
「独立系FPに相談しようか悩んでいる」「独立系FPにどのような特徴があるのか、基本的な事が知りたい」このような悩みを抱える人は多いでしょう。そこで本記事ではFPの種類や独立系と企業系、自分合ったfpを見つける方法について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
目次を閉じる独立系fpに相談するのはおすすめ?
こんにちは。
マネーキャリア編集部です。
このように悩んでいる人も少なくないでしょう。
FPにもさまざまな形態があり、相談の幅や質なども違いがあります。
そのため、どんなFPを選ぶかが重要になってきます。
「自身の相談内容にマッチしていないFPを選んで失敗した…」なんてことは避けたいですよね。
この記事では、
- 独立系FPとはどういったものか
- 独立系FPを探す方法やおすすめのサイト紹介
- 信頼できないFPの特徴
などをわかりやすく解説します。
「FPについてはよくわからないけど、これから相談しようと思っている」といった人にも参考になれば幸いです。
独立系fpとは?企業系fpとの違いは?
FPは相談者の夢や目標に向かって、ライフスタイルや家計状況などの把握と分析を行います。
相談者の希望にそったライフプランや資産設計を行い、援助していくのが活動の目的ですね。
FPはそれぞれ、
- FPとして起業
- 金融機関で働く
- 一般企業で働く
などのキャリアを選ぶことができます。
中でも、一般的に起業して自身の力で相談業務を行っていくのが独立系FPです。
また、金融機関や一般企業に所属する場合は企業系FPと呼ばれています。
ここからはさらに独立系FPに注目してみましょう。
- 独立系FPと企業系FP
- 独立系FPには3種類
- 独立系FPでも100%中立じゃないことも
独立系fpと企業系fp
独立系FPと企業系FPの違いを確認していきます。
まず、それぞれの特徴を表で見てみましょう。
FPの種類 | 形態 | 特徴 |
---|---|---|
独立系FP | 企業に属さずに独立 | 中立の立場から相談 有料の場合が多い |
企業系FP | 企業や金融機関に所属 | 自社の商品知識が豊富 無料の場合が多い |
独立系FPの特徴
独立系fpには3種類
独立系FPは大きく分けて3種類に分かれます。
- 完全に中立
- 複数の企業から収入を得る
- 企業に所属している
中立な立場からの相談を希望する場合は、完全に中立のFPが望ましいですね。
しかし、相談料は有料の場合が多いので注意が必要です。
独立していながらも、複数の企業から収入を得るFPもいます。
例えば、保険商品を扱っている場合、相談者に見合った提案をするためにさまざまな保険会社と手を組む必要があります。
しかし、企業に所属していないため、まだ中立な立場を保っている状態です。
完全に企業の所属となると、企業系FPとなんら変わりはありません。
独立系fpでも100%中立じゃないことも
独立系FPが100%中立であるとは言えません。
基本的に相談者にあった相談や商品提案を行ってくれていますが、偏りが生まれてしまう場合もあります。
さまざまな企業の商品の取り扱いがあれば、それぞれの商品の強みや受け取れる収入額には違いがあって当然です。
「この商品は収入がいいから、これをメインで勧めよう」といったことも、当然考えられるわけですね。
FPもビジネスですから、完全に中立という立場は難しいのかもしれません。
fp(ファイナンシャルプランナー)としての資格や検定を紹介
FPはお金に関するスペシャリストのため、豊富な知識を持ち合わせています。
その豊富な知識から、私たちに最適なプランや人生設計などのアドバイスをしてくれているわけですね。
そんなFPには主に3つの資格が存在します。
- 「CFP®資格」(上級資格)
- 「AFP資格」(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格
- FP技能士(1~3級)
「CFP®資格」(上級資格)
CFP®資格は日本FP協会が主催する試験のひとつです。
金融資産や保険、不動産といった全6科目に合格する必要があり、取得難易度もかなり高い資格になっています。
受験するためには、後に解説するAFP資格の取得が必須です。
CFP®資格の特徴は、米国のCFPボードとの業務提携によって国内に導入された点ですね。
CFP®資格は世界24カ国に導入されており、約15万人以上の資格保有者が世界で活躍しています。
簡単に言えば、「世界的に認められているFP資格」です。
つまり、より高い専門性や実務経験を持っているFPと言えます。
CFP®資格の日本国内の有資格者は、日本FP協会の調べによると約2万人となっています。
日本のFP人口が85万人を超えると言われている中、さほど有資格者は多くないような状況です。
「AFP資格」(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格
AFP資格も同じく日本FP協会が主催する資格のひとつです。
FPとしての十分な基礎知識の把握から、相談業務における適切なアドバイスや提案が行える人に与えられます。
難易度的にはCFP®資格よりも優しいため、後で解説するFP技能士とあわせて資格取得を目指すパターンが多いですね。
資格取得のためには、日本FP協会が認定する教育機関の「AFP認定研修」修了が条件のひとつです。
研修ではFPに必要なコンプライアンスから、さまざまな専門知識までをしっかり学習することができます。
また、事前にFP技能検定2級に合格している必要があります。
あらかじめ、FPとしての知識をつけている段階からの資格取得になるため、FPとしての信頼のおける資格のひとつです。
FP技能士(1~3級)
FPとして活動するための基本的な資格となるのがFP技能士です。
上記で紹介した2つの資格とは異なり、FP技能士は国家試験となります。
現在は金融や保険の業務を行う人だけでなく、主婦や会社員でも資格にチャレンジする人が増えてきました。
暮らしのさまざまな場面で役に立つことから、人気の資格のひとつでもあります。
試験に至っては、
- リスク管理、金融資産運用といった学科試験
- 相談業務などの実技試験
に分かれており、あらゆる知識や経験が必要です。
試験難度は1級になるほど難しくなり、より専門性や相談者にあった提案力が求められます。
相談すべきおすすめの独立系fpの特徴
どうせ相談をしてお金を払うのであれば、しっかりと自分の悩みや不安を解決してくれるようなFPにお願いしたいものです。
相談にうってつけな独立系FPは、
- ライフプランに寄り添った提案をしてくれる
- 多くの知識を持って総合的な視点から提案してくれる
- 親近感がある
①ライフプランに寄り添った提案をしてくれる
自分のライフプランに沿った提案をしてくれるFPに相談をお願いしましょう。
FPに相談するのは、
「自分の人生設計をしたい」
「自分にあった資産形成を見つけたい」
といった目的からですよね。
相談者によって解決したい問題は人それぞれですが、なるべく自身の状況を理解してもらうのが問題解決の近道です。
親身になって話を聞いてくれる、悩みや不安を掘り下げて確認してくれるなど、なるべく自身の思いに寄り添ってくれるFPを選択するべきでしょう。
②多くの知識を持って総合的な視点から提案してくれる
多くのFPが豊富な知識を持っていますが、そのFPの提案がひとりよがりなものであってはなりません。
相談者の悩みや不安をしっかり把握して、総合的な視点での提案が必要になります。
総合的な視点では、
- 相談者のライフプランの把握
- 現在の社会の仕組みや流れを把握・分析
- 多くの商品の知識や特徴の把握
など、相談者に対して偏りのない提案が求められます。
相談者の現在から未来の悩みや不安を解消するためには、さまざまな角度から相談者を見つめることが大切なんですね。
特に、相談業に特化している独立系FPは、こうした総合的な視点からの提案に強い方が多いです。
③親近感がある
親近感のあるFPは相談しやすいため信頼も得られやすく、人気が高いです。
FPへの相談内容は、友達に話すような軽いものではありませんよね。
人生設計やお金などのデリケートな話題ですから、「安心して話ができるか」という視点は大切になってきます。
仮に無愛想な人が担当になったとしたら、自分の状況などを話す気にならない人がほとんどです。
親近感があれば安心して話すことができ、相談もスムーズに進めることができるでしょう。
独立系fpを探す2つの方法を紹介
ここでは独立系FPを探す2つの方法について解説します。
具体的には以下の通りです。
- FP事務所のHPの記載を確認
- セミナーに参加
fp事務所のHPの記載を確認
一番手っ取り早い方法とすれば、FP事務所の公式ページの参照です。
この時に注意したいのが、「取扱商品に関する記載があるか」という点です。
FP事務所は保険商品や金融商品など、取り扱いのある商品に関してはHP内に明示しないといけないルールがあります。
しかし、仮にHPで「こんな商品を扱っている」と掲載されてあっても、蓋を開けてみるとそんな商品どころか、商品数も限りなく少ないといったケースも。
そのため、中立な立場からの相談はおろか、自分の相談内容に的確なアドバイスがもらえない可能性もあります。
セミナーに参加
独立系FPは先ほど解説した通り、セミナーを定期期に開催しています。
こうしたセミナーに参加することで、相談の機会を得られる場合があります。
セミナー時でも注意しておきたいのは、取り扱い商品の説明があるかという点です。
セミナーでは必ず会社紹介があるため、
- 金融商品なら金融商品取扱業者
- 保険商品なら保険代理店
などと紹介されます。
ここでも取り扱い商品から、中立な立場で相談してもらえるかといった判断が必要ですね。
また、商品の取り扱いがない場合は、相談料が発生するFPである可能性が高いです。
仮に相談を検討しているのであれば、事前に料金や相談内容について確認しておくのがおすすめです。
ネットで独立系fpを探す方法を紹介
実際にネットで独立系FPを見つけるなら、「FP 相談」といったキーワードでネット検索をかけるのがおすすめです。
ここでは「FP情報検索サイト」を例にFPを探してみます。
FP情報検索サイトのHPでは、
- エリア
- 相談内容
- 条件
独立系fpに相談するなら何を重視して選べばいいの?
実際に自分にあった独立系FPを選ぶには何を重視するべきなのでしょうか。
具体的には以下のような項目を重視しましょう。
- 相談分野で選ぶ
- 相談の範囲で選ぶ
- FPの実務経験や相談件数で選ぶ
- FPの理念やコンセプトをチェック
相談分野で選ぶ
FPが得意とする相談分野を重視しましょう。
自身の相談したい内容がFPの得意分野でなければ、的確な提案やアドバイスが受けられない可能性があるからです。
例えば、不動産運用について相談したい場合、不動産関係に強みを持っているFPに相談する方がより専門的なアドバイスがもらえそうですよね。
自身の相談内容とFPの相談分野がマッチすることで、相談者にとってより良い相談が行えます。
相談の範囲で選ぶ
相談分野だけでなく、相談の範囲にも注目したいところです。
なぜなら、相談してもらいたい範囲によって必要なステップは変わってくるからです。
具体的には、
- 相談のみ
- 相談+解決策(商品の購入など)
fpの実務経験や相談件数で選ぶ
FPの実務経験や相談件数なども重視します。
いくら知識が豊富なFPであっても経験が不足していれば、具体的な悩みや不安に対する提案ができない可能性があるからです。
そのため、実務経験や相談件数といった実績は、相談者が安心して相談できるための重要なポイントのひとつと言えます。
FP事務所のHPや個人の紹介ページでは、経験や実績について記載されている場合がほとんどです。
相談前には必ずFPの経験や実績を確認しましょう。
fpの理念やコンセプトをチェック
FPが掲げている理念やコンセプトも目を通しておきましょう。
これらの内容には、
- 相談者がどんな姿になってもらいたいか
- 相談ではどのような態度、対応で相談者と接するのか
こんなfpには注意!信頼できないfpとは?
良いFPを探すためには、信頼できないFPの特徴についても押さえておくことが大切です。
信頼できないFPには以下のような特徴があります。
- 金融機関に所属している
- 執筆や講演活動が中心
上記のようなFPは、公平性や中立性の面から信用できない可能性があるため注意が必要です。
金融機関に所属している
金融機関に所属している、いわゆる企業系FPは商品を購入してもらうことで利益を得ています。
そのため、相談者の利益よりも、自分たちの利益を優先してしまうFPも少なくありません。
また、強引な勧誘や商品と関係のない相談には対応が冷たいなど、悪い評判が多いのも確かです。
企業系FPの全てが信頼できないとは限りませんが、中立的立場からの相談を行いたい場合は注意しておく必要があるでしょう。
執筆や講演活動が中心
独立系FPでは先ほどお伝えしたように、本の執筆やセミナーなどを行う人もいます。
注意したいのは、執筆や講演活動がメインとなっているFPです。
確かに、FPとしての知識は豊富にあるかもしれません。
しかし、実際に実務経験や実績が伴っていない場合も少なくないでしょう。
経験や実績が少ない場合のデメリットは先ほどお伝えした通りですね。
相談したいFPにしっかりと相談実績があるかを確認しておきましょう。
独立系fpに相談するときの流れを確認!
独立系FPに相談するとなれば、事前に押さえておきたいポイントがあります。
相談をスムーズに進めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 無料相談を利用しよう
- 相談前の事前準備
- セカンドオピニオンを利用しよう
①無料相談を利用しよう
まずは無料相談を利用してみましょう。
独立系FPは有料相談の場合が多いですが、無料で相談に応じてくれる場合もあります。
その提案やサービスの質は、有料や無料だからといって基本的には変わらないです。
しかし、無料相談の多くは商品購入の手数料を収入としていることから、完全に中立な立場での相談ができるとは限りません。
この点にはあらかじめ注意が必要です。
まずはお試し感覚で無料相談から始めてみるのがよいでしょう。
②相談の流れ
FPとの相談は以下のように進めていきます。
- FPへの相談の申し込み
- 実際にFPと会う・オンラインで対面
- 相談内容を伝える
- 自身の現状を把握
- 提案やアドバイスをしてもらう
③相談前の事前準備
相談時に自身の状況をしっかりFPに伝えるために、事前に書類や情報の整理を行っておきましょう。
例えば、保険の相談を行う場合、保険証書を持参することで相談がスムーズに進みやすいです。
また、
- 自身がどんな人生設計を行いたいか
- 現在の家計状況
- 家族構成や収入と支出の割合
など、あらかじめFPに伝える情報やその根拠となる書類などを整理しておくとよいでしょう。
④セカンドオピニオンを利用しよう
特定のFPに相談するだけでなく、セカンドオピニオンを利用しましょう。
相談した結果、「なんだか思っていたのと違う」ということはよくある話です。
ここで違うFPに相談できれば、また違った観点から相談内容に対してアプローチしてもらえるかもしれません。
最初から自分にマッチしたFPを探すのは困難ですから、複数のFPに相談してみることを検討しましょう。
独立系fpを探せるサイト3選を紹介
「独立系FPを探そうにも、いろんなサイトがあって迷ってしまう」という人も少なくないでしょう。
サイトごとに紹介しているFPの数や質も違ってきますので、「いかに良質なFPを紹介しているサイトを見つけることができるか」がポイントですね。
ここでは独立系FPを探せるサイトを3つ厳選して紹介します。
以下の3つのサイトがおすすめです。
- FP情報検索サイト
- お金の健康診断
- FPコンサルティング
①FP情報検索サイト
FP情報検索サイトは、個人で活動を行っている独立系FPを探すことができる大手サイトです。
全国で活躍するFPを検索することができるのが特徴ですね。
また、FPの情報もわかりやすく、
- 初回相談料
- 面談可能エリア
- 得意分野
- 対応可能場所
②お金の健康診断
お金の健康診断は、チャットを通じて自身の相談を行うことでさまざまなFPからコメントをもらえるサービスです。
登録社数は100社以上、経験者は10万人を超え、FPや利用者にも人気の高いサービスとなっています。
その魅力は簡単な質問に答えるだけで、家計状況を自動診断してくれるところです。
家計情報を確認したFPが、経験や知識に基づいた提案やアドバイスをしてくれます。
わざわざ対面せずに相談を済ませることができるので、会社勤めで忙しい人でも隙間時間に利用できるのがポイントです。
③FPコンサルティング
FPコンサルティングは、20年以上の相談実績のあるFP相談サービスです。
相談件数は年に2,000件を超え、個人のお金に関する幅広い悩みや不安を解決してきました。
独立系FPだけで構成されているため、中立的な提案が期待できます。
さらに、各分野のさまざまな専門家とのネットワークによって、より専門性の高い相談を実現することができます。
そのため、ひとつの窓口であらゆる相談が可能です。
また、相談のみならず、
- 保険選びや加入のサポート
- 住宅ローンの選択や借入の支援
など、実行援助も可能としているため、相談者からの評判が高いのも納得です。
どのFPに相談すべきか迷ったらマネーキャリアのFPに相談すべき理由
「自分のライフプランを設計してもらいたい」
「資産運用をどのように行っていくべきか迷っている」
こうした悩みや不安からFP相談を検討している人は多いですよね。
上記で紹介したサイト以外に、マネーキャリアでも無料FP相談に対応しています。
マネーキャリアは、知識と経験が豊富なFP3,000名と提携する日本最大級のFP相談サービスです。
相談はスマホだけで完結することができ、オンライン相談にも対応。
相談者のあらゆる悩みを聞き取る中で、その人にあった最適な提案が可能です。
そうしたことからも、顧客満足度は93%と高水準を実現しています。
ぜひ、マネーキャリアの無料FP相談を検討してみてください。
まとめ:まずは無料相談を利用しよう
独立系FPの特徴や相談方法などについて解説しました。
今回のまとめとして…
- 独立系FPは相談業務を主としているため、中立的な立場からの提案が可能
- 複数の企業から収入を得ているFPもいるため、完全に中立とは限らない
- 独立系FPには総合的な視点からの提案や親近感が求められる
- ネットやセミナーなどに参加して独立系FPを探してみよう
- FPの得意分野や相談範囲にも注目してみる
- 金融機関に所属していたり、執筆や講演をメインにしているFPは注意
単にFPと言ってもさまざまな形態があるのがわかりましたね。
特に独立系FPは中立的な立場から相談に乗ってもらえるので、自身の生活の強い味方になってくれますよ。
まずは、無料相談から利用してみるのをおすすめします。
マネーキャリアでは、他にも読んで頂きたい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。