心療内科に通院していたら生命保険に加入できないのか?現役FPがわかりやすく解説のサムネイル画像

心療内科の通院歴があっても生命保険に加入できる?

心療内科の通院歴があっても加入できる生命保険が知りたい

とお悩みではないでしょうか。

  • 結論、心療内科への通院歴があっても生命保険(医療保険や死亡保険)に加入できる可能性はあります!
ただし、心療内科への最終通院から5年以上が経っていない場合や、医師の完治証明書がない場合は、通常の生命保険に入りにくい可能性もあります。

この記事では、心療内科に通院したことがあっても生命保険(医療保険や死亡保険)に加入できる条件や、加入しやすい生命保険の種類について説明します。

加入できない場合の対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

※心療内科の通院歴は保険会社にバレる可能性が高いです。
※通院歴を隠しての保険加入は告知義務違反となるため注意しましょう。

  • 心療内科の通院歴があるけど生命保険(医療保険や死亡保険)に加入したい
  • 複数の保険を比較して良い条件で加入したい
  • 心療内科の通院歴で生命保険の加入を断られた

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監修者「谷川 昌平」

監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。
>> 谷川 昌平の詳細な経歴を見る

この記事の目次

心療内科の通院歴ありでも生命保険に加入できる条件

心療内科に通院歴がある人の保険加入条件
心療内科の通院歴があっても、以下の3つのケースであれば生命保険(医療保険や死亡保険)に加入できる可能性が高いです。

  • 完治から5年経過している
  • 最終通院や治療が5年未満でも過去の入院歴はなく、完治と診断されている
  • 既に生命保険に加入していて更新を行う
上記のとおり、心療内科の通院歴があるからといって、生命保険(医療保険や死亡保険)の加入を諦める必要はありません。

この見出しでは、3つの加入できるケースについて詳しく解説していくので参考にしてください。

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最終通院から5年経過していれば告知なしで加入できる可能性が高い

最後に心療内科に行った日から5年以上経過していれば、告知なしで生命保険に加入できる可能性が高いです。


以下は、心療内科に通ったことがある人が生命保険加入時に報告しなければならない、一般的な告知内容です。 

  •  直近3ヶ月以内に医者からの投与・検査・診療・治療を受けていないか
  • 過去5年で手術や7日間以上の入院をしていないか
  • 過去5年以内で指定された病気で投与・治療・診察・検査を受けていないか
  • 過去5年の健康診断の結果で「要経過観察」「要検査」「要精密検査」「要治療」の報告を受けていないか 

上記からわかるように、保険会社は5年以内の心療内科での通院歴を保険加入可否の基準としている場合が多いです。


そのため、5年以上が経過している方は通常の保険を検討しても問題ありません。

最終通院が5年未満でも完治証明できれば加入できる場合がある

心療内科への最終通院が5年未満でも、完治の証明ができれば生命保険に加入できる可能性はあります。


完治と認められるには医師の証明書が必要なので用意できるようにしておきましょう。


ただし、前提として最終通院から5年が経っていないため、保険会社によっては生命保険に加入できても以下のように保険内容に条件がつく場合があります。

  • 特別条件の契約になる
  • 特定疾病・特定部位不担保の契約になる
「特定疾病・特定部位不担保」とは、指定された病気について、一定の期間は補償されない契約です。

「一定期間」は長期になる場合もあり、契約の最後まで続くケースもみられます。

そのため、まずは完治の証明をすれば条件なしで加入できる保険会社を見つける必要があります。

どの保険会社の保険が良さそうか気になる方は、保険相談窓口に探してもらうことが大切です。

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生命保険加入後の心療内科への通院は申告せず更新可能

心療内科の通院前から生命保険に加入していた場合は、そのまま申告せずに更新ができます。


つまり、生命保険の契約途中で心療内科に通院する分には、契約更新には影響がありません。


ただし、加入済みの生命保険でも、心療内科の通院歴があると以下はできない可能性があるため注意してください。

  • 新たな特約を付加する
  • 契約内容の見直しをおこなう

なぜなら、新たな特約を付けたり、契約内容を見直したりする際は、保険会社が現在の「通院歴」「病歴」を確認するためです。


そのため、契約更新をするときは、新たな特約を付けたり、契約を見直したりするのは控えましょう。

心療内科の通院歴は生命保険加入時にバレるため注意

心療内科への通院歴がバレる可能性の説明心療内科の通院歴は生命保険加入時にバレる可能性が高いです。


なぜなら、生命保険の保険金が払われるときに、保険会社は過去の「通院」「病歴」を調査することができるからです。


具体的には、以下の項目について入念な確認がおこなわれます。

  • 過去の健康診断のチェック
  • 通院歴の確認 
  • 治療していた年数 
  • 担当医との話し合い 

保険は、病気やケガの治療に対して同じリスクを抱える契約者が保険料を出し合い、いざというときに保険金として利用できるシステムで成り立っています。


そのため、保険会社は保険契約者同士の公平性を保つために、保険金を使う際に細かなチェックを必ず行わなければなりません。


よって、心療内科への通院歴はバレると認識し嘘はつかないようにしましょう。


※参考:病歴があったのい告知するのを忘れていたら?|生命保険文化センター

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心療内科への通院歴を生命保険会社に隠すと告知義務違反になる

生命保険会社に心療内科の通院歴を告知しなった場合は、告知義務違反になります。


告知義務違反になると、保険会社からペナルティが課せられるため、注意してください。


具体的には、以下のペナルティが課せられます。

  • 契約の解除
  • 契約取り消しになり保険金が払われない

契約解除は、保険の責任開始から2年以内に告知義務違反が発覚した場合に、おこなわれます。

契約解除がおこなわれた場合には、生命保険料は一切受け取り出来ません

しかし、契約解除の場合は過去に支払った保険金は「解約返戻金」として一部は戻ってきます。

また、重大な告知違反と判断された場合は「契約の取り消し」になります。

「契約解除」との違いは、過去に積み立てた保険金もすべて取り消しになってしまうところです。

さらに、「契約の取り消し」では、2年以上過ぎたときにバレても行われるため注意してください。

最悪のケースとして詐欺罪として、逮捕される可能性もあるため気を付けてください。

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心療内科の通院歴で生命保険の加入ができないときの対処法4つ

生命保険に加入出来ない際の対処法の説明
心療内科の通院歴で生命保険の加入ができないときの対処法は以下の4つです。
  1. 持病保険の専門家に相談する
  2. 完治後5年経つのを待つ
  3. 引受基準緩和型生命保険への加入を検討する 
  4. 無告知型・無選択型生命保険への加入を検討する
自分の心療内科への通院歴や状況を踏まえて加入できる保険を探したい人は、持病保険の専門家に相談し加入できる保険がないか探してもらうのがおすすめです。

また、将来生命保険に入れれば問題ないという方は、完治後5年経つのを待つのも1つの手です。

さらに、保険料は割高ですが「引受基準緩和型生命保険」「無告知型・無選択型生命保険」なら心療内科への通院歴があっても入りやすいです。

それぞれについて詳しく説明していくので参考にしてみてください。

持病保険の専門家に相談する

心療内科への通院歴で生命保険の加入ができないときはまずは持病保険の専門家に相談することがおすすめです。


なぜなら、持病を持っている方や通院歴がある方への加入可否について詳しいため、入れる保険を探してくれやすいからです。


特に、おすすめなのはマネーキャリア無料保険相談サービスです。


マネーキャリアには独自のスコアリングに基づいた優秀なFPのみが在籍しており、心療内科への通院歴があっても保険に入れる可能性を徹底的に探り、最適な保険を提案します。


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完治後5年経つのを待つ

心療内科への通院歴がある場合、完治後5年が経過していると保険への加入がしやすくなります。


そのため、今すぐ保険が必要ではない方や、きちんと完治してから通常の生命保険に加入するという方法でも問題ない方はこの方法を選びましょう。


5年経つのを待つ間に、まずは心療内科に通うことになった原因を分析し、このままでも解消できるものなのか、新しい場所に身を移しストレスを取り除くべきなのかなど、慎重に考えてみましょう。


引受基準緩和型生命保険への加入

5年以内に心療内科の通院記録がある人は「引受基準緩和型生命保険」への加入がおすすめです。 


 「引受基準緩和型生命保険」とは、告知内容が一般の生命保険よりも少なくなっているのが特徴です。


以下の条件にどれも当てはまらなければ、保険への加入が可能です。

  •  直近3ヶ月以内に入院・手術・先進医療・検査を医師から推薦されているか
  • 過去2年以内に入院した経験があるか 
  • 5年以内にがん・肝硬変・慢性肝炎により、投薬・治療・検査・診察を受けていないか 

ただし「引受基準緩和型生命保険」の保険料は通常に比べて割高になるため注意してください。


また、選ぶ保険によっては、受け取る保険金が一定の間減額になるものも存在します。


保険会社によっては「引受基準緩和型生命保険」でも保険金の減額がない生命保険もあるため、内容を確認して選びましょう。 


参考:「健康状態に不安がある人でも、契約できる医療保険とは?」|公益財団法人 生命保険文化センター

「引受基準緩和型生命保険の中でもできる限り希望に合った条件で加入したい」


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無告知型・無選択型生命保険への加入

「無告知型・無選択型生命保険」は「引受基準緩和型生命保険」よりも、さらに加入がしやすい保険です。


なぜなら、健康状態や病歴の告知が一切必要ないからです。


「無告知型・無選択型生命保険」であれば、以下の項目だけ告知すれば加入が可能です。

  • 身長
  • 体重
  • 年齢
  • 職業

そのため、過去に入院歴がある人でも安心して加入ができます。


しかし、無告知型だからといって、すべての人が加入できるわけではありません。


以下に該当する人は加入ができないため、注意しましょう。

  • 現在入院中の人
  • すぐに入院する予定がある人

また、「引受基準緩和型生命保険」と同じく「無告知型・無選択型生命保険」は一般の生命保険よりも、保険料が割高になることを頭に入れておいてください。

心療内科の通院歴がある人におすすめの生命保険相談窓口3選


生命保険探しにおすすめの、以下の3つの保険相談窓口を紹介します。


今回紹介する保険相談窓口は、池の通りです。

  1. マネーキャリア
  2. ほけんのぜんぶ
  3. 保険見直しラボ
心療内科の通院歴があると、一般の生命保険に加入ができないため、保険選びは難しくなります。

そのため、心療内科の通院歴がある人は、保険のプロに相談して探すのがおすすめです。 

保険相談窓口には完全無料で利用できるものもあり、プロが、1人1人の条件に合った保険を紹介してくれるのが特徴です。

マネーキャリアは完全無料で優秀なFPに保険の相談が可能

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ほけんのぜんぶは訪問型で対面での相談ができる

ほけんのぜんぶの魅力は、訪問型の相談を行っているところです。


ユーザーの自宅に直接訪問してくれるため、店舗に行かずに対面で相談ができます。


オンラインではなく、直接話して時間をかけて相談したい人には、最適な相談窓口です。

保険見直しラボはベテランアドバイザーが保険を提案

保険見直しラボは、経験豊富なベテランアドバイザーが多く在籍しています。


それぞれのアドバイザーの経験年数は平均12年以上で、数字で見てもベテランアドバイザーの多さがわかります。


心療内科への通院歴がある方のように、告知内容によって生命保険に加入できず悩んでいるケースでは相談内容も専門的になるため、ベテランに相談するのが安心です。


経験豊富なアドバイザーに相談したい人は保険見直しラボを利用しましょう。

心療内科と生命保険に関するよくある質問

心療内科と生命保険に関するよくある質問

心療内科の通院歴と生命保険に関するよくある質問を紹介します。


今回紹介する質問は以下の4つです。

  1. 心療内科への通院歴のデメリットは何ですか?
  2. 心療内科に1回だけ通ったら生命保険に入れませんか?
  3. 心療内科に通うと保険に入れないのはなぜですか?
  4. 心療内科は保険対象ですか?
それぞれ詳しく解説していくので、疑問を解消して保険を検討する際の参考にしましょう。

心療内科への通院歴のデメリットは何ですか?

心療内科への通院歴におけるデメリットは、生命保険に加入しにくくなることです。


ただし、最終通院日から5年以上が経っている・もしくは完治していて医師の証明書を持っている場合は、通常の生命保険に加入できないわけではありません。


通院歴がある場合でもなるべく良い条件の保険を探す場合は、保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。

マネーキャリアではオンライン保険の専門家に無料相談できるサービスを行っています。


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心療内科に1回だけ通ったら生命保険に入れませんか?

心療内科に1回だけでも通うと、通院歴があることになるため、場合によっては生命保険に入りにくくなります。


しかし、生命保険に絶対に入れない訳ではないので安心してください。


心療内科への通院歴がある方は、下記を把握しておきましょう。

  • 5年以上前の通院歴であれば、通常の生命保険に加入できる可能性が高い
  • 5年未満の通院歴でも「引受基準緩和型」や「無告知・無選択型」の生命保険なら入れる可能性が高い
通院歴がある場合でもまず通常の生命保険を検討し、加入が難しい場合は引受基準緩和型などを検討しましょう。

心療内科に通うと保険に入れないのはなぜですか?

心療内科に通っている方は、心身ともに健康な方に比べて治療費や入院費がかかるリスクが高いとみなされるためです。


保険は、同じだけのリスクを背負う健康な人が保険料を支払い、万が一の時にその保険料の中から保険金を受け取ることができる仕組みになっています。


そのため、保険金を受け取る可能性が最初から高い人は、公平性を保つために保険に加入できなくなる場合があります。

心療内科は保険対象ですか?

心療内科は、保険の対象です。


診察や治療は健康保険が適用されるため、自己負担額は3割になります。


また、処方された薬も保険が適用されることがほとんどです。


ただし、カウンセリングや一部の治療は保険外の場合があるので事前に確認しましょう。

心療内科への通院歴は生命保険加入時に告知する義務がある【まとめ】

心療内科の通院歴は、生命保険に加入する際に告知をする義務があります。


隠していて後からバレると告知義務違反になり、ペナルティを課せらるため注意しましょう。


では、心療内科の通院歴があったら通常の生命保険に加入できないのかというと絶対に加入できない訳ではありません。


心療内科の通院歴があっても加入できる条件は以下の2つです。

  • 最終通院歴から5年以上経っている
  • 完治していて、医師から証明書をもらうことができる
上記に当てはまらない方は、「引受基準緩和型生命保険」や「無告知型・無選択型生命保険」などの生命保険なら加入できる可能性があります。

ただし、通常の生命保険より保険料が高くなり、保障も限定的になります。

そのため、自分で保険を比較し、選ぶことはリスクが高いです。

そんな方にはマネーキャリアオンライン無料保険相談サービスがおすすめです。

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