内容をまとめると
- 住宅購入前に読む本の選び方は、まず広く浅く住宅全般の知識をつけられる本を読むのがおすすめ。どの住宅が自分にとってベストかを知るヒントになる
- 住宅ローンなどのルールは変わることがあるため、なるべく新しい情報の詰まった最新版の本を選ぶ
- 住宅購入前に読むべきおすすめの本は「買ってはいけない家と土地」「住まいの解剖図鑑」など。購入したい家が新築か、中古かにもよって読むべき本は異なります
- 住宅購入では、予算を決めたり住宅ローンを選んだりと大きな決断が多く、自分一人で決めるのは難しいため「マネーキャリア」を活用し、お金のプロにアドバイスをもらう人も増えています。
「住宅購入前に読むおすすめの本を知りたい!」「マイホーム購入のために本を読むならどう選べばいいの?」このような悩みを抱える人は多いでしょう。そこで本記事では住宅購入前に読むおすすめの本や住宅購入のために勉強する方法を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る
この記事の目次
- 住宅購入前に読むおすすめの本は?
- 住宅購入前に読む本の選び方を紹介
- ①まずは広く浅く基礎知識を得られる本を読もう
- ②初級者・上級者などレベルに合った本を選ぼう
- ③新しい情報の詰まった最新版を読もう
- 【住宅に関する本】住宅購入前に読むおすすめの本10選を紹介
- ①「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本 改訂第3版
- ②買ってはいけない家と土地
- ③こんな街に「家」を買ってはいけない
- ④住まいの解剖図鑑
- ⑤改訂版 こんな建売住宅は買うな
- ⑥マンションを買うなら60㎡にしなさい
- ⑦自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本
- ⑧60分でわかる! 建築家とつくる「いい家」づくりの教科書
- ⑨知りたいことが全部わかる!不動産の教科書
- ⑩家を建てたくなったら
- 【購入・お金に関する本】住宅購入前に読むおすすめの本7選を紹介
- ①必ず知っておきたい「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法
- ②家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
- ③はじめてのマンション購入 成功させる完全ガイド 2022-23
- ④成功する住宅購入の教科書: 不動産のプロが自ら実践した最適な選び方
- ⑤住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2023
- ⑥コロナ時代にどう変わる? 知らなきゃ損する家とお金の話
- ⑦住宅のプロが教える 失敗しない! マイホームの建て方・買い方
- 住宅購入で失敗しないためのコツを紹介
- ①将来的に売る・貸すことを考える
- ②値崩れしないマンションを選ぶ
- ③都内は最寄駅からの距離を考えよう
- ④ローン返済を繰り上げで20年以内に完済できるよう計画しよう
- 住宅購入で失敗しないために勉強する方法
- ①住宅に関する本や記事を読む
- ②多くの物件情報を集めて比較してみる
- ③実際に物件の内覧に行く
- 住宅購入について迷った時に使えるサービス
- 住宅購入に関する相談が何度でも無料で可能:マネーキャリア
- 住宅購入前に読むおすすめの本まとめ
住宅購入前に読むおすすめの本は?
こんにちは、マネーキャリア編集部です。
先日30代の女性の友人から、こんな相談がありました。
「住宅購入を検討しているのですが、初めての購入ということもあり知識がないため、住宅購入前に読んだほうがいいおすすめの本を教えてほしいです。」
ここ数年、住宅ローンの特徴や手続きの流れ、住宅購入前に読むべき本など、住宅購入に関するご相談が非常に増えています。
実は、「住宅購入前に読むおすすめの本についてもっと早く知りたかった」と感じる人は多くいます。
また、日本では、学校での金融教育が不十分との声もよく聞きます。
実際、日本証券業協会が実施した「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査報告書」によると、金融経済教育の授業確保時間について約6割の教員が不十分であると回答しています。
この記事では、知る機会のなかった住宅購入前に読むおすすめの本について、わかりやすく解説していきます。
どんな本を読めばいいのか、住宅購入で失敗しないためにはどうすればいいのか、で悩んでいる方の第一歩のお手伝いになれば幸いです。
「 住宅ローンについて誰かに相談したい」そんな方は以下の記事でおすすめ住宅ローン相談先を紹介しているため確認必須です。
住宅購入前に読む本の選び方を紹介
そもそも住宅関連の本には、以下のようなものが挙げられます。
- 新築住宅
- 中古住宅
- 注文住宅
- 子育て世代向け
- シニア世代向け
- 住宅ローン・お金
- インテリア
一口に住宅購入の本と言ってもこれだけのジャンルがあるので、何を読めばいいのか迷うはずです。
そこでこの項目では、住宅購入前に読む本の選び方について解説します。
選び方は、以下の3つです。
- 広く浅く基礎知識を得られる本
- 初級者・上級者などレベルに合った本
- 新しい情報の詰まった最新版
それぞれ解説していきます。
①まずは広く浅く基礎知識を得られる本を読もう
住宅購入に関する知識がない場合は、「どの住宅が自分にとってベストか」がわかりません。
そのため、まずは広く浅く基礎知識を得られる本を読むことをおすすめします。
「どのような物件があるのか」
「どのようにして住宅ローンを組めばいいのか」
など、表面的な部分で構わないので、知らないことを少しずつ無くしていくことが大切です。
住宅購入は高額な買い物になりますので、最低限基礎知識は身につけておくと安心です。
②初級者・上級者などレベルに合った本を選ぼう
住宅購入に関する本のレベルは様々です。
初心者向けの本もあれば、初級者向け、上級者向けの本もあります。
上級者向けの本は、専門用語の説明がなく応用的な情報が詰まっているので、初心者や初級者には向きません。
自分のレベルに合わない本を選んでしまうと、変な解釈をして誤った知識を習得しかねないので注意が必要。
無理に高いレベルの本を読むのではなく、自分のレベルに合った本でまずは基礎知識から知っていくのがおすすめです。
そのため、住宅購入には時間にゆとりを持っておくと、知識を学ぶ時間も充分に取ることができます。
③新しい情報の詰まった最新版を読もう
これはどの世界でもそうですが、基本的に最新の情報には価値があります。
もちろん古い情報の中にも価値はありますが、住宅ローンのお得な制度や不動産業界のルールなどに変化があった場合に対応できないケースもあります。
国が行う補助金制度などは変更されることも多いため、常に最新の情報を知っておくことで、損をしない住宅購入が目指せます。
そのため、できる限り新しい住宅購入の本を選び、知識として見つけておくべきです。
【住宅に関する本】住宅購入前に読むおすすめの本10選を紹介
それでは、具体的にどの本がおすすめなのかについてお伝えしたいと思います。
住宅購入前に読む住宅に関するおすすめの本は、以下の10冊です。
- 「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本 改訂第3版
- 買ってはいけない家と土地
- こんな街に「家」を買ってはいけない
- 住まいの解剖図鑑
- 改訂版 こんな建売住宅は買うな
- マンションを買うなら60㎡にしなさい
- 自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本
- 60分でわかる! 建築家とつくる「いい家」づくりの教科書
- 知りたいことが全部わかる!不動産の教科書
- 家を建てたくなったら
不動産売買は、知識のある者が得をする情報戦です。
投資目的ではないにしろ、将来的に子供に贈与したり、第三者に売ったりする可能性があるので、後悔しないように勉強しておくべきです。
①「家を買おうかな」と思ったときにまず読む本 改訂第3版
住宅購入で後悔したくない人におすすめです。
②買ってはいけない家と土地
良い家や土地の選び方に加えて、不動産取引の流れや注意点など、初心者が知っておきたい情報が網羅的に書き記されています。
不動産セールスマンに乗せられないための必須知識も得られるので、損をしにくくなることが期待できます。
不動産取引に詳しくない、初めてマイホームを購入する人におすすめです。
③こんな街に「家」を買ってはいけない
田舎の戸建て住宅は「財産」ではなく「不良債権」になる恐れがある、と納得してしまう一冊です。
文章が具体的でわかりやすく、どのようにして家を買えばいいのか、不動産の資産価値はどのように向上するのか、などを知ることができます。
「賃貸マンションはもったいない」というような固定観念がある人におすすめです。
④住まいの解剖図鑑
住宅に関する基本的な知識を知れる一冊です。
キッチンやドア、水回りなど、住宅を細分化してそれぞれの役割を丁寧に解説しています。
注文住宅を検討している人におすすめです。
⑤改訂版 こんな建売住宅は買うな
その建売住宅が「良質」か「悪質(手抜き)」かを見極める方法が記載されています。
1,000件以上の欠陥住宅を見抜いてきた著者だからこそ言える、説得力のある見極め方や不動産会社に騙されないための方法を学ぶことが可能。
建売住宅の購入を検討している人におすすめです。
⑥マンションを買うなら60㎡にしなさい
どのマンションの購入すればいいのか迷っている人におすすめです。
⑦自然災害に備える!火災・地震保険とお金の本
火災・地震保険について知っておきたい人、将来起こりうるリスクに備えたい人におすすめです。
⑧60分でわかる! 建築家とつくる「いい家」づくりの教科書
注文住宅の依頼を「ハウスメーカー」か「建築家」のどちらにすべきかで迷っている人におすすめです。
⑨知りたいことが全部わかる!不動産の教科書
不動産に関するあらゆる知識を得られる一冊です。
不動産売買の手続きの流れやポイント・税金について、不動産仲介のテクニックなどを学べます。
マイホーム購入に加えて、将来的に不動産投資をしたい人におすすめです。
⑩家を建てたくなったら
家を建てる際の考え方を中心に、間取りや収納、建築家選び、お金回りの話などをわかりやすく解説しています。
漠然と「家を建てたい」と考えている人の中で、建築家に依頼するメリット・デメリットや注意点を知りたい人におすすめです。
【購入・お金に関する本】住宅購入前に読むおすすめの本7選を紹介
住宅購入前に読むおすすめの本は、以下の7冊です。
- 必ず知っておきたい「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法
- 家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
- はじめてのマンション購入 成功させる完全ガイド 2021-22
- 成功する住宅購入の教科書: 不動産のプロが自ら実践した最適な選び方
- 住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2021
- コロナ時代にどう変わる? 知らなきゃ損する家とお金の話
- 住宅のプロが教える 失敗しない! マイホームの建て方・買い方
それぞれ紹介していきます。
①必ず知っておきたい「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法
年収300万円ほどでマイホームをお得に購入したい人におすすめです。
②家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
不動産会社や銀行側が語らない本音を知れる一冊です。
住宅購入側の筆者が伝える、正しい家の買い方や住宅ローンの選び方、営業マンとの交渉術などを紹介しています。
住宅購入の初心者は物事の表面的な部分をそのままの意味で捉えてしまいますが、本書では誤った解釈をしている読者に向けて本当の意味を解説。
大事なお金を守りたい人におすすめです。
③はじめてのマンション購入 成功させる完全ガイド 2022-23
マンションの購入を検討している人が最大250万円得する制度について知れる一冊です。
新築マンションや中古マンションについてや住宅ローン、マンション購入にかかる費用・税金などを幅広く学べます。
マンション購入が初めての人におすすめです。
④成功する住宅購入の教科書: 不動産のプロが自ら実践した最適な選び方
住宅購入で成功するための考え方・方法について、初心者でもわかりやすい表現で説明している一冊です。
住宅購入前にすべきことや住宅の探し方、業者の選び方など、住宅購入で失敗しない方法を学べます。
家や住宅ローンの選び方がわからない人におすすめです。
⑤住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本2023
住まいに関わる税金や住宅ローンの不安を解消できる一冊です。
ファイナンシャルプランナーと税理士が陳腐化しない情報と最新情報を解説しています。
漠然としたお金の不安をなくしたい人におすすめです。
⑥コロナ時代にどう変わる? 知らなきゃ損する家とお金の話
コロナ時代の住宅購入や住宅ローンに重点を置いた一冊です。
アブノーマルな時代の家の選び方や家をお得に買う方法など、家選びとお金で失敗しない方法を学べます。
住宅ローン破綻しないコツや家をお得に購入する方法を知りたい人におすすめです。
⑦住宅のプロが教える 失敗しない! マイホームの建て方・買い方
マイホームができるまでの一連の流れを解説している一冊です。
住宅会社の選ぶポイントはもちろん、資金計画や土地選び、着工から完成までの流れを知ることができます。
広く浅い情報を読み手が理解しやすいように工夫して伝えているので、小さな字が連なっている読みにくい本が苦手な人におすすめです。
住宅購入で失敗しないためのコツを紹介
住宅購入前は「素敵な環境で家族と過ごせること」ばかりに目がいきがちです。
しかし、住宅購入ではそれ以上に考えなければならないことがあり、それらを考慮しなかったために後悔することも少なくはありません。
そこでこの項目では、住宅購入で失敗しないためのコツを紹介します。
紹介する内容は、以下の4つです。
- 将来的に売る・貸すことを考える
- 値崩れしないマンションを選ぶ
- 都内は最寄駅からの距離を考えよう
- ローン返済を繰り上げで20年以内に完済できるよう計画しよう
それぞれ紹介していきます。
①将来的に売る・貸すことを考える
住宅購入は、“投資”と認識することが大切です。
新築は綺麗でついつい購入したくなりますが、リセールバリュー(転売価値)を考えた場合には、築浅や築古などの中古住宅を購入する方が損をしにくくなります。
中古住宅を安く仕入れてリノベーションし、価値を向上させることで利益を出すことができるのです。
また、住宅を購入する場所も考慮すべきと考えます。
立地や利便性が良い住宅を狙うと将来的に売ったり貸したりしやすくなるので、資産価値にこだわった住宅探しを行うべきです。
②値崩れしないマンションを選ぶ
戸建て住宅ではなく、マンションを購入する方は値崩れしないものを選ぶことが大切です。
以下の条件に当てはまるマンションは、値崩れしにくいのでチェックしておくのがおすすめ。
- 生活の利便性が良く、地域の安全性が確保され、自然災害による危険がない
- 発展・成長しそうなエリア
- 日当たりや風通し、景観が良い
③都内は最寄駅からの距離を考えよう
購入する住宅は最寄駅から近い方がいいです。
なぜなら、通勤時間が短くなり、体力的にも精神的にも楽だからです。
あまりに素敵な住宅だからと言って最寄駅から遠い立地を選んでしまうと、通勤や退勤で心身が疲弊してしまいます。
また、住宅から勤務先までの距離が遠い場合、必要な睡眠時間を確保できなくなるので、健康や仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼす恐れも。
その点に注意して、都内は最寄駅からの距離を考え住宅を選ぶべきです。
④ローン返済を繰り上げで20年以内に完済できるよう計画しよう
繰上げ返済をすることでその分の利息を支払う必要がなくなり、住宅ローンの総支払額を減らすことができます。
一定額の貯金が貯まってからではなく、少しでも貯金に回せるお金があれば繰上げ返済に充てて、20年以内に完済を目指すのがおすすめです。
家計の状況も見ながら、無理のない範囲で繰り上げ返済を検討しておくべきです。
住宅購入で失敗しないために勉強する方法
住宅購入で失敗しないためのコツをお伝えしましたが、それらの有用な情報は勉強することによって簡単に手に入ります。
そこでこの項目では、住宅購入で失敗しないために勉強する方法を紹介します。
紹介する内容は、以下の3つです。
- 住宅に関する本や記事を読む
- 多くの物件情報を集めて比較してみる
- 実際に物件の内覧に行く
それぞれ紹介していきます。
①住宅に関する本や記事を読む
住宅購入が成功するかどうかは、情報量で決まります。
上記でも説明しましたが、住宅購入は情報をたくさん集め、勉強した人が有利になる情報戦でもあります。
住宅購入に関する本や記事を読んで、活用できそうな情報をできるだけ多く集めておくことが、失敗しない近道ともいえます。
1日1時間程度でいいので、知識を得るための時間を設けることが大切です。
②多くの物件情報を集めて比較してみる
本や記事で一定の知識を身につけた後に、HOME'SやSUUMOなどのポータルサイトで物件情報を集めて比較してみましょう。
ポータルサイトで物件情報を集める際には、
- 同じ地域
- 同じくらいの築年数
- 同じような間取り
そうすることで相場を把握できるようになり、割高な住宅を購入するリスクを避けることができます。
③実際に物件の内覧に行く
物件の内覧に行くことで、玄関周りや水回り、居室などの部分を細かくチェックできます。
昼間と夜では住宅の雰囲気も変わるため、一度だけの内見ではなく何度か行ってみるのがおすすめです。
まれに物件資料と異なる部分があったり、設備が故障していたりする場合があるので、入居後に後悔しないように、隅々まで確認しておきましょう。
住宅購入について迷った時に使えるサービス
以下では、住宅購入で失敗しないために使っておきたいサービスを紹介します。
ここまで住宅購入前に読む本や失敗しないためのコツについて紹介してきました。
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