
「アクサ生命の変額保険を検討しているが仕組みが分からない」「アクサ生命の変額保険のデメリットを知りたい」このような悩みを持つ方は多いでしょう。そこで本記事ではアクサ生命の変額保険の仕組みやデメリット・メリットを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
目次を閉じる「アクサの資産形成の変額保険 ユニット・リンク」を紹介!
こんにちは。マネーキャリア編集部です。
先日、知人からこんな声を聞きました。
変額保険は、定額保険に比べて満期の受取金額が決まっておらず、運用の実績によって変動するものです。仕組みをよく理解していないと、あてが外れた、損をしてしまった、ということになりかねません。
変額保険の仕組みはわかりにくいところもありますが、正しく理解することで安心を得ることができます。
また、デメリットにも目を向けておきましょう。変額保険には投資のリスクを伴います。費用の負担は管理費や運用費など様々な部分で出てきます。
この記事では、アクサ生命の変額保険について、特徴やメリット・デメリットをを一つずつご紹介していきます。最後までじっくりご覧ください。
アクサ生命の変額保険を紹介!
アクサ生命の変額保険をご紹介します。
変額保険とは、保険会社の運用実績によって、将来の受取金額が変動する保険のことです。
投資リスクがあり、受け取る金額が払込保険料を下回る可能性があります。
アクサの変額保険は4種類あり、それぞれ万一のときの最低保障と、運用とを備えた内容になっています。
定額保険の場合は満期保険金がわかって安心できますが、決まった金額以上に増えることはありません。大きく増える可能性があるのが変額保険の魅力ですが、マイナスになるリスクもあります。
また、費用面でも負担があります。通常の契約や保障などの費用の他に、運用費もかかってきます。
変額保険を検討するときは、費用面もよく確認しておくことをおすすめします。
これからご紹介する変額保険の内容を理解した上で、ご自身のライフプランにあった保険を検討いただければと思います。
アクサの「資産形成」の変額保険 ユニット・リンク(有期型)
アクサの資産形成の変額保険 ユニット・リンク(有期型)は、死亡保障と資産形成を兼ね備えた変額保険です。
主な3つの特徴をご紹介します。
- 死亡・高度障害保険金が保障される
- 保険期間満了時、運用実績に応じた満期保険金が受け取れる
- 満期保険金の受け取り方を選択できる
死亡・高度障害の保険金額が最低保障されます。死亡したときや所定の高度障害状態になったとき、その時点の積立金と、基本保険金額のどちらか大きい方の金額を受け取ることができます。
払込保険料から契約などにかかる費用を引いた金額を特別勘定に入れ、運用されます。特別勘定は10種類から自由に選択できて、月1回まで無料で変更できます。
安定運用ならバランス型、積極運用なら株式型といった具合で選びますが、複数のファンドを組み合わせることができ、その割合も自由に決められます。
投資は長期運用することでリスクを分散できます。一時的に不調が続いても、時期をずらして投資を継続することで、プラスに転じることもあります。
ただし、投資リスクは契約者が負うものです。株価の下落や金利変動、為替相場の変動などにより損失を被る可能性があります。
解約時の払い戻し金額や満期保険金額は最低保証がなく、払込保険料を下回ることがあります。
満期保険金は受け取り方を選ぶことができます。まとまった金額が必要なら一時金で受け取れます。また特約をつけて年金で受け取ることや、一生涯の保障に契約を変更することも可能です。
アクサの「資産形成」の変額保険 ユニット・リンク介護プラス(終身移行型)
アクサの資産形成の変額保険 ユニット・リンク介護プラス(終身移行型)は介護に備えながら資産形成をする一生涯の変額保険です。
主な3つの特徴をご紹介します。
- 介護・死亡・高度障害保険金が受け取れる
- 一生涯保険
- 資産形成ができる
ライフ プロデュース(06)年金払定期付積立型変額保険
ライフ プロデュース(06)は、結婚や子供の誕生などのライフイベントに合わせて保険料の見直しができる変額保険です。
主な3つの特徴をご紹介します。
- 保障額を見直せる
- 契約後に保険料を変更できる・積立金の一部を引き出せる
- 受け取り方を選択できる
これから結婚する、家族が増えるなどの予定がある若い世代に向けた保険です。
保障額や保険料の変更ができるところ、積立金の一部を引き出すことができる点が大きな特徴となっています。
子供が成長して独立するにつれ、必要保障額はだんだんと少なくなっていきます。そのイメージに合わせた合理的な保障額になっています。
また、子供の誕生などのライフイベント時には保障を増額することもできます。
他にも一定の要件のもと、下記のことが可能です。
- 保険料の増額
- 保険料払込の停止
- 保険料払込の再開
- 保険料の減額
アクサの「外貨建て」の変額終身保険 アップサイドプラス
アクサの「外貨建て」の変額終身保険 アップサイドプラスは、外貨建ての積極運用と一生涯の保障が得られる変額保険です。
主な3つの特徴をご紹介します。
- 定額・変額の2つの組み合わせで運用
- 目標値に到達すれば成果を確保
- 外貨建てで運用
定額部分と変額部分に分けて運用され、定額部分は基本金額を最低保証されます。
契約時に設定した目標値に到達すると、期間満了を待たずに運用成果が確保されます。目標値の設定は円建て、ドル建てまたはその両方から選べますが、いずれもそれぞれの通貨の終身保険に自動移行します。
外貨は豪ドル、米ドルのどちらかを選択して運用されます。保険料の払い込みや受け取りも選択した通貨で行われますが、円支払特約をつけることで、円での支払いや受け取りをすることができます。
大きなデメリットは、契約の初期費用として、一時払保険料の8.5%の手数料を引かれてしまいます。8.5%はかなり大きな割合を占めますので、取り戻すまで長い年月がかかります。
※なお、こちらの商品は新規の販売を中止していますのでご注意ください。
「アクサの資産形成の変額保険 ユニット・リンク」のデメリット
アクサの資産形成の変額保険 ユニットリンクの口コミ・評判を見ると、よくない評価もあるようです。
しかしその内容は、契約前によく確認しなかったせいで、思っていたのと違ったからというものもあります。
よくわからないまま契約すれば、あとから不満も出てくるでしょう。
デメリットも含めてちゃんと理解することが、保険を選ぶ基本になります。
安心のための保険で後悔しないためにも、デメリットを把握しておく必要があります。
ではデメリットにはどういうものがあるのかをご紹介します。
保険料の全額が投資されるわけではない
仮に月々の2万円の保険料を支払っていたとしても、全額が投資に積み立てられるわけではありません。
契約にかかる費用、死亡保障などの費用、運用にかかる費用など、様々な費用が引かれています。実質投資されるのは払込金額の8~9割とも。
投資で好成績を上げたとしても、全額投資ならもっと利益が出たのに、と思ってしまうかもしれません。
保障を確保しながら投資を行うのですから、費用がかかるのは当然です。しかし、投資をメインに考えていて保障は二の次という人なら、変額保険よりも自分で投資したほうが効率がいいと感じるでしょう。
保障も投資も、という欲張りな保険なので、多少の効率の悪さには目をつぶるしかありません。
10年間の解約控除がある
契約から10年未満で解約しようとすると、解約控除といって一定の費用がかかります。
つまり解約するにも手数料がかかるということ。
この費用を惜しむなら少なくとも10年は保険を継続するしかなく、その間は見直しができないのです。
10年の間に環境が変わり、もっといい保険があったと思っても、解約して乗り換えると損をする可能性があります。
契約してすぐに解約するとほとんどお金が戻って来ない、という不満も口コミにあるようです。
最初の10年はこれでいく、という覚悟を決めた上で契約する必要があるでしょう。
「アクサの資産形成の変額保険 ユニット・リンク」のメリット
アクサの資産形成の変額保険 ユニットリンクにはメリットも多くあります。
過去に高い運用実績を持ち、安定した利率を出しています。
投資にはリスクがつきものですが、それを理解した上で資産を増やすことを目指せます。
運用実績シミュレーションをして、資産形成をイメージしてみてください。
リタイアした後に旅行に行きたい、趣味に没頭したいなど、どのようなセカンドライフをおくりたいかを考えてみると、より楽しく運用ができるでしょう。
運用はまかせられて資産が増えるので満足、という評価もされています。
資産の組み合わせを変えることができる
特別勘定は10種類あり、自由に組み合わせることができます。
外国株が好調だから今は「外国株式プラス型」を多めに、不安定になってきたから「安定成長バランス型」をメインに、など、割合も変えられるのです。
最初に何を選べばわからないときは、「安定成長バランス型」と「積極運用バランス型」がおすすめです。
バランス型、と名のつくだけあって、株式と債券をバランス良く盛り込まれています。
運用レポートで過去の実績を見ることができます。
中でも「世界株式プラス型」は大変好調で、平均で10%を超えています。ただし株式はハイリスク・ハイリターンの一面もありますので、なにかあれば急激にマイナスに陥ることもあります。
不安を感じたときに運用するファンドを移転することは、月1回までなら無料で行えます。2回目以降は費用が発生し、積立金から控除されますのでご注意ください。
投資信託の場合は、変更するためには一度解約する必要があります。契約した後も環境に応じて変更できる点は、変額保険ならではの大きなメリットです。
長期で分散投資できるため、情勢を見ながらうまく資産を増やすことが、できるかもしれません。
満期保険金を年金を受け取ることができる
保険料の払込期間や満了後に年金払特約を中途付加すれば、満期保険金を年金で受け取ることができます。
年金の種類も選択可能です。
- 10年保障期間付終身年金(定額型・逓増型)
- 確定年金(3・4・5・10・15・20年)
逓増型(ていぞうがた)とは、金額が毎年増加していく受け取り方です。
ただし、年金管理費がかかるので注意が必要です。年金管理費は年金額に対して年1%。
また、払込保険料よりも満期保険金が大きくなったときには税金もかかります。
満期保険金を一時金で受け取るか年金で受け取るかは、税金のことを考えてよくシミュレーションをしてから決めたほうが良いでしょう。
払い込みを停止しても運用がつづく
毎月の保険料の負担が厳しくなったとき、解約せずに払い込みを中止することができます。
払い込みを中止して、払戻金をもとにユニット・リンク払込済保険に変更すると、特別勘定での運用が継続できるのです。
よく比較されるソニー生命の変額保険では、この仕組はありません。
基本保険金額は、変更日前の払戻金にもとづいて計算されます。払い込みを途中で止めるので、当然少なくなります。
しかし、その後も運用が続くことにより、受け取れる保険金額は増やせる可能性があります。
保険料の払込年月数が10年に満たない場合には、解約手数料がかかりますので、払戻金から引かれることになります。ご注意ください。
「アクサの資産形成の変額保険 ユニット・リンク」はこんな人におすすめ
若いうちは家族のために保障をつけたい、同時に老後の資産形成のために運用もしたい。
こういった方にアクサの資産形成の変額保険ユニットリンクはおすすめです。
子供が小さいうちは万一の保障があるので安心ですし、運用で老後の資産が増やせることの楽しみを味わうことができます。
しかし、保障があるがゆえに費用負担もあります。最初の10年は解約控除もかかり、10年未満での解約は損になります。
運用での資産形成を実感できるまで、長い年月がかかります。
もし、保障はいらないから投資で資産形成をしたいという方には、純粋な投資信託の方がおすすめです。
投資信託は翌月からでも目に見えてプラスを出せる可能性があり、資産形成の楽しみは大きいでしょう。
保障しながら運用か、保障と運用を分けて考えるか。
ご自身の環境に合わせて資産形成を選択するようにしてください。
変額保険や資産運用について悩んだらお金のプロに相談すべき理由
ここまでアクサ生命の変額保険について詳細に解説してきました。
とはいえ、
このような悩みを抱える方は多いでしょう。
結論から言うと、そのような方はお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。
FPは、変額保険だけではなく様々な金融商品を比較検討しながら、相談者の資産状況や家計の状況に合わせて最適な提案をすることができます。
特に、マネーキャリアの無料保険相談サービスは3,000名のFPと提携している日本最大級のFP相談サービスです。
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まとめ:アクサ生命の変額保険を紹介
アクサ生命の変額保険は、保障と資産形成の両方を兼ね備えたものです。
支払保険料から費用を引いた金額を積み立て、運用して、その実績によって受け取れる金額が変わります。
運用のための特別勘定は複数から選択でき、過去の実績は好調です。
投資リスクは契約者が負うことになります。特別勘定の選択や組み合わせによっては、払込保険料が満期保険金額を下回ることがあります。
アクサの変額保険は4つあります。
- アクサの「資産形成」の変額保険 ユニット・リンク(有期型)
- アクサの「資産形成」の変額保険 ユニット・リンク介護プラス(終身移行型)
- ライフ プロデュース(06)年金払定期付積立型変額保険
- アクサの「外貨建て」の変額終身保険 アップサイドプラス
自分の将来にどのような不安があるか、現在どのような心配を抱えているかによって、選ぶ保険は変わってきます。
見通しが立たず不安だからこそ、保険に入りたいと思うでしょう。不安だからこそ、よく調べて慎重になる必要があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをしっかり確認し、理解した上で保険に加入するようにしてください。