新NISAとは何かがわかる入門ガイド:わかりやすい解説とプロの見解のサムネイル画像
「新NISAとは何かがわかる入門ガイド」では、「新しいNISA」のことを一般的な呼び方である「新NISA」と記載しています。

2024年からNISA(少額投資非課税制度)の制度改正により新NISA制度が導入されます。NISAは、運用利益が非課税となる点が最大のメリットで、資産形成を始めたい方にはぜひ活用してほしい制度です。今回の制度改正で、投資枠が拡大し、非課税期間が無期限になるなど、メリットがより充実しました。まだ始めていない方でも安心して始めれるように、新NISAを徹底解説します。

記事監修者「比本 りつ子」

監修者・インタビュアー比本 りつ子

広島県出身。2児の母として育児をしながらファイナンシャルプランナーを取得。現在は、マネーキャリアの広報として活動中。NISA歴 6年目!

この記事の目次

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新NISAの改正の5つ特徴とは?【基本からわかりやすく解説!】


新NISAの制度改正の特徴を5つ、わかりやすく解説していきます!

①投資上限額の拡大

つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円まで引き上げられました。

新NISAメリット:投資上限額の拡大

新NISAメリット:投資上限額の拡大
用語解説:成長投資枠とは?

②つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

現行の制度では、つみたてNISAか一般NISAのどちらかを選択する必要がありました。新NISAでは、つみたて投資枠成長投資枠の併用が可能になりました。つみたて投資枠120万円+成長枠240万円を併用して年間360万円投資できるようになりました。

新NISAメリット:つみたて投資枠と成長投資枠も併用可能

新NISAメリット:つみたて投資枠と成長投資枠も併用可能

③非課税期間が無期限

現行NISAでは、一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間の非課税期間でしたが、新NISAではともに非課税期間が無制限になりました。

新NISAメリット:非課税期間が無期限

新NISAメリット:非課税期間が無期限
詳細解説:NISAの非課税とは何か?

④生涯非課税限度額の設定

新NISAでは、1人あたり合計1800万円の生涯非課税限度額が設定されました。成長投資枠では、そのうち最大1200万円まで利用が可能です。また新NISAでは投資商品を売却すると非課税保有限度額が復活して、再利用可能となります。再利用可能とは、売却した非課税投資枠が、翌年以降に復活する仕組みです。

新NISAメリット:非課税の限度額が復活する仕組み

新NISAメリット:非課税の限度額が復活する仕組み

⑤現行NISAと新NISAは別口座

現行のつみたてNISAで持っている商品の購入時から一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間、そのまま非課税で保有が可能です。もちろん売却を自由に行えます。これまでのNISA枠は新NISAの生涯非課税限度額に含まれないので、2024年からの新NISAの非課税限度額1800万円とは別カウントになります。
詳細解説:現行NISAからの引き継ぎ

新NISAの重要な制度改正のポイントまとめ

つみたてNISAから新NISAへの制度改正のポイントを図表でわかりやすくまとめました。

新NISAの重要なポイントは

  1. 年間投資枠が拡大し、将来の資産形成がNISAを中心として行えるようになったこと。
    つみたてNISAでは月3.3万円の積立に限定されていたものが、月30万円まで可能となっています。もちろん、毎月30万円も拠出できる方はいないかと思いますので、NISAを資産形成の中心としていくべきと考えます。

  2. つみたて投資枠と成長投資枠を併用できること
    旧制度NISAでは、つみたてNISAか一般NSAのどちらか選択制でした。年間1回の変更は可能なものの、特につみたてNISAでは一括投資ができず、毎月の投資でした。新NISAでは、毎月一定額積立(つみたて投資枠)しながら、ボーナスなどで一括投資(成長枠投資)をするなど、柔軟な設計が可能となっています。

  3. 非課税期間が恒久化したこと
    旧制度NISAでは、非課税期間がつみたてNISAで20年、一般NISAで5年でした。非課税期間が終わると、NISA口座(非課税口座)から課税口座へ自動的に移動され、投資信託の売却で課税がされることになっていました。そのため、ロールオーバーといった移管作業なども発生することもありました。
    新NISAでは、ロールオーバーの概念は無くなり、課税期間を気にすることなく、資産形成を続けることが可能です。


新NISAへの変更は、基本的に優遇される要素しかないと考えて良いです。税負担が上がっている中での、数少ない政府の非課税施策なので、活用余地をしっかり考えていきましょう!


新NISAガイド:制度改正のポイントまとめ

新NISAガイド:制度改正のポイントまとめ

用語解説:ロールオーバーとは?

新NISAをどう活用する?【プロがわかりやすく解説!】


新NISAが始まって、投資できるファンドの数がさらに増えてきましたね。私個人としては非常にワクワクしています。ただ、たくさんの投資信託の中から、どれが自分に合っているのか選ぶのは難しいですよね。そこで、マネーキャリアのFPの方に、おすすめの投資先を教えてもらいました!
用語解説:ファンドとは?

初心者におすすめする投資先・投資信託はどこですか?

投資の初心者におすすめする投資先を聞いてみました。

新NISAの活用:おすすめの投資先・投資信託

新NISAの活用:おすすめの投資先・投資信託

専門家コメント

投資信託の選び方のポイントとは?

投資信託の選び方のポイントを聞いてみました。

新NISAの活用:投資信託の選び方のポイント

新NISAの活用:投資信託の選び方のポイント
専門家コメント

  • なるべく発売以来長く運用実績がある商品の比較をしています。
  • 分散投資による、リスク軽減を重視しています。
  • インデックスファンドは手数料、アクティブファンドは過去の実績(再現性等)を見ています。
  • 投資する方の意向・投資期間・投資先・純資産額・ポートフォリオを考えます。
  • 運用会社の信頼度、実績、再現性、運用理念を確認しています。  

お金のプロなら新NISAをどのように活用する?

お金のプロならではの新NISAについてや投資についての心構えを聞くことができました。 随時新しいインタビューを公開予定ですので、お楽しみに!

2024年2月更新!新NISAの活用方法をプロにインタビュー

東FPインタビュー記事のサムネイル画像

資産を育てるプロフェッショナル 24歳からの投資者、マネーキャリア東大森FP

井村FPインタビュー記事のサムネイル画像

新NISA制度の魅力と成功の秘訣!井村FPが語る賢い投資戦略

佐々木FPインタビューのサムネイル画像

子育て経験者佐々木FPの新NISAと子供へ金融教育のインタビュー

古賀FPインタビューのサムネイル画像

ママの笑顔を応援子育診断士古賀FPの楽しい資産形成

岸FPインタビューのサムネイル画像

新NISAと住宅相談のプロが語る賢い資産運用術,岸FPインタビュー

大澤FPインタビューのサムネイル画像

豊富な金融知識であなたの立場に立つ大澤FPが語る新NISA制度の魅力!

新NISAについて、マネーキャリアの人気専門家89人に聞きました!


マネーキャリアで活躍をしているお金のプロ(FP:ファイナンシャルプランナー、IFA:独立系金融アドバイザーなど)89名におすすめのファンドを聞いてました! 皆さまの投資信託選びの参考になれば嬉しいです。

インデックスファンドとアクティブファンドとは?違いは?


投資信託は、運用方法による違いから主にインデックス運用を行う「インデックスファンド」とアクティブ運用を行う「アクティブファンド」の二つに分けられています。

投資信託のインデックス運用とは?

インデックス運用とは、「市場全体の平均的なリターンの獲得」を目的に運用されています。日経平均株価やTOPIX、S&P500、ダウなど、代表的な株式指数などをベンチマークとし、それに連動した値動きをするよう運用します。手数料が比較的安い傾向にあります。

投資信託のアクティブ運用とは? 

アクティブ運用とは、目安となる指数(ベンチマーク)を上回る成績を目指す運用スタイルのことです。 たとえば、日本株で運用する投資信託の場合、日経平均株価やTOPIXなどのインデックスをベンチマークとして、それを上回る成績を目指します。運用のプロであるファンドマネージャーと運用チームが市場や個別銘柄の調査、分析を行い、その結果をもとに銘柄を選定して運用します。手数料が比較的高い傾向にあります。

アクティブファンドとインデックスファンドの違い

アクティブファンドとインデックスファンドの違い

専門家がおすすめする投資信託ファンドとその理由とは?

マネーキャリアの人気専門家にアンケートを実施し、89名の方の回答結果をランキング形式で発表します!


回答結果:新NISAで人気インデックスファンド

回答結果:新NISAで人気インデックスファンド

主な専門家のコメント


回答結果:新NISAで人気アクティブファンド

回答結果:新NISAで人気アクティブファンド

主な専門家のコメント

  • 「キャピタル世界株式ファンド」と回答
    運用ポリシーが秀逸で、長年実績を出し続けており、長期投資対象としてふさわしいファンドだと思います。

  • 「アライアンスバーンスタイン・米国成長株投信」と回答
    アクティブのため手数料は高めだが、成長企業に特化しS&P500と同等のリスクでありながら、リターンは上回る内容のため期待感がある。

  • 「モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン」と回答
    長期保有でのパフォーマンスが楽しめる。

新NISAが何もわからない...と不安な方に専門家からのメッセージ


「投資は始めてみたいけど怖くて、最初の一歩が踏み出せない。そんな方に向けて、専門家ならどのような言葉を掛けますか?」という質問をしてみました。


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