白血病はがん保険の対象?平均治療費や加入時の費用を解説【FP監修】のサムネイル画像
▼この記事を読んで欲しい人
  • 白血病もがん保険の対象か知りたい人
  • 白血病になってしまった人
  • 白血病の不安がある人
  • がん保険に加入するか悩んでいる人
▼この記事を読んで分かること
  • 白血病が、がん保険の対象になるか
  • 白血病の治療方法や治療費
  • 白血病以外も対象の病気

名前からは分かりにくいですが白血病は血液のがんのことであり、それゆえに白血病はがん保険の適応対象となります。しかし、白血病は状態により分類種類が分かれ、それによりとるべき治療方法や必要な治療費、加入すべきがん保険が異なってくるためしっかりと詳細を理解する必要があります。

この記事の目次

白血病はがん保険の対象内!

結論からお伝えすると白血病はがん保険の対象です。


名前からは分かりにくいですが白血病は血液のがんです。それゆえ当然ながらがん保険の対象となっています。


しかし、白血病は状態により分類の種類が分かれており、必要な治療方法や必要な医療費もそれぞれ異なります。


この記事を最後まで読んでいただき白血病の種類や治療、治療にかかる費用を理解して、しっかりと備えておきましょう。


そもそもがん保険が不要か必要か悩んでいるという方は以下の記事も参考にしてみて下さい

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白血病は大きく2種類に分かれる


白血病は状態により分類が分かれるとお伝えしましたが、大きくは2種類に分類されます


白血病の種類

  • 急性白血病
  • 慢性白血病

この2種類に分けられます。


状態により分けられるとお伝えしましたが、正確にはがん化していく早さで分類されています。


文字通りにがん化した細胞が急激に増殖していくのが「急性白血病」。ゆっくり増殖していくのが「慢性白血病」となります。

急性白血病

一重に急性白血病といっても血液中のどの細胞ががん化したのかによって、このように細かく分類されます。

分類名発症事由
急性リンパ性白血病白血球の一種であるリンパ球が悪性化し、
白血病細胞が無制限に増殖することで発症。
急性骨髄性白血病血液を骨髄でつくる過程で、骨髄芽球に遺伝子異常が発生し、
白血病細胞が無制限に増殖することで発症。
急性前骨髄球性白血病血液をつくる過程で、前骨髄球に遺伝子異常が発生し、
白血病細胞が無制限に増殖することで発症。


急性骨髄性白血病と急性前骨髄球性白血病の場合は、抗がん剤治療や分子標的薬を使用した治療が行われます。一方急性リンパ白血病の場合はフィラデルフィア染色体の有無によって治療の方法が異なりますが、基本的には抗がん剤を用いた治療がなされます。

(参照:がん情報サービス)


また抗がん剤治療や分子標的薬の詳細やこれらの治療ががん保険の対象かが気になる方は以下の記事を参考にしてください。

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急性白血病の特徴と原因

急性白血病の特徴は名前の通りですが、急激に白血病細胞が増殖するため顕著な症状が現れることです。


急性白血病の原因は残念ながら、まだまだ解明できていないことも多く不明な点が多い病気です。


これまでの研究で判明していることは、遺伝子異常や染色体異常、過去に受けた抗がん剤治療や放射線治療が原因となっていることです。


こういった原因により、細胞が早い段階で成長が止まってしまいます。


この成長をやめてしまった細胞を「白血病細胞」と言い、これが骨髄内で増殖し、骨髄を占拠してしまうことにより、正常な血液がつくれなくなることで様々な症状が発症します。


急性白血病の特徴は以下のように種類により変化します。


急性白血病の症状要因の種類

  • 血液をつくる機能が低下したことによる症状
  • 白血病細胞が臓器にひろがることによる症状

この2つに大別されています。


血液をつくる機能の低下により、貧血、動悸、息切れ、倦怠感、発熱、あざや鼻血、歯ぐきからの出血などの症状が挙げられます。


白血病細胞が臓器にひろがることにより、肝臓や脾臓の腫れ、関節痛、頭痛、腰痛、吐き気、リンパ節の腫れなどの症状が挙げられます。

慢性白血病

慢性白血病に関しても、さらに細かく分類されます。



慢性白血病の種類

分類名発症事由
慢性リンパ性白血病白血球の一種のリンパ球が悪性化し、
がん化した血液細胞が無制限に増殖することで発症。
慢性骨髄性白血病造血幹細胞(血液細胞のもと)に異常が発生し、
がん化した血液細胞が無制限に増殖することで発症。

急性白血病と同じように、どこの細胞ががん化したのかによって分類されています


慢性リンパ性白血病はさらに分けられます。

腫瘍細胞が骨髄や末梢血にある場合は「慢性リンパ性白血病」。

腫瘍細胞がリンパ節にある場合は「小リンパ球性リンパ腫」と呼びます。

慢性白血病の特徴と原因

慢性リンパ性白血病原因は不明とされており、遺伝子的な要因が大きいのではと考えられています。


慢性リンパ性白血病の特徴は、病気が進行すると、血液、骨髄だけでなく、リンパ節や肝臓・脾臓にも増殖し、痛みのない腫れがみられるようになります。


さらに発熱や体重減少、倦怠感や大量の寝汗などの症状がでてきます。


慢性骨髄性白血病の原因の多くは染色体異常とされています。9番染色体と22番染色体の一部が入れ替わる(転座)によってフィラデルフィア染色体が発生します。


このフィラデルフィア染色体の影響により、異常な遺伝子が形成され、血液細胞が過剰に増殖して発症します。


慢性骨髄性白血病の特徴は、慢性期、移行期、急性転化期と進行度合いにより分けられ、慢性期では白血球や血小板が増えるだけで自覚症状はほぼありません。


移行期に入ると全身に症状が出始め、発熱や骨の痛みなど、急性転化期には急性白血病と同じような状態になってしまいます。


慢性期は約3年から5年、移行期は約3カ月から9カ月、急性転化は約3カ月から6カ月と進行速度は人により多少差があります。

白血病の治療費は平均でいくらかかる?


もし万が一、白血病になってしまったらどれくらいの治療費が必要になるのか気になるところでしょう。


厚生労働省の医療給付実態調査では以下のように発表されています。

健康保険加入団体1日あたりの医療費1件当たりの医療費
協会健保50,738円
398,611円
組合健保50,608円381,211円
共済組合55,323円429,788円
国民健康保険52,413円593,376円


こちらの金額はあくまでも健康保険の範囲内での治療をした場合の金額になっています。保険適用外の治療を受けた場合は全額自己負担になります。

白血病の治療方法

白血病の治療方法は他のがんと違い、外科手術による除去ができませんので、抗がん剤などの化学治療が有効とされています。


治療名内容
多種抗がん剤治療数種類の薬剤を使用し、入院で数日から1週間程度を1セットとして、
数サイクル点滴投与します。
分子標的治療異常染体のフィラデルフィア染色体の抑制ができる
チロシンキナーゼ阻害剤を飲み続ける。
造血幹細胞移植
薬での治療が難しいと判断された場合に、健全な造血幹細胞を投与して、
骨髄機能の回復を図ります。
臍帯血(さいたいけつ)移植臍帯血とはへその緒のことで、へその緒の中の血液に存在している
造血幹細胞を移植する方法。
放射線治療治療後の再発防止として局所的にできている腫瘍箇所に照射します。
支持療法治療そのものではなく、抗がん剤などの副作用を緩和する目的でされるもの。


これらの治療を年齢やがんの種類、進行度に合わせて行われます。


実際に治療される際はお医者さんからの説明を聞き、各治療方法のメリット・デメリットを必ずご確認ください。

白血病の平均治療費

上記で様々な治療方法を解説しましたが、それにかかる治療費もまとめてみました。


白血病の治療費

治療名治療費
多種抗がん剤治療1サイクルで約100万円ほど
分子標的治療約10万から75万円
造血幹細胞移植平均400万から500万
臍帯血移植約200万円
放射線治療おおよそ60万円程度
支持療法何の薬を使うかにより変化


ここでご紹介した治療費はあくまでも平均です。実際には症状や状態、使用する薬や投与する頻度により大きく変わります


また、保険適用前の金額で記載していますので、記載金額の3割程度と考えておけばいいでしょう。


保険適用内の治療であれば高額療養費制度も使えます


高額療養費制度とは高額になった医療費をさらに助けてくれる制度です。収入により適用される区分が分けられます。


平均的な収入に場合(年収約370万から約770万円の方の場合)

80,100円+(医療費-267,000円)×1%=医療費上限額

となります。具体例を挙げると、造血幹細胞移植で約500万の医療費がかかった場合

80,100円+(500万-267,000円)×1%=127,430

このようにたとえ500万円の治療でも実際に支払う医療費は127,430円となります。


ただし高額療養費制度が使えるのは保険適用内の治療に対しての医療費です。


保険適用外の治療が全額自己負担。医療費以外の入院中の食事代や個室代、テレビなどの施設使用料などは別ですので、ご注意ください。

白血病の治療費を補えるがん保険の保障額はいくら?


上記で白血病の治療費について解説しましたが、それを補えるがん保険の保障額いくら必要なのかについて解説していきます。


がん保険の保障内容と保障額

保障内容保障額
がん入院1日3,000円
がん治療月額9万円
がん診断一時金特約100万円
先進医療特約2,000万まで
自由診療特約保険会社による


このようながん保険に加入できれば最低限の保障は賄えると考えていいでしょう。


がん入院とがん治療はどちらか片方でいいです。3,000円と9万円は高額療養費制度を使用し、実質負担額金額が約9万円の場合が多いのでそれに合わせています。


がん診断一時金は月の医療費の補填と、入院の際にかかるその他費用のため。


先進医療と自由診療は保険の適用外治療を受ける際でも、この特約があるがん保険に加入しておけば決まった金額までは生命保険会社の方が支払いをしてくれます


当然ながら他の考え方もありますので、あくまでも、がん保険加入時の参考の一つと考えてください。

白血病の治療費を補えるがん保険の月額保険料はいくら?


白血病の治療費を補えるがん保険の保障についてお伝えしましたが、それを実際に加入しようと考えた時の月々の保険料をいくつかまとめてみました。


今回の条件は30歳の女性、保険期間・払込期間を終身で統一しています。細かな保障内容や金額が設定できないこともあるので保障額内容に多少の差があります。


保険会社T 月額保険料3,430円

保障内容保障額
抗がん剤治療月額10万円
ホルモン剤治療月額5万円
手術・放射線治療10万円
先進医療通算2000万+
支援金20万
がん診断一時金100万円
自由診療抗がん剤月額40万円
ホルモン剤月額10万円


保険会社H 月額保険料2,770円

保障内容保障額
がん治療給付金月額10万円
がん診断給付金100万円
自由診療抗がん剤
自由診療ホルモン剤
月額20万円
自由診療乳房再建1乳房につき
10万円


保険会社A 月額4,269円

*払込免除特約が付いているために、他社より割高な金額となっています。

保障内容保障額
がん入院日額1万円
がん診断給付金50万円
がん通院日額1万円
がん治療月額10万円
特定保険外診療
(自由診療)
月額50万円
先進医療
患者申出療養
通算2000万+
支度金15万
がん検診後の
精密検査
2万円
ゲノムプロファイリング検査10万円
払込免除特約


保険会社によって保障内容は本当に様々です。特に自由診療については、まだ発売していない会社もあるのが実情となっています。


がん保険を検討する時は、必ず担当者から説明を聞き、ご自身に一番合ったがん保険を選んでください

白血病以外にがん保険が対象となる病気


白血病のように一般的にがん保険の対象なのに、知られていない病気についても紹介しておきます。


一般的に知られていないがん保険対象の病気

  • 悪性脳腫瘍
  • 悪性リンパ腫


こちらの2つも実はがん保険の対象になります。


察しのいい方だとお気づきかと思いますが、「悪性」とついていますね。この悪性が「がん」のことを指していますので、当然、がん保険の対象となります。

悪性脳腫瘍

悪性脳腫瘍は大きく2つに分類されます。

  • 原発性脳腫瘍
  • 転移性脳腫瘍

原発性脳腫瘍は脳神経細胞や脳を包む膜、血管など多くの細胞が存在していますが、その細胞が異常に繁殖し、健康な脳の働きを阻害している病気です。


転移性脳腫瘍は乳がんや肺がんなど、他の部位のがんが脳に転移してなってしまう病気です。


細かく分類すると、100種類以上に分けられ、それぞれに適切な治療方法があります。

脳腫瘍はがん保険の対象?

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫はリンパ性白血病と勘違いされやすい病気ですが、実は違います。


悪性リンパ腫はリンパ系組織中のリンパ球系細胞ががん化したもので、リンパ性白血病は骨髄中のリンパ系球細胞ががん化したものです。


違う病気ではありますが、同じリンパ球の病気なので症状は似ていることが多いです。


このリンパ系組織は全身にあるため、全身の部位で発症する可能性があります。

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まとめ:白血病はがん保険の対象?適用外?


ここまで白血病はがん保険の対象となるのか?や白血病について解説してきました。


まとめ

  • 白血病はがん保険の対象
  • 白血病は進行速度により、急性と慢性に分類分けされる
  • 治療方法は抗がん剤などの化学治療がほとんど
  • 治療費は保険適用内であればそこまで高額にならない
  • 保険適用外であれば全額自己負担で高額になる
  • がん保険は保険適用の治療と保険適用外の治療の両方に備えられるものがおすすめ

繰り返しになりますが、治療方法や治療費は人によって様々です。これらの知識を参考にご自身にあった治療方法やがん保険を選んでいただくことが何より大切になってきます