは可能ですが、購入単位や手数料の問題などで思い通りに再投資できないこともあるでしょう。

ただし、リートはそもそもインカムゲイン(定期収入)を重視する投資商品であり「安定的に現金を得たい」という人には適しています。

一方で、複利で資産を長期的に最大化したい場合は、再投資型の投資信託や株式などを組み合わせるのがベターです。


リートはあくまでも収益源の一部として位置付け、家計全体のバランスを考慮しながら運用するのが理想的でしょう。


もし組み合わせ方が分からないと感じたら、IFAに相談し、多面的な視点でポートフォリオ構築を検討してみると安心です。


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節税効果が低い傾向がある

リートの分配金は、一般的な株式配当とは違って配当控除の対象外になっています。つまり、同じように配当を受け取る商品でも、税制優遇を受けられない分、手取りが少なくなる可能性があるのです。

また、実物不動産投資では減価償却やローンの利息などを経費として計上し、所得を圧縮することで節税を狙えますが、リートではそうした直接的な節税策はありません。

ただし、リートでもNISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、分配金や譲渡益が一定額まで非課税になるメリットがあります。具体的には一般NISAや新NISA枠を使えば、年間の投資上限内でリートを購入し、その分配金や売却益にかかる税金を抑えられる仕組みです。

どのNISA口座が自分に適しているか、どの銘柄をNISA枠で運用すれば最大効果が得られるかといった疑問点があれば、FPに相談しながら最適な利用方法を探るのがおすすめです。


FPは保険や老後資金との兼ね合いまで含めて提案できるので、節税面でも納得感のあるアドバイスを得やすいでしょう。

あなたにぴったりの方法は?無料FP相談で自分に合った資産運用方法を見つけよう

ここまで見てきたように、リートには元本割れや分配金減少といったリスクが存在し「やばい」「おすすめしない」という声も一定数あるのは事実です。

一方、投資の世界ではどんな商品にもリスクは付きものであり、大事なのは自分の目的や資金量、ライフプランに合った方法を選ぶことに尽きます。高い分配利回りで安定的なインカムを狙いたい場合はリートが向いているかもしれませんし、短期で大きく稼ぎたい場合には別の商品が適切かもしれません。

投資経験が浅いと、どれが自分に合っているか判断が難しいかもしれません。そのようなときに活用したいのが、無料で利用できるファイナンシャルプランナー(FP)の相談サービスです。

マネーキャリアでは、投資だけでなく保険や住宅購入、教育資金などのライフプラン設計まで総合的にサポートしています。オンラインや対面で全国対応しているため、都合の良いタイミングと場所で相談しやすい仕組みを整えています。


何度でも無料で利用できるため、初めての投資で不安が多い人もじっくり時間をかけてプランを練り上げられるのがメリットです。FP相談なら「リートはやばいと言われるけれど、私の場合はどうなのか」「家計のバランスを崩さない範囲で投資したい」という疑問にピンポイントで答えてもらえます。


自分に合った投資スタイルを見極め、過剰にリスクを取りすぎず安定した運用を目指すためにも、プロの意見を取り入れる意義は大いにあるでしょう。


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リートは「やばい」と言われる一方で、こんな投資メリットも!

リートにはリスクやデメリットがある一方で、不動産投資をカンタンに実現できる点など、多くのメリットも存在します。

ここからは代表的なメリットを5つ取り上げ、それぞれの活かし方について考えてみましょう。

  • 手間なく不動産投資ができる
  • 比較的高い利回りを狙える
  • 少額から分散投資できる
  • 流動性が高く現金化しやすい
  • NISAを活用できる

手間なく不動産投資ができる

実物不動産を購入する場合、物件探しや管理会社とのやり取り、入居者募集や修繕計画など、時間や手間がかかる業務が数多く発生します。


具体的には、以下のような作業が必要です。

実物不動産で必要な主な作業
管理・修繕計画定期的な設備点検、老朽化補修など
入居者募集・契約管理空室対策、家賃回収、契約更新の手続き
トラブル対応水漏れ・設備故障などへの緊急対応

業務は経験や知識を要し、さらに時間的負担も大きくなりがちです。


一方、リートなら運用会社が物件の取得からテナント管理、修繕計画まで一括管理してくれるため、投資家個人が対応する必要はほとんどありません。投資家が行うのは、証券口座での売買手続きや運用レポートのチェック程度です。


そのため、忙しい人でも気軽に不動産投資に参加できるのは大きな魅力といえます。


ただし、自分で物件をコントロールしたい人には向かないため、どこまで手間をかける意欲があるのか、あらかじめ明確にしておくことが大切です。

比較的高い利回りを狙える

リートの分配利回りは、銘柄によって異なるものの3%〜5%程度が一般的な目安と言われています。平均的な国内株式の配当利回りや定期預金の金利と比較すると高めの水準になるケースが多く、定期的に出る分配金を再投資すれば資産を効率よく増やせる可能性も十分あります。

ただし、高利回りを維持するリートでも、景気変動や不動産市場の動向によって分配金が下がるリスクがあるため、注意は必要です。

「なるべく高い利回りを狙いたいが、どの銘柄が良いのか分からない」という場合、IFAやFPに相談すると便利です。


IFAなら実際の市場データをもとに、複数のリートを比較検討しながら提案してくれますし、FPなら日々の家計や将来のライフイベントまで踏まえたうえで、無理のない投資配分を示してくれるでしょう。


両者のサポートを活用すれば、比較的高い利回りを得られるリートをうまく組み入れやすくなります。


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少額から分散投資できる

実物不動産を購入するには数千万円単位の資金やローンが必要にありますが、リートなら1口数万円ほどで買える銘柄も多いため、比較的少額から不動産投資を始められる点がメリットです。

まとまった資金が用意できなくても、少しずつ追加購入して分散投資を図ることができるので、高額な借金を背負うリスクを避けたい人に向いています。

複数のリートを組み合わせれば、地域や用途(オフィス、住宅、商業施設、物流施設など)を分散できるため、特定の不動産セクターが不調に陥っても損失を抑えられる可能性があります。

投資初心者の場合は、まず少額でリートに慣れながらポートフォリオ全体を調整していく戦略が取りやすいでしょう。


もし「どう分散すればいいか分からない」と迷ったら、FPに相談し、資産全体の中でどれくらいの割合をリートに充てるかを一緒に考えてもらうと、より堅実なスタートが切れるはずです。

流動性が高く現金化しやすい

実物不動産を売却する際には買い手探しや価格交渉、手続きなどに時間はかかりますが、リートは証券取引所で日々売買が行われるため、基本的に平日の取引時間内であればすぐに売却して現金化が可能です。

急に資金が必要になったときでも流動性が高い点は、個人投資家にとって大きなメリットと言えます。

ただし、相場が急落しているタイミングで売却すれば、当然ながら損失を確定するリスクも高まります。


短期売買を繰り返すと、手数料や税金の負担が大きくなる点にも注意が必要です。


リートはそもそも中長期保有で分配金を積み上げる設計が理にかなっている商品でもあるため「すぐに売れる」という強みを逆に活かしすぎないよう、落ち着いた投資判断を心掛けるのが望ましいでしょう。

NISAを活用できる

リートは株式や投資信託と同様、NISA口座の対象となる銘柄が多く存在します。

一般NISAを利用すれば年間の非課税投資枠内で分配金や譲渡益が非課税になるため、リートの高めの分配利回りを効率よく享受できる可能性があります。

2024年以降に始まった新NISAでも、投資上限額の拡充が期待されるため、リートを組み込む余地はさらに大きくなるでしょう。

ただし、どの枠(一般NISAか、つみたてNISAかなど)を使うか、どのリートを選ぶかで非課税メリットの大きさや運用期間が変わります。


家計や将来設計を踏まえて最適なNISAの使い方を検討したい人は、FPに相談するとスムーズです。


FPなら保険や老後資金との兼ね合いも含めてアドバイスできるため、NISAの枠内でどれくらいリートを買うべきか、明確な提案を受けられるでしょう。

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リートがおすすめな人の特徴

ここまでのメリット・デメリットを踏まえると、リートが向いているタイプの投資家像が見えてきます。

次に挙げる3パターンに当てはまる場合、リートが選択肢の一つとして有力候補になるかもしれません。
  • 少額から不動産投資を始めたい人
  • 長期的に安定したインカムゲインを得たい人
  • 時間をかけずに資産運用したい人

少額から不動産投資を始めたい人

「現金やローンで数千万円も出すのはハードルが高いけれど、不動産投資の魅力を少し味わってみたい」という人にとって、リートはうってつけの投資です。

最低購入額が少なく、市場で流通しているため、無理なく分散投資を始められます。

また、手間をかけずに不動産収益を受け取れる仕組みなので、本業や家事が忙しい人でも取り組みやすいでしょう。

実際に物件を持つといった大きなリスクを背負わずに、不動産市況や分配金の動きを体感できるのは、投資初心者にとっても大きなメリットです。


ある程度慣れてきて「本格的に不動産投資を行いたい」と思った段階で実物不動産へのステップアップを検討する流れも悪くありません。

長期的に安定したインカムゲインを得たい人

リートは賃貸収入を原資に分配金を出すため、景気変動の激しい株式投資だけに集中するよりも、比較的安定したインカムゲインを狙いやすいといえます。

毎月の生活費やローン返済の一部を分配金でまかなう、あるいは老後の年金を補完する目的でリートを保有するという人もいるほどです。

ただし、不動産市況が大きく崩れれば分配金が減るリスクもあるため、投資割合には注意が必要です。

「どのくらいリートに資金を振り分ければいいのか」が分からなければ、FPに相談してみましょう。FPは投資以外のライフプランや老後資金についても総合的にアドバイスできるため、家計全体の視点でリートの位置付けを整理する手助けをしてくれます。


オンライン相談が可能なサービスを使えば、自宅からでも気軽にプロの意見を聞ける点が便利です。

時間をかけずに資産運用したい人

実物不動産のように手間を惜しまず管理や運営を行えば高い収益を得られる可能性がありますが、物件探しや契約手続き、修繕対応などは時間と手間を要します。

忙しい人や、本業に集中したい人にとっては大きな負担になるでしょう。その点、リートは投資家が直接管理業務をする必要がなく、証券口座で売買するだけなので、労力を最小限に抑えながら安定的な収益を狙えるのが魅力です。

日々の値動きをチェックするのが面倒な場合は、長期保有を前提に割安なときに買い増しする程度の対応でも十分です。


仕事や家事の隙間時間でも取り組みやすく、精神的なストレスを感じにくいでしょう。もしタイミングの見極めに迷ったら、長期的な運用方針をIFAに相談して、自分のリスク許容度に合った投資プランを作るのもおすすめです。

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迷ったら無料FP相談!プロと一緒に最適な運用プランを立てよう

リートには確かに魅力があるものの「他の投資商品と比べて本当に有利なのか」「家計状況を考えると、どのくらいの金額をリートに充てても大丈夫なのか」など、不安や疑問が尽きない方は多いでしょう。

そのようなときは、無料で利用できるFP相談を積極的に検討してみてください。マネーキャリアでは、投資に精通した専門家に直接相談できますし、住宅購入や教育資金などライフイベント全般の設計支援も同時に行ってくれます。

オンラインや対面(訪問)で対応しており、全国から相談を受け付けているため、忙しい人でも自分の都合のいい時間や場所で利用できるのが特徴です。何度でも無料で相談できるサービス形態を採用しているので、初めて投資を始める方もコストを気にせずにじっくり話を聞けるでしょう。

また、マネーキャリアではリートに偏った議論だけでなく、株式投資や債券、保険など他の商品とのバランスや、老後資金の見通しなど多角的な視点を提供してもらえるのがメリットです。


実際「リートはやばいかも」といった不安を含めて相談しながら、もっと適した投資先を提案してもらえることもあります。何が自分にベストな手段なのかを客観的に見極めるためには、やはりプロのサポートがあると安心です。


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リートをおすすめしない人の特徴

ここまではリートをおすすめできる人の例を挙げましたが、万人向けではありません。

以下の3つに当てはまる方は、リート以外の投資や運用方法を検討したほうが満足度が高い可能性があります。
  • 元本保証を求める人
  • 短期間で大きく儲けたい人
  • 不動産の選定や管理に取り組みたい人

元本保証を求める人

リートはあくまでも投資商品であるため、預金のように元本保証はありません。株式と同様、市況の影響で価格が乱高下する可能性もあり「絶対に損はしたくない」「預けたお金が減ると困る」という考えが強い人には向きません。

元本割れがまったく許せないのであれば、定期預金や個人向け国債のような安全性の高い金融商品を選ぶのが無難です。

ただし、リスクの低い金融商品はリターンも低くなる傾向にあります。

インフレ率を下回る利息しか得られない場合、実質的に資産が目減りする可能性も否定できません。


どうしてもリスクを取りたくないが、インフレも心配という方は、FPに相談して家計全体でどの程度のリスクが取れるか整理しつつ、少額から分散して投資を始めるのも一つの方法です。

短期間で大きく儲けたい人

「1年で資産を倍にしたい」「ハイリスク・ハイリターンで勝負したい」という人には、リートは物足りないかもしれません。

リートは分配金を重視した中長期投資向けの商品であり、FXや信用取引のようにレバレッジを大きくかけて短期で大きな利益を狙うスタイルには向いていないからです。

ただし、短期間で大きく稼ぎたい場合は、それ相応のリスク管理が必要になります。FXで失敗して大きく資産を減らすことも珍しくありません。


ハイリスク商品を検討するなら、やはりIFAなどの専門家に相談し、投資プランやリスクヘッジをしっかり固めたうえで始めるのがおすすめです。焦って独学で手を出すよりも、プロの視点を取り入れるほうが失敗を回避しやすいと言えるでしょう。


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不動産の選定や管理に取り組みたい人

リートは運用会社に運営を任せる仕組みなので、個人が直接物件を選定し、リノベーションや賃貸管理にこだわる楽しみ方はできません。

不動産投資では、リフォームやインテリア選びなど自分のアイデアを活かし、物件の付加価値を高める喜びがありますが、リートではそうした裁量がほぼありません。

「自分の裁量で不動産価値を上げて大きなリターンを狙いたい」「リノベーションの過程自体を楽しみたい」というタイプの投資家にはリートは向いていないでしょう。


一方で「不動産には興味あるが、専門知識を身につけたり、物件管理に追われたりするのは面倒」という人には、リートのシステムがぴったりです。


自分がどこまで不動産経営に情熱を注げるかを振り返りつつ、リートを選ぶか実物不動産を選ぶか見極めましょう。

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【まとめ】リートはやばいと言われるリスクもあるが投資メリットも大きい!

リートには元本割れや分配金の減少、金利上昇によるダメージなど、やばいと言われる要素があるのは事実です。しかし、少額から不動産投資ができる手軽さや、比較的高い分配利回り、流動性の高さなど、他の投資にはないメリットも兼ね備えています。つまり、どんな投資にもリスクがあり、大事なのは「自分に合った商品かどうか」を見極めることです。

不動産投資に比べると手間がかからず、株式と比べると値動きが比較的緩やかなため、インカムゲインを重視しながら長期で資産形成を行いたい人には十分魅力的な選択肢となるでしょう。一方で、元本保証を求める場合や短期間で大きな利益を狙う場合には不向きなので、他の選択肢を検討したほうがよいでしょう。

もし迷っているなら、無料で利用できるFP相談を試してみてください。マネーキャリアなら投資の専門家から直接助言を受けられるだけでなく、結婚や住宅購入などライフプラン全般の設計にも対応しています。

オンライン・対面(訪問)どちらでも全国に対応しているうえ、何度でも無料なのでコストを気にせず何度でも相談可能です。自分の目的やリスク許容度を整理し、最適な運用プランを見つける第一歩として、ぜひ活用してみましょう。
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