近年、無料でできる保険相談の認知度が高まっています。しかし、無料で相談できる理由はどこにあるのでしょうか?
内容をまとめると
- 無料保険相談のカラクリは主に保険会社からの販売手数料。
- 無料保険相談は必ずしも中立とは言えない。中には販売手数料が高い商品ばかりを押し売りするケースもある。
- しかし、事前に対策をとっていれば満足度の高い面談になる。
- マネーキャリアでは、中立的な立場で一人ひとりにピッタリの保険商品を提案します。
監修者 井村 那奈 フィナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー。1989年生まれ。大学卒業後、金融機関にて資産形成の相談業務に従事。投資信託や債券・保険・相続・信託等幅広い販売経験を武器に、より多くのお客様の「お金のかかりつけ医を目指したい」との思いから2022年に株式会社Wizleapに参画。
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この記事の目次
- 保険相談が無料でできるカラクリとは?3つの理由を解説
- 1|保険会社からの販売手数料
- 2|価値の高いサービスの提供
- 3|集客目的
- カラクリのある無料保険相談は中立なのか?
- 販売手数料が高い保険を勧められる
- 保険会社が株主となっている保険相談窓口には注意
- おすすめの無料保険相談窓口3選
- ①マネーキャリア
- ②ほけんのぜんぶ
- ③ほけんの窓口
- 中立な無料保険相談の見分け方・選び方を3つ解説
- 担当者の態度に注目
- 商品の押し売りの有無
- 過去の相談の口コミ・体験談を確認
- カラクリのある無料保険相談の事前準備
- 1|相談目的を明確にする
- 2|目星をつけている保険の資料請求を行う
- 3|保険相談前にあらかじめ保険の知識を調べておく
- カラクリのある無料保険相談に引っかかったら?【クーリングオフ】
- 無料保険相談のメリット・デメリット
- 無料保険相談を有効活用するための注意点
- ①保険相談窓口のセールストークを知っておく
- ②保険相談で勧められた保険はその場で加入せずに持ち帰る
- ③強引に保険の加入を勧められたら必ず断る
- ④保険相談窓口は1つだけでなく複数利用するのがおすすめ
- 【まとめ】無料保険相談のカラクリは保険会社の販売手数料
保険相談が無料でできるカラクリとは?3つの理由を解説
無料で保険の相談ができるカラクリとは何でしょうか?保険の相談員もボランティアでないので、収益が必要なはずです。
結論から申し上げますと保険相談が無料でできるのは、相談者が保険を契約すると保険会社から販売手数料をもらえるからです。
しかしながら、「販売手数料」のためだけに相談を行っているわけではありません。これから、保険相談が無料でできる3つの理由について詳しく解説していきます。
1|保険会社からの販売手数料
保険相談で相談者が保険契約を行った場合、販売手数料を受け取ることができます。
このような金銭的な恩恵があるため、保険相談窓口は無料で保険相談を実施することができているのです。
2|価値の高いサービスの提供
1|保険会社の手数料にて、保険相談が無料でできる主な理由は「保険を契約した際の手数料収入」であることをお伝えしました。
しかし、その手数料は「契約を続けていただく」ことによって継続的に受けとることができるのです。
つまり、契約していただいた商品を、他社で乗り換えることなく長く継続していただくことも重要です。
そのためには「無料」かつ「質の高い」相談を体験していただき、お客様と並走できるようなサービスであると感じていただくことが重要です。
3|集客目的
理由3つ目は「集客目的」です。近年、保険の相談先が増加傾向にあり保険相談サービス同士の競争が激化しています。
保険の相談を有料にしてしまうと、「担当者と合わない」ということが起きてしまい、その場合相談料が無駄になってしまいます。
そうなってしまうと、サービスをより深く吟味する必要が出てきてしまい、その結果気軽に相談してくれるお客様が少なくなることにつながります。
カラクリのある無料保険相談は中立なのか?
カラクリのある無料保険相談は本当に中立なのでしょうか?
結論から申し上げますと販売手数料というカラクリがある限り「担当者が全員中立である」とは言えないでしょう。
繰り返しになりますが、相談窓口は保険の契約によって収入が生まれます。契約に仕向けるような面談になってしまうのは自然なことです。
販売手数料が高い保険を勧められる
相談先の主な収入源は保険の契約手数料です。高い手数料率の商品を成約すれば、それだけ報酬が増えます。
したがってビジネスの観点から、手数料率が高い商品を勧めたくなるのは自然とも言えます。
さらに、手数料率は公表されていないので、相談者は自分が「手数料の高い商品を勧められている」自覚もありません。商品の良し悪しは素人には判断がつかないのです。
保険会社が株主となっている保険相談窓口には注意
大規模に運営している保険相談窓口の多くは保険会社が株主となっています。相談窓口には各保険会社から「今月はこの商品を何件売って欲しい」という要請が来ます。
保険会社からすればそのように誘導するのは当然です。相談窓口からすれば、株主である保険会社の要望を優先してしまいます。
株主の意向・利益を尊重するのは資本主義経済の中では当然のことだからです。
おすすめの無料保険相談窓口3選
こちらでは、中立の無料保険相談ができるという意見が多かった相談先を厳選して3つ紹介していきます。
おすすめの保険相談窓口はこちらです。
①マネーキャリア
- 専門家のプロフィールや口コミを見ることができる
- 相談範囲が広い
- 取扱保険会社が50社以上
- 何度でも相談無料
マネーキャリアの最大の特徴は、専門家のプロフィールと、相談者からの口コミを見ることができる点です。
相談日まで担当者がわからない保険相談窓口が一般的ですが、マネーキャリアであれば事前に担当者の口コミが確認できるので相談前の安心感が違います。
また取扱保険会社が50社以上であるため、自分に合った保険が必ず見つかります。
②ほけんのぜんぶ
続いておすすめの保険相談窓口は、「ほけんのぜんぶ」です。
- 子育て世代からの評判が高い
- プレゼントキャンペーンが豪華
- 累計申込件数が21万件
- 何度相談しても無料
ほけんのぜんぶは、子育て世代からの評判が高い保険相談窓口です。子供の出産、入学、卒業などを控えている方はほけんのぜんぶでの保険相談を検討してみましょう。
評判が良い理由の一つに、豪華なプレゼントキャンペーンを実施していることが挙げられます。プレゼントは多種多様で、牛肉やお米、ハンドクリームなどから選べます。
③ほけんの窓口
- 相談員の男女比が50%
- 全国の店舗数は780店舗以上
- 50社以上の取り扱い保険会社数
- 年間124万件の相談実績
ほけんの窓口は全国に780店舗以上を展開しており、知名度の高さが魅力です。ほけんの窓口は以下のような方におすすめです。
- 店頭で気軽に相談したい。
- 相談実績がある窓口で相談したい。
- 対面で保険の見直しをしたい。
中立な無料保険相談の見分け方・選び方を3つ解説
ここまで保険相談が無料でできるカラクリやおすすめの無料保険相談窓口3選ついて解説してきました。
では、実際に中立的な面談をしてくれる無料の保険相談窓口を見分けるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
正しい無料保険相談の見分け方は、大きく以下の3点です。
- 相談員の態度に注目
- 商品の押し売りの有無
- 過去の相談の口コミを確認
担当者の態度に注目
無料保険相談だからといって、担当者の対応が雑である場合は要注意です。
カラクリのある無料保険相談では前述のように相談窓口にとって販売手数料の高い保険商品を勧めてくることもあり、契約の見込みがないことがわかると態度が一変してしまうことも。
この場合は、担当者や相談窓口を変更しましょう。
商品の押し売りの有無
無料保険相談の中では、保険の新規加入や乗り換えの検討を行うのが一般的です。
相談中に、納得できる理由もなく保険商品を勧めてくる場合は要注意です。
特にカラクリのある無料保険相談だと、販売手数料の高い商品を一方的に勧めてくる可能性もあり、まれに契約を急かされることも。
過去の相談の口コミ・体験談を確認
無料の保険相談は実際にどのようなものなのか、体験してみないとわからないですよね。
そこで有効なのは口コミ・体験談です。
たとえ人気のある相談員でも性格や価値観などの相性があるので、事前に担当者の雰囲気や得意分野・性格などを知るには口コミを確認するほかありません。
マネーキャリアでは、全専門家の口コミや経歴の確認が可能で、安心して相談することができます!
カラクリのある無料保険相談の事前準備
ここまでで、中立的な無料保険相談窓口の選び方やおすすめの無料相談窓口について解説してきました。
しかし、相談は予約して終わりではなく、相談の内容が最も重要です。ここからは無料保険相談を成功させるための事前準備のポイントについて解説していきます。
無料保険相談の満足度は、担当者のスキルや性格によって変化しますが、実は事前準備によっても満足度が180度変わるのです。
以下では、無料保険相談をする前にしておきたい3つの事前準備を紹介します。
1|相談目的を明確にする
無料保険相談に行く前に、保険相談でどんなことを相談したいのか、自分の言葉で説明できるようにしておくのがベストです。
からくりのある無料保険相談にとって、あいまいな目的で保険相談に来た人は絶好のターゲットになります。
なぜなら、そのような人には保険商品のデメリットを説明する必要がなく、セールストークだけで商品の契約を勝ち取ることができる可能性が高いからです。
無料保険相談の目的を言語化することができていれば、相談員の甘い言葉に騙される可能性も低くなります。
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2|目星をつけている保険の資料請求を行う
保険ショップが行っている保険相談の前に、複数の保険会社から資料請求をしておきましょう。
「自分で調べるのだったら、わざわざ無料保険相談をする必要はないのでは?」と思われるかもしれませんが、自分の力で特徴や商品の違いを比較することは容易ではありません。
資料請求で気になる商品の前提知識を得たうえで、無料保険相談で商品ごとの特徴や比較するうえでの項目の優先順位など「自分で解決できない範囲をサポート」してもらうというのが最も効率的です。
3|保険相談前にあらかじめ保険の知識を調べておく
無料保険相談では、保険の知識がなくても気軽に相談ができます。
ただしあまりにも無知であると、保険相談で担当者が何を言っているのかがわからない上に、カラクリのある無料保険相談にひっかかりやすくなってしまいます。
無料保険相談の前に知っておきたい保険の知識の例は以下の通りです。
- 保険料の相場
- 定期保険・終身保険など保険の種類
- 特約の種類
カラクリのある無料保険相談に引っかかったら?【クーリングオフ】
無料保険相談のカラクリに引っかかってしまっていることに気づかず、保険商品を契約してしまう場合もあると思います。
保険商品をすぐに解約したい場合はクーリング・オフを利用しましょう。
クーリング・オフは商品を契約してから一定の期間内であれば、無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除することができる制度です。
「一定の期間内」というのは、保険商品だと契約日を含めて8日以内を意味します。
詳しい内容は国民生活センターのHPに記載されているのでそちらをご覧ください。
無料保険相談のメリット・デメリット
これまでに紹介してきたからくりから見た、無料保険相談のメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
無料保険相談窓口のメリット
- 複数の保険を比較・検討できる
- 保険のプロから中立の立場で保険選びのアドバイスを受けられる
- なによりも相談料が無料!
- 保険窓口の営利目的で商品を勧められる可能性がある
- 担当者によって保険相談の質が異なる
- 強引な勧誘を受ける可能性がある
無料保険相談を有効活用するための注意点
次に無料保険相談のその他の注意点について解説します。
無料保険相談が不安な人も、注意点を知っておけば安心して相談を受けることができるでしょう。
①保険相談窓口のセールストークを知っておく
保険相談窓口で保険のセールスがあることは当然と覚悟しておいた方がいいでしょう。無料のカラクリを知れば当然のことです。相談員は保険を売らなければ収入を得ることができません。
しかし、その「カラクリ」自体が問題というわけではありません。問題なのは、相談者にとって不必要で高コストの保険のセールスをされることです。
注意すべきセールトークとしては以下のようなものがあります。
- 「掛け捨てではなくてお金が貯まる保険です」
- 「通貨分散の観点から日本円だけではなく外貨を持ってみませんか?」
- 「ご褒美で祝金がもらえるお得な保険です」
- 「日本人の2人に1人ががんにかかるんです」
「掛け捨てではなくお金が戻ってくる保険です」
販売手数料は終身保険が高く、掛け捨ての定期保険は低く設定されています。終身保険は昔から貯蓄好きの日本人の受けがいいので保険会社としても売りやすい商品です。
しかし、今の低金利下で「貯蓄」は「貯蓄」、「保険」は「保険」と両社を分けるべきだという金融専門家の意見も多くあります。
ただ販売手数料が高いからという理由でセールスをしてくるようであれば注意しましょう。
「通貨分散の観点から外貨建ての保険はいかがですか?」
外貨建保険も比較的代理店手数料の高い商品です。
確かに、低金利の日本円と比較すると外貨の金利は魅力的です。保険に当てはめても保険料が割安になったり、恩恵もあります。
しかしながら、外貨を保有するための選択肢は保険以外にも存在します。なぜ保険である必要があるのかを意識して検討しましょう。
「ご褒美で祝い金がもらえるお得な保険です」
祝い金がある方が得する感じがしますよね。これも人間の感情心理を利用した巧妙な罠です。
「祝い金」はどこから出ているのか考えてみましょう。「祝い金」は保険加入者の支払う保険料から出ています。保険会社が自腹を切っているわけではないのです。
したがって、「祝い金のある保険」の保険料は、「祝い金」のない保険」の保険料よりも高くなります。と考えれば、「祝い金」があるから「得」ということにはなりません。必要かどうかよく考えましょう。
「日本人の2人に1人はがんにかかります」
がん保険で使われる典型的なセールストークです。ここでお伝えしたいのは、決してがん保険自体が不必要であると言いたいわけではありません。
認識すべきは人間は不安な状態になると合理的に判断することができなくなる傾向があるということです。
保険というのは、死亡や怪我・病気といった不安に対して備えるものなので、様々なセールストークで不安を煽られる傾向があります。
しかし、大切なのは不安を感じた時こそ「万が一の場合、実際にいくら必要なのか?預金や別の方法で備えることはできないのか?」と、客観的に検討することが重要なのです。
②保険相談で勧められた保険はその場で加入せずに持ち帰る
保険相談で保険を勧められたらその場での加入は避けましょう。必ず自宅に持ち帰って検討することです。
担当者は、もっともな理由をつけて保険商品を提案します。その理由は頷けるものばかりでしょう。日を改めるのが面倒だとついその場で加入しようと思うかも知れません。
しかし、相手は保険のプロであると同時にセールスのプロでもあります。巧みなセールストークで相談者をその気にさせることなどたやすいものです。
③強引に保険の加入を勧められたら必ず断る
保険の相談窓口で、自分の意に反して強引に保険の加入を勧められたら、はっきりと断るようにしましょう。理由を聞かれるかもしれませんがその質問にまともに答えてはいけません。
なぜなら、相手は多種多様な切り返し話法を準備しているからです。安易に回答すると勧誘が長引いてしまったり、押し切られて結局契約をしてしまうという最悪のパターンになってしまいます。
よって、「私にはその商品は必要がない」ときっぱり断ることが大切です。
④保険相談窓口は1つだけでなく複数利用するのがおすすめ
保険相談窓口は1つだけではなく、できるだけ複数利用するようにしましょう。
保険商品は商品ごとに販売手数料がまちまちですが、販売手数料が公表されていないため、割高であるのかを判断するのは困難です。
そこで複数の保険相談窓口で商品を比較することをお勧めします。
【まとめ】無料保険相談のカラクリは保険会社の販売手数料
ここまで無料保険相談のカラクリや相談前の対策について解説してきました。
最後にポイントをまとめておきましょう。
- 無料保険相談のカラクリは、保険会社からの販売手数料。
- このカラクリによって無料保険相談が完全に中立的な立場であるのは難しい。
- ただし事前に対策をとれば無料保険相談を有効活用することができる。
- 無料保険相談をするならマネーキャリアがおすすめ
無料保険相談のカラクリを理解したうえで上手に活用して、あなたの保険やお金の悩みを解決しましょう。しかし、数多くある保険相談窓口から自身にあった窓口を選ぶことは困難です。
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