- 住宅ローンに三大疾病特約をつける人の割合を知りたい人
- 団信に三大疾病特約を付けるか悩んでいる人
- 三大疾病特約を扱う金融機関を知りたい人
- 三大疾病特約の保障内容と加入率
- 三大疾病特約が必要かどうかの判断方法
- 住宅ローンに三大疾病特約を扱うおすすめの金融機関
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住宅ローン団信に三大疾病特約は必要か?保障内容や加入率・契約期間中に三大疾病特約を使う確率から、特約をつける人といらない人について考察します。さらに住宅ローンに三大疾病特約や7大疾病特約をつけることができる金融機関をご紹介します。
この記事の目次
目次を閉じる- 住宅ローン団信の三大疾病特約をつける人はどれくらいいるのかというデータはない
- 住宅ローン関係なく三大疾病の保障を付ける人はどれくらいいいる?
- 【補足】そもそも住宅ローン団信の三大疾病特約とは?
- 住宅ローン団信の三大疾病特約はいらないのか必要なのか判断するポイント!つける?つけない?
- 住宅ローン団信の三大疾病特約を付けるのがおすすめな人
- 住宅ローン団信の三大疾病特約を付けるのをおすすめできない人
- 住宅ローン団信の三大疾病特約を付ける際に知っておきたいこと
- 住宅ローン団信の三大疾病特約をつけることのできる金融機関を紹介
- まとめ:住宅ローン団信の三大疾病特約をつける人はどれくらい?三大疾病特約はいらない?必要?
住宅ローン団信の三大疾病特約をつける人はどれくらいいるのかというデータはない
団信に三大疾病特約をつける人がどのくらいいるのか気になりますよね?
残念ながら三大疾病特約の加入率データはありません。
三大疾病特約は支払い範囲が限定的です。
該当すれば特約をつけていて良かったと思うはずですが、どれだけの人が該当するのかと考えれば、該当しない人の方が多いのが実情でしょう。
しかし加入していないと、住宅ローンは当初契約の返済が終わるまで続きます。
主な収入を得ていた人に万が一のことがあった場合、残された家族が代わりに返済を続けなくてはなりません。
そうならないように加入している人が多い保険なのでしょう。
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住宅ローン関係なく三大疾病の保障を付ける人はどれくらいいいる?
生命保険文化センターの調査によると、三大疾病保険の平均加入率は令和元年時点で36.1%、30代~50代だと平均で40%以上という調査結果が出ています。
生活者のニーズも高い保険といえます。
年齢が上がるにつれて加入者が増加しているのは、年齢が上がるにつれて、病気(特に三大疾病)の発症リスクを考える人が多くなるためと思われます。
単体の三大疾病保険は、がん・心疾患(急性心筋梗塞)・脳血管疾患(脳卒中)の三大疾病に対する保障と、死亡・高度障害保障を兼ねた保険です。
三大疾病で所定の状態になった場合に保険金が支払われると、その時点で契約は消滅します。
死亡保障だけでなく、治療のために保険でそなえる人が多いこともわかります。
将来のリスクに堅実にそなえたい人に三大疾病保障は選ばれるのでしょう。
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【補足】そもそも住宅ローン団信の三大疾病特約とは?
三大疾病とは「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の3つの病気のことです。
三大疾病特約で保障が適用される所定の状態は以下のとおりです。
病名 | 一般的な三大疾病保障が適用される所定の状態 |
---|---|
がん | 所定のがん(悪性新生物)と初めて診断確定されたとき
※上皮内がんや、皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がんは除外 |
急性心筋梗塞 | 急性心筋梗塞を発病し、60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したとき ※労働の制限を必要とする状態とは、軽い家事や事務などの座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態のこと |
脳卒中 | 脳卒中を発病し、60日以上マヒや言語障害など他覚的な神経学的後遺症が継続したとき |
三大疾病は日本人の死因の約4割を占めます。
発病すれば入院が長引いたり、継続治療が必要となる場合も多くあります。
高額の医療費がかかるため、生活への支障などに備えることを目的とした保険です。
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住宅ローン団信の三大疾病特約はいらないのか必要なのか判断するポイント!つける?つけない?
特約が必要かいらないかは、非常に悩ましい問題でしょう。
住宅ローンの契約期間中に、自分が三大疾病になるリスクがどれくらいあるか予測できないからです。
住宅ローンの契約期間は最長で35年です。
しかし多くの方は繰り上げ返済などを活用して、60~65歳までに完済を目指します。
住宅ローンの契約期間は30歳~65歳ごろまでが多いということです。
65歳に完済するとしても、年々残債は少なくなります。
加入するかどうかは慎重に検討しましょう。
住宅ローンの返済中に三大疾病特約を使う確率はどのくらいか把握しておこう
厚生労働省資料「平成29年9月傷病分類別にみた年齢階級別退院患者の平均在院日数」のデータによると、
心筋梗塞での入院期間は平均19.3日。
年齢別では、15~34歳で10.0日。35~64歳で9.0日です。
65歳以上でも22.2日で退院しています。
脳卒中(脳血管疾患)での入院期間は平均78.2日ですが、15~34歳が25.6日です。
ガンに関しても平均で17.1日で、35〜64歳では13日となっています。
このデータから、三大疾病特約を使う確率は低いと考えられます。
三大疾病保障が適用される所定の状態になる病状であれば、入院は長引くと推測できるからです。
保障のための金額が住宅ローンに上乗せされる
保障のための金額は、住宅ローンの金利に上乗せされます。
上乗せされる金利は金融機関で異なります。
金融機関 | 上乗せ金利(年) |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 0.3% |
ソニー銀行 | 0.2% |
イオン銀行 | 0.2% |
三井住友銀行 | 0.3% |
たとえば、0.24%の上乗せで計算すると、借入金額3,000万円、返済期間30年で、借入金利が1.32%から1.56%になった場合の総返済額は、約124万円増加するのです。
通常の団信の保険料0.2%、総返済額換算で約101万円の保険料に上乗せして支払う金額のため、合計で約225万円の保険料を支払うことになります。
借り入れ額や返済期間が決まれば、金融機関のホームページで返済額を試算できます。
特約を付けた場合と付けない場合の返済額を比べてみましょう。
住宅ローン団信の三大疾病特約の口コミは確認しておこう
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住宅ローン団信の三大疾病特約を付けるのがおすすめな人
三大疾病特約を付けるのがおすすめな人は、以下のような人です。
- 生活習慣病が気になる人
- リスクが心配な人
- 貯蓄の少ない人
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住宅ローン団信の三大疾病特約を付けるのをおすすめできない人
- 住宅ローンの借り入れ額が少ない人
- 貯蓄に余裕がある人
- 既存の保険でカバーできる人
住宅ローンについてのお悩みがあるなら、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。
経験豊富なFPに相談すれば、ライフプランや収入、家族構成などを分析してもらい、住宅ローンについて最適なアドバイスをもらうことが可能です。
でも、FPに相談するにも自分で優秀なFPを探すのは大変ですよね。
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住宅ローン団信の三大疾病特約を付ける際に知っておきたいこと
三大疾病特約を付ける際に知っておきたいことは、以下の6つです。
- 毎月の返済金額は高くなる
- 住宅ローン団信の三大疾病特約の解約は不可
- 既に入っている保険の見直しをする必要が発生する
- 保障の適用条件が比較的厳しい
- 住宅ローンの返済分の保障だけしかつかないことが多い
- 健康状態や年齢によっては加入できないこともある
毎月の返済金額は高くなる
前述した通り、三大疾病保障特約をつければ、住宅ローンの金利が年0.2%~0.3%ほど高くなります。
当然、毎月の返済額も大きくなります。
特に住宅ローンの借入額が大きい人や返済期間が長い人ほど、返済負担も重くなるのです。
住宅ローン完済までの何十年間も、多くローンを支払うのは大きな負担になります。
万が一にそなえる保険の加入について考える際には、その保険の保障の対象となる事態に該当する可能性と保険料負担を照らし合わせて検討しましょう。
なぜなら、万が一の場合に備える保険のために生活が苦しくなってしまうのであれば本末転倒ですよね。
不測の事態も起こりうるため、資金計画を長期で考えるのは難しいものです。
余裕を持った返済プランをたてましょう。
住宅ローン団信の三大疾病特約の解約は不可
三大疾病特約は住宅ローンの返済中に途中解約はできません。
一般の生命保険の特約のように途中で解約することも、途中で付加することもできないという特徴があります。
したがって、金利が上乗せされた返済額をずっと支払い続けることになります。
どうしても解約したい場合は住宅ローンを借り換えて三大疾病を付加しなければ、解約したと同じと言えます。
住宅ローンの金利が下がったタイミングが借り換え時ですが、借り換えには保証料や手数料が発生します。
実際の諸費用は金融機関によって異なります。
コストを加味した上で、借り換えのメリットがあるのか判断しましょう。
保証料や事務手数料を含めた諸費用は、金融機関のシミュレーションサイトで試算できます。
既に入っている保険の見直しをする必要が発生する
既存の生命保険と医療保険の見直しが必要になります。
なぜなら現在支払っている保険料に団信の保険料も加わると、保険料が家計の負担になるからです。
団信の三大疾病保障特約付きには、以下の保障があります。
- 死亡したとき
- 高度障害状態になったとき
- 三大疾病で所定の状態になったとき
既存の保険の保障内容とくらべてください。
保障内容が重複するなら、既存の保険を解約・減額するかを検討します。
団信は基本的に死亡や高度障害時や三大疾病で所定の状態になったときに、住宅ローンの残債が相殺されます。
それ以外の病状で働けない状態になった場合、住宅ローンの支払いは続くのです。
団信ではカバーできない働けなくなった際のリスクにも備える必要があります。
保障の適用条件が比較的厳しい
三大疾病保障は、一般的にがん以外の適用条件は厳しいと言えます。
保障条件は下記の通りです。
- 急性心筋梗塞: 急性心筋梗塞を発病し、60日以上労働の制限を必要とする状態 が継続したとき
- 脳卒中: 脳卒中を発病し、60日以上マヒや言語障害など他覚的な神経学的後遺症が継続したとき
該当する病名と診断されても、60日以内に完治したり、60日経過しても障害が残るような重症でない場合は適用対象外になってしまいます。
医療が進歩したため入院期間や治療期間は、年々短くなっています。
日本には高額療養費制度もあるので、高額な入院費用は請求されません。
特にがん保険に加入しているなら、三大疾病保障は不要と感じる人もいるでしょう。
がんの特約のみの場合は金利の上乗せがない商品も登場しています。
たとえば京都銀行の「がん診断保険金特約付団体信用生命保険」(がん団信)です。
住宅ローンの返済分の保障だけしかつかないことが多い
一般の医療保険の場合は、所定の三大疾病特約保険金と入院給付金が支払われます。
しかし 団信の三大疾病特約の保障内容は、万が一のことがあったときにローンの残額を金融機関が一括返済することです。
借り入れ額が少ないとローンの残高も少ないです。
借り入れ額が少ない人にとっては、必要ない保障かも知れませんね。
万が一の場合はローンの残高がゼロになることで、入院や手術を受けたときの一時金や給付金での保障はありません。
保障のある三大疾病特約も一部にはあります。
このため入院や手術・差額ベッド代などの費用は自身で用意しなければなりません。
三大疾病特約という名称が同じでも、保障内容は大きく異なります。
健康状態や年齢によっては加入できないこともある
加入するときには健康状態の告知が必要です。
既往症がないかなど、健康状態を正しく告知しなければなりません。
持病があったり既往症によっては加入できないケースもあります。
ローンの借り入れ金額が3,000万円以上、あるいは5,000万円以上など高額になる場合は、健康診断結果証明書の提出が必要になります。
保険会社側の判断で医師の診断が必要になるケースもあります。
借り入れ金額が大きくなると、体況査定が厳しくなるということです。
一般の保険と違って、加入年齢は完済時期からさかのぼって考える必要があります。
なぜなら住宅ローンは長期契約になるため、加入年齢は満50歳までなど若いのが特徴です。
80歳まで加入可能な一般の医療保険とくらべると、年齢制限は厳しいと言えます。
住宅ローンについてお悩みを抱えていませんか?
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談すれば、あなたのライフスタイルや将来のビジョンに合わせて、住宅ローンについて最適なアドバイスをもらえます。
だけど、信頼できるFPを探すのは大変…
そんな時は「マネーキャリア」などの無料FP相談窓口を利用しましょう。
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さらに、FPとの相談も0円!手軽にスマホからオンライン相談も予約できます。
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住宅ローン団信の三大疾病特約をつけることのできる金融機関を紹介
三大疾病保障特約をつけることのできる金融機関を3つご紹介します。
- 三菱UFJ銀行
- ソニー銀行
- auじぶん銀行住宅ローン
上記の3つの銀行の三大疾病特約は、通常の団信の三大疾病特約より保障が手厚くなっているため、おすすめです。
それぞれの保障内容の特徴を比べて、自分に合うプランを探してみてください。
金融機関のシミュレーションサイトで試算してみましょう。
三菱UFJ銀行
「7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉」は、三大疾病保障の適用条件が他の金融機関より幅広くなっています。
急性心筋梗塞・脳卒中の適用条件が「入院を開始したとき」です。
三大疾病以外の4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)も補償されます。
4つの生活習慣病の補償内容
- 働けない状態が30日を超えて継続した場合、毎月の返済負担を最長1年補償
- 働けない状態が1年30日を超えて継続した場合、住宅ローン残金が0円
ソニー銀行
3大疾病団信(3大疾病保障特約付き団信)は、上乗せ金利年0.2%という安さです。
がん保障に特化した団信特約を付帯できる商品内容も魅力です。
- 急性心筋梗塞:「急性心筋梗塞を発病し、その急性心筋梗塞の治療を直接の目的として、病院または診療所において手術をうけたとき」
- 脳卒中:「脳卒中を発病し、その脳卒中の治療を直接の目的として、病院または診療所において手術をうけたとき」
脳卒中・急性心筋梗塞の保障条件も「手術を受けたとき」が含まれます。
一般的な保障条件より使いやすい内容になっています。
auじぶん銀行住宅ローン
がん50%保障団信の特徴をまとめました。
- がんと診断された場合、住宅ローン残高の50%が保険金として支払われます
- 急性心筋梗塞または脳卒中を発病し所定の状態なったり、所定の手術を受けた場合、住宅ローン残高の50%が保険金として支払われます
- 肝疾患または腎疾患を発病し60日以上継続入院した場合、住宅ローン残高の50%
が保険金として支払われます - すべてのけが・病気で入院が継続180日以上となった場合、住宅ローン残高相当額が保険金として支払われます
- すべてのけが・病気で入院が連続して31日以上になった場合、以降入院が継続して30日に達するごとに毎月の住宅ローン返済額が給付金として支払われれます
まとめ:住宅ローン団信の三大疾病特約をつける人はどれくらい?三大疾病特約はいらない?必要?
住宅ローン団信に三大疾病特約は必要か?
三大疾病特約の保障内容と増加する返済額を確認して、特約をつけるかつけないかを判断してください。
契約期間中に三大疾病特約を使う確率は、必要か不要かの判断材料の1つにしてください。
つけない場合は、万が一のときにどう対応できるかを考えておきましょう。
金融機関によって、三大疾病特約の保障内容は異なります。
返済額と保障内容をくらべて検討してください。