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▼この記事を読んで欲しい人
  • がん保険に加入しようか迷っている女性
  • がん保険の選び方がわからなくて困っている女性
  • がん保険の保障内容がどんなものがあるかわからない人
  • 奥さんにがん保険をすすめたい男性
  • 娘にがん保険を加入させようかと考えている人
  • 保険の見直しをしていてがん保険の必要性がわからない人
▼この記事を読んでわかること
  • がん保険の必要性
  • がん保険の選び方
  • がん保険のタイプ
  • がん保険の具体的な保障内容
  • 女性ががん保険を選ぶときの注意点

がん保険の選び方がわからず、加入に迷っている女性もいるのではないでしょうか。この記事では、女性のがん保険の選び方について解説しています。自分に合ったがん保険を選ぶポイントや注意点以外にも、がん保険の保障内容についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

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女性のがん保険のおすすめの選び方

女性には、特有のがんがあり男性に比べて、若いうちからがんに罹患する人も多いのが現状です。

身内や友達ががんにかかったという話を聞けば、次は自分かもと不安に感じている人もいるでしょう。

この記事では、女性のがん保険の選び方を解説していきます。
  1. 女性のがん保険の必要性を考える
  2. 付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぶ
  3. 大まかな保険のタイプを選ぶ
  4. 入院保障と通院保障の金額を決める
  5. 診断給付金の金額と保障内容を決める
  6. 終身タイプか定期タイプにするか決める
  7. がん先進医療特約を付けるか決める 
  8. 支払える保険料の目安を決める
がん保険の選び方がわからない人や、これからがん保険に加入しようかと考えている人はぜひ参考にしてください。
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女性のがん保険の必要性を考えよう

がん保険が不要か必要かを考えることがまずは重要です。


女性と一言で言っても、年齢や結婚の有無、ライフステージによって必要な保障は変わってくるでしょう。


未婚で扶養する家族がいない女性に手厚い死亡保障はそこまで必要ないですし、専業主婦には働けなくなったときの就業不能保障は不要ですね。


しかし、結婚の有無やライフステージに関わらず、どの女性にも等しくあるものが、がんにかかるリスクです。


下記の表の通り厚生労働省の「令和元年全国がん登録 罹患数・率 報告」によると、50代までは女性は男性に比べてがんに罹患する人が多いのが現状です。




さらに女性には、乳がんや子宮がんなど女性特有のがんがあり、年齢が若くても普通のがんより罹患するリスクが高い特徴があります。


抗がん剤治療の副作用で髪が抜けたときのウィッグ代や差額ベッド代などは、公的医療保険ではカバーできません。


このようにがんに罹患した場合、治療費だけでなくさまざまな費用に備えることも必要です。

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付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぼう

それでは、順番にがん保険の選び方を解説していきましょう。


選び方最初の方法は、付けたい保障と保険料の目安を決めてから商品を選ぶ、です。


がん保険の代表的な保障内容は、以下の通りです。

  • 診断給付金(一時金)
  • 入院給付金
  • 通院給付金
  • 手術給付金
診断給付金は、がんと診断されたらまとまった一時金を受け取れます。

入院給付金は、がんの治療を目的として入院した日数×入院日額で算出。

通院給付金は、がんの治療を目的として通院した日数×通院日額で算出。

手術給付金は、がんの治療を目的とした所定の手術を受けた場合に受け取れます。

一般的に、手術の種類に応じて、がんの入院日額に10倍や20倍など所定の倍率で算出された給付金を受け取りますが、商品によっては、契約時に金額を決めるものもあります。

がん保険に毎月いくらくらい保険料を支払えるのか、そのほかの支出項目と、収入のバランスを考慮して目安の保険料を決めましょう。

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大まかながん保険のタイプを決めよう

大まかながん保険のタイプを決めましょう。


がん保険には、大きくわけて4つのタイプがあります。

  1. 診断給付金タイプ
  2. 入院給付金タイプ
  3. 治療給付金タイプ
  4. 実損填補タイプ

診断給付金タイプは、がんと診断されたときに受け取る診断給付金をメインとした保障です。

まとまったお金を受け取ることで、治療費以外にも差額ベッド代や入院時の衣類・日用品などの購入にも充てることができるメリットがあります。

入院給付金タイプは、入院したときの日額給付金がメインとなる保障です。

長引く入院治療にも備えることができますが、入院をしない治療をおこなう場合には保障が足りないこともあるでしょう。

治療給付金タイプは、手術や放射線治療などのがん治療をおこなったときに受けとれる給付金がメインの保障です。

治療給付金だけでは、差額ベッド代や入院中の食事などの治療費以外の費用をカバーできない可能性もあります。

実損填補タイプは、実際に治療にかかった費用を保障するもの。
自由診療も対象になっているので、高額な先進医療を受けても安心です。

保険会社の商品にもよりますが、どのタイプの契約にも特約でそれぞれを付帯することも可能です。

自分がどのタイプの保障が良いかを決めることが、がん保険の選び方の最初のポイントです。

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入院保障と通院保障の金額を決める


次に、入院保障と通院保障の金額を決めましょう。


入院保障は、契約時に決めた日額に入院した日数を掛けた金額を受け取れる保障です。


通院保障も、同様に日額に実際に通院した日数を掛けた金額が受け取れます。


医療技術が発達し、現在は入院日数も短期化される傾向にありますが、入院と通院の日額設定をしっかり設定していれば安心して治療に望めますよね。


日額5,000円や10,000円などが主流ですが、治療費以外の費用も考慮して設定するといいでしょう。


がんの治療によっては、入院をせずに通院で治療するものもあります。


通院特約は、退院後の通院を保障するものに限定している商品もあるので、がん保険を選ぶときは、退院後の通院なのか、入院しなくても受け取れるかどうか確認しましょう。


入院保障と通院保障の金額を決めることも、選び方において大事なポイントです。

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診断給付金の保険金額・保障内容を決める

診断給付金の金額と保障内容の決定はがん保険を選ぶ中でも非常に重要です。


がんと診断されたら受け取れる診断給付金は、がん保険では必要性の高い保障です。


診断給付金の金額設定は、一般的に50万円や100万円単位で設定可能です。


治療の選択で、公的医療保険の適用外の自由診療を受けたいと考えている人や、自営業など治療のために仕事を休むと収入が減ってしまう人は、保障金額を多めに設定するといいでしょう。


給付条件は、「最初にがんと診断されたとき」のほかに、治療を続けていれば、「毎年受け取る」や「2年に1回」などさまざまです。


さらに、給付の回数も「初回のみ」や「通算5回」などの回数制限があるものもあれば、「無制限」と回数制限がないものもあります。


悪性新生物とみなされない、上皮内がん(上皮内新生物)が対象になるかどうかも考慮にいれましょう。


そのため、診断給付金が半分になる保障もあるので、不安な人は悪性新生物と同額の給付金が受け取れる保障が安心でしょう。

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終身タイプにするか定期タイプにするか決める

次の選び方は、終身タイプか定期タイプにするか決めることです。


保険には、終身タイプと定期タイプの2タイプがあります。


終身タイプは、保障は一生涯で保険料もずっと変わりません。

いったん契約すると一生涯の保障が得られ、保険料も変わらないため家計管理がしやすいメリットがあります。


定期タイプは、保障期間が一定期間で、期間の満了以降は保障がなくなるため、その時点で保険に入りなおすか再度考える必要があります。


さらに、保険期間中に病気になってしまうと、満了以降に再度保険に加入しづらくなるのがデメリットです。


しかし、一定期間の決まった期間しか保障がないので、保険料が安いというメリットがあります。


終身タイプと定期タイプの特徴を踏まえ、どちらのタイプに加入するか決めましょう。

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がん先進医療特約を付けるか決める

がん治療には、健康保険の適用にならない先進医療の治療があります。


先進医療特約とは、先進医療を受けたときのかかった技術料の金額を給付金として受け取れる保障です。


先進医療の代表的なものに、陽子線治療や重粒子治療がありますが、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。


現在、重粒子治療は300万円を超える技術料がかかるといわれています。


先進医療特約を付加すると、保険期間を通算して2,000万円までの先進医療の技術料が保障されます。


特約保険料は、月100~200円くらいなので、付帯しても大きな負担にはなりません。


すでに医療保険の加入があり、その医療保険に先進医療特約が付帯されていれば保障が重複しますので、医療保険の内容確認も必要です。


以上を踏まえて、がん先進医療特約を付けるかどうか決めましょう。

支払える保険料の目安を決める

がん保険の選び方最後は、支払える保険料の目安を決めることです。


保障タイプや日額の金額をいくらに設定するか、特約を付けるか付けないかなど、いろいろ希望が出そろったことでしょう。


最後は、がん保険の保険料をいくらぐらいに設定すれば、毎月の収入から支払うことができるか目安を決めましょう。


すでに食費や日用品の購入費、電気代や水道代など、毎月いろいろな項目の出費がありますよね。


がん保険に加入するということは、毎月の出費項目が1つ増えるということになりますから、毎月無理のない範囲で払える保険料にしなければいけません


保険料が払えず、失効や解約することになってしまったら、保険加入の意味もなくなります。


支払える保険料の目安を決めることもがん保険の選び方で大事なポイントの一つです。

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条件に合うがん保険を探して加入する

ここまで、具体的ながん保険の選び方を解説してきました。


がん保険にはどんな保障があるか、どのくらいの金額の準備が必要かなどを知ることで、自分が必要だと思うがん保障の内容が明確になってきたことでしょう。


日本では、多数の保険会社が存在し、それぞれが特徴あるがん保険を販売しています。


いくつかの保険会社のがん保険を比較検討するときには、ネットの保険比較サイトを利用するといいでしょう。


マネーキャリアにもがん保険の比較ページがありますので、ぜひ一度使って、自分に合ったがん保険を見つけてください。

女性ががん保険を選ぶなら保険の専門家に相談するのがおすすめ


がん保険の選び方がわかり、ネット上で保険会社のがん保険の紹介を読んでも、自分に合った最適な保険を選ぶことはなかなか大変だなと思った人もいるのではないでしょうか。


どの商品が自分に合っているのかわからなくて困ったときは、保険のプロに相談することもおすすめです。


保険のプロなら、豊富な知識でその人それぞれの悩みや希望などに合わせて最適な保険を選んでくれますよ。


相談満足度98.6%のマネーキャリアでは、無料の保険相談サービスをおこなっています。


女性のファイナンシャルプランナーも多数在籍しているので、女性のお客さんも安心して相談できますね。


保険のプロに相談したい方は、以下のボタンから相談の申し込みをしてください。

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女性ががん保険を選ぶ際の注意点

それでは最後に、女性ががん保険を選ぶ際の注意点を解説します。


がん保険の選び方と一緒に参考にしてください。


以下が、女性ががん保険を選ぶ際の注意点3つです。

  • 通院治療の保障を重点的に付けるのがおすすめ
  • 他の保険の保障の重複に注意
  • 持病を持っている人は加入が難しいこともある
それでは、詳しく解説していきましょう。

通院治療の保障を重点的に付けるのがおすすめ

最初の注意点は、通院治療の保障を重点的に付けるようにすることです。


少し前までのがん治療といえば、長期間の入院で手術により切除して治すものがほとんどでした。


しかし、医療技術が発達していくなかで、入院をせずともがんの治療が可能となってきており、現在では、がん治療は入院から通院へと変わってきています


従来の通院保障は、入院して治療を行い、退院後の通院に対して保障が受けられるものですが、時代にそぐわなくなりました。


がんの三大療法と言われる「放射線療法」や「化学療法」は、通院での治療が増えてきていますので、入院を伴わない通院での治療を保障するものがおすすめです。


他の保険の保障の重複に注意

他の保険の保障の重複に注意も必要です。


がん保険とは別に、医療保険の加入をしている人も多いのではないでしょうか。


万が一、病気になったときに備える医療保険ですが、がんになって治療のために入院した場合も、この医療保険からも入院給付金が受け取ることができます。


がん保険の「入院給付」と重複してしまいますね。


入院給付に限らず、通院や手術給付も保障内容によっては、重複する可能性がでてくるでしょう。


万が一に備えて保障を手厚くしていては、その分支払い保険料も多く支払うことになります。


すでに医療保険の加入がある人は、がん保険の申し込み前に、医療保険の保障内容の確認が必要です。

持病をお持ちの方は加入が難しい場合も

最後の注意点は、持病をお持ちの方はがん保険の加入が難しい場合もあることです。


保険の加入時には、現在の健康状態などの告知が必要です。


がん保険には、がん専用の告知があり、必ず聞かれる項目は、「今までにがんにかかったことがありますか」とがんの既往歴です。


その他にも、最近の病院での診察や投薬、健康診断などで再検査をすすめられたかなどもあります。


すべてウソをつかずありのままを告知しなければいけません。


既往歴によっては、今後がんにつながる病気もあるため、保険加入を断る保険会社もあります。


よって、持病をお持ちの方はがん保険の加入が難しいこともあります。

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まとめ:女性のがん保険の選び方

女性のがん保険の選び方をテーマに解説してきました。


女性には乳がんや子宮がんなど、女性特有のがんもあり、若いうちからがんにかかる率は男性よりも高いです。


昨今の治療状況を踏まえて保障内容を選び、自身のライフステージに合わせて、自分に合ったがん保険を選ぶことが大事です。


がん保険は、がんにかかってからでは加入はできません。  


今回の記事の選び方や注意点を参考に、自分に合ったがん保険に加入しましょう。

がん保険について専門家に無料で相談する
記事監修者「谷川 昌平」

この記事の監修者谷川 昌平
フィナンシャルプランナー

東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。