
▼新NISAで月3万円積み立てた場合の10年後、20年後、30年後の運用資産額
利回り | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
---|---|---|---|
3%の場合 | 419万円 | 984万円 | 1,748万円 |
5%の場合 | 463万円 | 1,217万円 | 2,446万円 |
7%の場合 | 513万円 | 1,522万円 | 3,508万円 |

この記事の監修者 谷川 昌平 フィナンシャルプランナー
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー、証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」
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この記事の目次
- 新NISAで月3万円投資しても意味ない?運用益をシミュレーション
- 利回り3%の場合:10年後・20年後・30年後
- 利回り5%の場合:10年後・20年後・30年後
- 利回り7%の場合:10年後・20年後・30年後
- 月3万円投資するなら何をすべき?無料FP相談を活用して自分にピッタリの運用方法を把握しよう
- 新NISAで月3万円投資するのと預貯金では将来的にいくら差が出る?
- 20代の場合
- 30代の場合
- 40代の場合
- 50代の場合
- 新NISAで月3万円投資するならこんな方がおすすめ!
- コツコツ長期積み立てができる方
- 月3万円の投資資金の他に貯蓄を確保できる方
- 月3万円投資をする場合の賢い新NISAの使い方とは?
- 無料で専門家に資産運用のプラン設計をしてもらう
- クレカ積立でポイントを貯める
- 自分の投資スタイルに合った銘柄に投資する
- 新NISAの積立額が3万円だときついと感じる場合の対処法
- 積立額の見直し
- 積立頻度の見直し
- 支出の見直し
- 専門家に相談
- 【まとめ】新NISAで月3万円投資しても意味ない?運用益をシミュレーション
新NISAで月3万円投資しても意味ない?運用益をシミュレーション
▼新NISAで月3万円投資したときの運用益シミュレーション
- 利回り3%の場合:10年後・20年後・30年後
- 利回り5%の場合:10年後・20年後・30年後
- 利回り7%の場合:10年後・20年後・30年後
利回り3%の場合:10年後・20年後・30年後
(左右にスクロールできます)
運用期間 | 元本 | 運用資産額 | 運用益 |
---|---|---|---|
5年 | 180万円 | 193.9万円 | 13.9万円 |
10年 | 360万円 | 419.2万円 | 59.2万円 |
15年 | 540万円 | 680.9万円 | 140.9万円 |
20年 | 720万円 | 984.9万円 | 264.9万円 |
25年 | 900万円 | 1338万円 | 438万円 |
30年 | 1080万円 | 1748.2万円 | 668.2万円 |
利回り5%の場合:10年後・20年後・30年後
(左右にスクロールできます)
運用期間 | 元本 | 運用資産額 | 運用益 |
---|---|---|---|
5年 | 180万円 | 203.4万円 | 23.4万円 |
10年 | 360万円 | 463.1万円 | 103.1万円 |
15年 | 540万円 | 794.5万円 | 254.5万円 |
20年 | 720万円 | 1,217.4万円 | 497.4万円 |
25年 | 900万円 | 1,757.2万円 | 857.2万円 |
30年 | 1080万円 | 2,446.1万円 | 1366.1万円 |
利回り7%の場合:10年後・20年後・30年後
(左右にスクロールできます)
運用期間 | 元本 | 運用資産額 | 運用益 |
---|---|---|---|
5年 | 180万円 | 213.6万円 | 33.6万円 |
10年 | 360万円 | 513.2万円 | 153.2万円 |
15年 | 540万円 | 933.3万円 | 393.3万円 |
20年 | 720万円 | 1,522.6万円 | 802.6万円 |
25年 | 900万円 | 2,349.1万円 | 1449.1万円 |
30年 | 1080万円 | 3,508.4万円 | 2428.4万円 |
月3万円投資するなら何をすべき?無料FP相談を活用して自分にピッタリの運用方法を把握しよう

余裕資金ができたら、月3万円で資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
貯蓄を続けても良いのですが、貯蓄を続けた場合と、資産運用で利回り3%を維持し続けた状態とでは、10年、20年の長期視点で見ると資産形成の結果に大きな違いが出てしまいます。
3%の利回りが維持できなかったとしても、貯蓄のみの場合とでは金額に大きな違いが現れるのは否めません。元本割れのリスクは伴うものの、長期視点でカバーできる範囲であれば、リスクを抑えることは可能です。

新NISAで月3万円投資するのと預貯金では将来的にいくら差が出る?
20代の場合
20歳から80歳までの60年間、毎月3万円を預貯金した場合と新NISAで投資をした場合、将来どれくらい金額の差が生まれるのでしょうか。

- 預貯金:2,160万円
- 新NISAで月3万円投資:8,316万円
- 差額:6,156万円
※利回り5%の場合
※新NISAの場合は非課税保有限度額の総枠1,800万円を上限として計算
預貯金に限度額はないため、預貯金は毎月3万円を60年間積み立てたとして計算します。
また、新NISAの非課税保有限度額は総枠1,800万円までなので、20歳から70歳の50年間で総額の1,800万円を投資した後、70歳から80歳までの10年間は新規積立をせずに、ほったらかし運用をしたものとします。
30代の場合
30歳から80歳までの50年間、毎月3万円を預貯金した場合と新NISAで投資をした場合、将来どれくらい金額の差が生まれるのでしょうか。

- 預貯金:1,800万円
- 新NISAで月3万円投資:7,708万円
- 差額:5,908万円
40代の場合

- 預貯金:1,440万円
- 新NISAで月3万円投資:4,448万円
- 差額:3,008万円
50代の場合
50歳から80歳までの30年間、毎月3万円を預貯金した場合と新NISAで投資をした場合、将来どれくらい金額の差が生まれるのでしょうか。

- 預貯金:1,080万円
- 新NISAで月3万円投資:2,446万円
- 差額:1,366万円
新NISAで月3万円投資するならこんな方がおすすめ!

- コツコツ長期積み立てができる方
- 月3万円の投資資金の他に貯蓄を確保できる方
コツコツ長期積み立てができる方
新NISAで月3万円投資することに向いているのは、コツコツ長期積み立てができる方です。
金融庁のNISA早わかりガイドブックでは、1989年以降、毎月同 じ金額ずつ国内外の株式と債券に 積立投資を行ったとき、金融商品の保有期間が5年の場合、元本割れになることがあったのに対し、それ以上の長期間積立では、元本割れがなかったというデータを提示しています。
長期積み立てをすることによって、元本割れをする確率を下げることが期待できます。
※上記はあくまでシミュレーションであり、将来の投資成果を予想・保証するものではありません。
※日本株式、海外株式といった具体的な指数等への言及は、あくまで例示のために行っているものであり、金融庁が具体的な指数やそうした指数を用いた商品等への投資を推奨するものではありません。
※参考:金融庁
月3万円の投資資金の他に貯蓄を確保できる方
新NISAで月3万円投資することに向いているのは、 月3万円の投資資金の他に貯金を確保できる方です。
金融庁の「投資の基本」では、日常生活に必要な資金を自由に引き出せる貯蓄として、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は投資に回すことがよいとしています。
新NISAはいつでも引き出すことができますが、短期間運用の場合元本割れの可能性もあるため、貯蓄を備えておくことをおすすめします。
※参考:金融庁
月3万円投資をする場合の賢い新NISAの使い方とは?

▼月3万円投資をする場合の賢い新NISAの使い方とは?
- 無料で専門家に資産運用のプラン設計をしてもらう
- クレカ積立でポイントを貯める
- 自分の投資スタイルに合った銘柄に投資する
無料で専門家に資産運用のプラン設計をしてもらう
月3万円の投資を新NISAで始める前に、専門家に無料で資産運用のプラン設計をしてもらいましょう。専門家には主にFP(ファイナンシャルプランナー)、証券会社員、銀行員の選択肢があります。
FPは新NISAや保険相談、住宅ローン等ライププラン全般に関する相談が可能です。証券会社では、新NISA制度の利用を含む、金融商品についての相談がピンポイントで可能です。
銀行では、貸付や教育ローン等の相談をすることができます。
まずはFPに相談し資産運用を総合的に判断するアドバイスをもらう、その次に自分に新NISA制度を活用した投資が必要だと判断したあとに、証券会社・銀行への相談をすることをおすすめします。
クレカ積立でポイントを貯める
新NISAの積立方法は、銀行口座の自動入金や金融機関での直接入金もありますが、クレカ積立の場合は定期的にクレジットカードの利用代金として決済することができます。
クレカ積立は、少額から投資が可能で、ポイントが還元されるところもあります。また、券口座にクレジットカードを紐付けておくことで、毎月決まった日に自動で決済することができるため、手続きが簡単になります。
毎月の積立額の上限が設定されていたり、指定された日しか積立ができないこともあるので、自身のクレジットカードを確認してみましょう。
自分の投資スタイルに合った銘柄に投資する
自分の投資スタイルに合った銘柄に投資してみましょう。あなたはどのタイプの投資スタイルですか?
- 少額投資で株主優待が欲しい
- リスクを少なくしてゆっくり資産を成長させたい
- 利益が出たらすぐに確定したい
- ハイリスクハイリターンに挑戦してみたい
- 攻防バランスよく資産を成長させたい
新NISAの積立額が3万円だときついと感じる場合の対処法

毎月の積立が家計を圧迫して生活が苦しいと感じたときは、積み立てをストップすることができます。
積み立てをストップする方法として、「積立停止」「途中解約」「口座解約」の3つの方法があります。新NISAはいつでも積立をストップすることが可能ですが、デメリットも確認してからストップするようにしましょう。
積立額の見直し
毎月の積立金額3万円がきつく感じ始めた場合、積立額の見直しは良い対処方法の一つです。無理なく長期間継続することが、新NISA活用の大事なポイントです。途中で辞めてしまうよりも、積立額を見直して継続した方が良い結果を得やすいでしょう。
積立金額が厳しいと感じ始めたら、家計の収支を改めて確認しつつ、毎月捻出できる金額をあらためて導き出しましょう。状況が好転したら再度3万円の積立額に戻すこともできます。無理のない範囲で長く資産運用を継続していくことが大切です。
積立頻度の見直し
毎月の積立金額を見直す方法のほかには、積立の頻度を見直す方法もあります。新NISAにおいて積立頻度は特に決められていないため、ボーナスをもらうタイミングでまとめて投資する、という運用方法も有効です。
必ずしも積立にこだわる必要はありません。運用成果のことを考えると、少しの金額を積み立てるよりも、まとまった金額を一気に投資した方が、見返りが大きいです。
支出の見直し
支出の見直しは、積立額を維持するための根本的な解決策の一つです。見直しの際はまず固定費からチェックしましょう。通信費や保険料、サブスクサービスなど、毎月定額で支払っているものの中に、削減できる項目がないか確認します。
次にチェックするポイントは変動費です。食費や交通費、娯楽費などを家計簿アプリを使って可視化します。節約が必要な場合は、自炊を増やす、公共交通機関を利用する、趣味の頻度を調整するなどの方法が考えられます。
専門家に相談
新NISAの積立が負担に感じる場合は、専門家への相談によって新たな解決策を見出せることもあります。お金の専門家であるFPなら、状況やライフプランを総合的に分析し、無理のない積立額や投資配分を提案してくれるでしょう。
その他には、家計の見直し方や新NISA以外の資産形成方法との組み合わせ方など、多角的な視点からアドバイスを受けることもできます。専門家はリスク許容度や目標に合わせて、長期視点での最適なプランを考えてくれます。
【まとめ】新NISAで月3万円投資しても意味ない?運用益をシミュレーション

新NISAを使った月3万円の積立投資は、大いに意味のあるものです。
実際に想定利回りでシミュレーションしてみると、運用せずに3万円を積み立てた時との違いに驚く方も多いでしょう。投資期間が長くなればなるほどその差は顕著になり、20代や30代から積立投資を継続した場合では、将来的に数千万円もの違いが生じてしまいます。
資産運用を始めてみたいものの、資産運用の方法がわからない、積立金額を毎月捻出できるかわからない、という方はマネーキャリアへ相談してみてはいかがでしょうか。マネーキャリアの経験豊富なFPが、個別にぴったりの運用方法を提案してくれます。
何度相談しても費用はかかりません。オンライン相談にも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

金利が変動する投資商品にはハイリスク・ハイリターンの商品があります。
商品を選ぶときに気を付ける点として、自分が持っているもリスク許容度を把握したうえで銘柄を決めることが大切です。