「年収200万の人の車の適正価格は?おすすめの車種は?」こんな悩みを持っている方は多いです。そこで本記事では、年収200万の人の車の適正価格、年収200万の人におすすめできる車種とその価格や性能、年収200万の人のマイカーローンの目安をまとめました。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
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この記事の目次
- 年収200万の人の車の適正価格は?年収200万の人におすすめの車種は?
- 年収200万の人の車の適正価格は100万円以下!
- 年収200万の人が新車で購入する場合のおすすめの車種を紹介!
- ①ダイハツ「ミライース」
- ②スズキ「アルト」
- ③スズキ「ワゴンR」
- 低価格で車を購入したい年収200万の方には中古車もおすすめ
- 年収200万の方におすすめの中古車【軽自動車編】
- 年収200万の方におすすめの中古車【普通自動車編】
- 年収200万の人におすすめの外車やスポーツカーを紹介
- 年収200万円のマイカーローンの目安は60万から80万円程度!
- 年収200万の人がマイカーローンを利用する際の注意点
- 年収200万の人がマイカーローンの審査に通らない時の対処法2選
- 年収200万の人が年収以外の理由でマイカーローンの審査に落ちる理由
- 年収200万の人にはカーリースもおすすめ
- 参考:200万の車を購入した際の料金シミュレーション
- 月々のローンの返済額
- 車の維持費一覧
- まとめ:年収200万の人の車の適正価格とおすすめの車種
年収200万の人の車の適正価格は?年収200万の人におすすめの車種は?
こんにちは。マネーキャリア編集部です。
「車を購入したいけど、年収200万円と低くて迷っている」という人も少なくありません。
確かに、毎月なんとかやりくりしていく中で車を購入するということは生活的にも不安が出てきます。
マイカーローンなどが利用できるのか、車を維持していけるのかも購入を迷わせる要因のひとつでしょう。
車の購入は年収200万円の人でも大丈夫です。
今回は
- 年収200万円の人も購入できる新車の紹介
- 低価格で購入できる中古車の紹介
- マイカーローンの申請
などをメインに解説していきます。
これから車の購入を考えている新卒やパートの方にも参考になれば幸いです。
年収200万の人の車の適正価格は100万円以下!
年収200万円の人が車を購入するのであれば、100万円以下の車を選びましょう。
年収の半分に相当する額の車ですね。
しかし「欲しい車が予算オーバー」ということもあるでしょう。無理して購入すると後で痛い目を見ることに。
あまり高価な車を購入してしまうと、自分の生活が苦しくなってしまいます。
毎月ローンで支払うとしても、数万円は下らないです。
月収に換算すれば16万円程の給料から毎月数万円が差し引かれるのですから、余裕はあまりないですよね。
家賃や食費などと含めて家計をかなり圧迫します。
そのため、自身の身の丈にあった車選びをする必要があります。
年収200万の人が新車で購入する場合のおすすめの車種を紹介!
年収200万円の人が毎月生活に無理をすることなく車を購入するためにはどんな車を選ぶべきでしょうか?
大事なのは「欲しい車よりも購入しやすい車」です。
「どうしても仕事で車が必要!」
「車がないと便利が悪い場所に住んでいる!」
といった人はまず購入しやすい車選びを行いましょう。
ここでは、年収200万の方におすすめな以下の新車3台紹介します。
- ダイハツ「ミライース」
- スズキ「アルト」
- スズキ「ワゴンR」
①ダイハツ「ミライース」
- 燃費:32.2〜35.2km/L
- 排気量:660cc
②スズキ「アルト」
- 燃費:22〜37km/L
- 排気量:660cc
機能美を追求した室内や洗練されたデザインの外装が特徴ですね。
自動ブレーキサポートといった安全面もバッチリとカバー。軽自動車ながらも広々とした室内空間になっています。
燃費は23km/Lと程よく、価格帯は90万円程で100万円を切る手頃な値段で購入が可能です。
③スズキ「ワゴンR」
- 燃費:23〜25km/L
- 排気量:660cc
低価格で車を購入したい年収200万の方には中古車もおすすめ
予算や今後の生活を考えると新車の購入が厳しい人もいます。そんな人は中古車を検討も視野に入れましょう。
中古車は新車と比べても価格が低いのがメリットです。
同じ中古車でも、走行距離や車体の調子、販売している会社やディーラーによって価格は大きく異なります。
しかし、中古車であるために漠然とした不安があるのも確かです。
「前のオーナーがどんな乗り方をしていたのか」
「そもそもちゃんと走るんだろうか」
そういった心配があるのが中古車のデメリットと言えるでしょう。
年収200万の方におすすめの中古車【軽自動車編】
「なるべく車による費用の負担を抑えたい!」ということであれば、軽自動車がおすすめです。
普通車と比べても安価に購入ができ、維持費も安いので費用面で心配することも少なくなるでしょう。
ダイハツ「タント」
- 燃費:15.4〜16.6km/L
- 排気量:660cc
タントは室内空間の広さが売りの軽自動車。
おすすめは自動スライドドアを完備した2019年モデルです。
割と最近の年式ですが、100万円程で売り出されている車体が多いですよ。
スズキ「ワゴンR」
- 燃費:12.5〜22.4km/L
- 排気量:660cc
先ほども紹介したワゴンRですが、中古車としてももちろん人気があります。
おすすめは2017年モデル。
安全機能を完備し、50万円からと低価格での購入が可能です。
スズキ 「5代目エブリイ」
- 燃費:13〜20km/L
- 排気量:660cc
エブリィはワンボックスタイプの軽自動車です。
安価でカスタム性も高いことから、よく車内泊やキャンプにも利用されるほど人気があります。
平均価格は90万円程ですが、30〜50万円と安価な車体もよく見られます。
ホンダ 「ビート」
- 燃費:17km/L〜
- 排気量:660cc
「軽自動車でもスポーティな車がいい!」という人もいるでしょう。
そんな人にはビートがおすすめです。
2シーターのためスペースは狭いですが、スポーツカーならではの走りを体感できます。
ノーマルであれば状態の良いもので80万円程から購入ができます。
ミツビシ 「三菱eKワゴン」
- 燃費:21〜29km/L
- 排気量:660cc
三菱eKワゴンは広めの収納スペースが特徴です。
それでありながら軽量化も図り、安定した走行をしてくれます。
最新の年式でも100万円前後で購入が可能です。
年収200万の方におすすめの中古車【普通自動車編】
次は人気の高い普通車を見ていきましょう。
トヨタ「アクア」
- 燃費:35〜37km/L
- 排気量:1500cc
普通車の中でも圧倒的低燃費と人気を誇る車ですね。
価格や燃費の面からも2011年モデルがおすすめ。
価格は100万円を切るものもよく見かけます。
ホンダ「フィット」
- 燃費:15〜20km/L
- 排気量:1300〜1500cc
とにかく小回りか効いて安定した走行が魅力です。
特に2013年モデルは安全面も大幅にアップ。
100万円前後で購入できるものが多いです。
トヨタ「プログレNC250ウォールナットパッケージ」
- 燃費:9〜11km/L
- 排気量:2491〜2997cc
レザーシートを採用し、高級感あふれる室内のセダン。
2007年式と型式は古いですが、60〜70万円と低価格で購入ができます。
日産 「E12型ノート」
- 燃費:14〜38km/L
- 排気量:1200〜1600cc
アラウンドビューモニターを搭載し、周囲の状況を把握しやすいのが特徴です。
また、豊富なグレードがあるため、自分にあった一台が見つかるはずですよ。
価格は80〜90万円程となっています。
マツダ 「デミオ」
- 燃費:19〜30km/L
- 排気量:1298〜1498cc
ディーゼルエンジンを搭載した「デミオXD」は高い燃費性能を誇るのでおすすめです。
内装も高級感にあふれ、安全技術も完備。
グレードにもよりますが、100万円前後で購入できます。
スバル 「フォレスター」
- 燃費:13〜18km/L
- 排気量:1800〜2500cc
SUV車ならフォレスターの3代目がおすすめです。
約2000ccのパワーあふれる走りに魅力を感じる人は多いでしょう。
価格は50〜100万円程となっています。
年収200万の人におすすめの外車やスポーツカーを紹介
「外車やスポーツカーに乗るのが夢だった」という方もいるでしょう。
ここでは安価で手に入る外車やスポーツカーを紹介します。
ボルボ「XC70」
- 燃費:9〜14km/L
- 排気量:1968〜3192cc
クロスオーバータイプのSUV車です。
外観は落ち着いた印象ですが、耐久性に定評があるため人気の車ですね。
荷物も多く積み込めるほどの広さがあるので、アウトドアにはもってこいの一台。
年式が新しいものは200万円を超えますが、古い年式になると50万円程から購入できます。
マツダ「RX-8」
- 燃費:9〜10km/L
- 排気量:1400cc
マツダを代表するスポーツカーですね。
ロータリーエンジンを搭載しているため、車体の軽量化や騒音の低下を実現しています。
スポーツカーなのでカスタムされたものが多く出回っていますが、ノーマルの状態なら50万円程から購入できます。
年収200万円のマイカーローンの目安は60万から80万円程度!
いざ車を購入するとなるとやはり元手が必要になりますよね。
一文なしでは車は購入できませんから、マイカーローンを考える人もいるでしょう。
では、マイカーローンでいくら借り入れた方が良いのでしょうか。
年収が200万円の場合、マイカーローンの目安は60〜80万円程度になります。
年収の約3〜4割程になりますね。
ここからはマイカーローンを利用した車の購入について見ていきましょう!
年収200万の人がマイカーローンを利用する際の注意点
年収200万円の人がマイカーローンを利用する場合、ローンの審査が通りにくいことが考えられます。
ローンの審査では年収や雇用形態、会社での勤続年数が影響してくるからです。
これらが意味しているのは「返済ができるかどうか」です。返済が困難な人にお金を貸し付けるのは「もしかしたら返ってこないかも…」と不安になりますよね。
借入金が多い場合は、それなりに月々の負担も大きくなります。
後になって「やっぱり払えない」ではローン会社も困ってしまいます。
負担を減らすためにも、借り入れする金額はなるべく抑えて自分の資産から捻出するようにしましょう。
年収200万の人がマイカーローンの審査に通らない時の対処法2選
仮に審査に通らなかった場合、マイカーローンを諦めるしかないのでしょうか。
実はまだできることは残っています。
- 年収が申し込みの項目に入っていないローンを選ぶ
- 頭金を貯める
年収が申し込みの項目に入っていないローンを選ぶ
中には年収や職業など関係なく申請できるローン会社もあります。
例えば、しずおか銀行のマイカーローンではアルバイトや年金生活などの人も申請が行えるようになっています。
また、ネットだけで手続きが完了するので、わざわざ来店する必要もありませんね。
こうした会社でのマイカーローンを申請することを検討してみましょう。
頭金を貯める
マイカーローンで借り入れる金額が大きい場合は、まず頭金を自分で準備することから始めてみましょう。
例えば、150万円の車を購入するためにマイカーローンを利用したいなら、3分の1の50万円とある程度の頭金を用意しておきます。
車の購入費をほぼほぼローンで賄うのではなく、頭金を準備しておく方が毎月負担が減りますし、審査も通過しやすくなります。
年収200万の人が年収以外の理由でマイカーローンの審査に落ちる理由
年収で不安のある人は先ほど紹介した対策を取ることができました。
しかし、年収以外の理由でも審査に落ちる可能性があります。
現在の職場での勤続年数が1年未満
今勤めている職場での勤続年数が1年未満であると、審査には通りにくいです。
審査では返済能力や安定した収入を得ているかがポイントになります。
例えば勤続1年未満の人よりは、5年以上勤めている人の方がお金を貸し付けた時の安心感がありますよね。
新卒や転職して1年未満の人は審査に通りづらくなってしまうのです。
他のローン等を利用しており年間の借り入れ額が年収の30%を超えている
他のローンでの借り入れ金額が年収の30%以上であると審査に通りにくいです。
ローンでは年収に対しての返済金額の割合である「返済比率」が重要視されます。
仮に年収200万円の人の返済比率が50%だと、年収の半分以上がローンに消えていることに。
現段階で返済に厳しいのに、これからお金を貸し付けて返済してくれるのか不安になりますよね。
他のローンを利用している場合は返済比率に注意しましょう。
過去に支払いの遅延や滞納をしたことがある
支払いに関して遅滞や滞納歴があれば審査に響きます。
信用も重視されるローンでは、遅滞や滞納しているとあれば「返済能力がない」と判断されることに。
例えばクレジットカードは信用情報が記録されます。
そのため「つい払い忘れてしまった!」といった場合はその時だけでなく、後々ローンを利用する時にも影響を与えてしまうのです。
年収200万の人にはカーリースもおすすめ
車の購入でなく、借りることも検討しましょう。
カーリースでは毎月定額を支払うことで車を借りることができます。
ローンや頭金の準備が必要ないため、自分で車を購入するよりも費用を抑えられます。
注意点としては中途での解約ができず、満期まで自分が契約した車に乗り続けなければなりません。
また、満期時の走行距離や車の損傷などによっては、追加で料金が発生することがあります。
参考:200万の車を購入した際の料金シミュレーション
実際に車を購入したらどのくらいの費用が必要なのか気になるところです。
ここでは200万円の車を購入した時のシミュレーションを行なってみましょう。
月々のローンの返済額
ローンは3年や5年の期間が一般的ですが、支払額に違いが出てくるのでしょうか。
ここでは頭金を40万円入金した残額の160万円を返済していく例を見ていきましょう。
金利は平均的な3%で設定し、ボーナス支払いを除いて計算していきます。
3年ローン | 5年ローン | |
---|---|---|
毎月の返済額 | 46,529円 | 28,749円 |
総返済額 | 1,675,077円 | 1,724,990円 |
毎月の返済額は3年と5年で1万円ほどの差がありますね。つまり、返済期間が少ないほど、毎月の負担が少なくなることがわかります。
総返済額は金利を含めると、5年ローンの方が金額が多いです。つまり、返済期間が長くなるほど金利の影響から支払額が多くなってしまいます。
車の維持費一覧
車は購入した後もさまざまな費用が発生します。
ここでは車の維持費がどれだけかかるのかを例に見ていきましょう。
- ガソリン代 年間30,000〜40,000円程
- 自動車重量税(普通)36,900円/3年 (軽)9,900円/3年
- 自動車税(種別割)30,500円 (軽)10,800円
- 自賠責保険料 20,000円程度
- 車検費用 70,000〜100,000円程度
- その他諸費用あり
それぞれの金額はあくまで平均ですが、家計に大きな負担になることがあります。
特に車検代の負担が大きく、1回で10万円以上かかる場合も。
車の値段だけでなく、こうした後々の維持費にも注意が必要です。
まとめ:年収200万の人の車の適正価格とおすすめの車種
年収200万円の人の車の購入について解説しました。
今回のまとめとして…
- 年収200万円の人が車を購入する場合は100万円以下が適正価格
- 新車でも100万円前後で購入できる車もさまざま
- 購入費用を抑えたい場合は中古車の購入がおすすめ
- 年収200万円の人のマイカーローンの目安は60〜80万円
- マイカーローンの審査は信用や勤続年数、返済能力があるかがポイント
- 審査に通らない時はローンの見直しや頭金を貯める、カーリースを利用する
- 毎月の返済額や維持費にも注意しておく
車の購入が生活に影響を与えるのであれば、なるべく費用を抑えた購入を検討する必要がありますね。
自身に見合った車選びを行っていきましょう。
マネーキャリアでは、他にも読んで頂きたい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。